おたよりから


Vol.2で、李禹煥さんの「線より」をとりあげていらしたので、以前からの「?」を伺ってみようと思います。実は、この作品を、ほぼ同時期に数ヵ所でみつけたことがあります。初めのうちは、あまり気にも留めずにいたのですが、どこでみた作品もタイトルは「線より」となっており、どうやら連作のうちの一作でもない様子。(略)是非とも、この作品のことを、もっとくわしく教えて下さい。(東京都・高梨綾恵)


「線より」は1枚ではありません。「線より」シリーズの1枚と考えていただいて結構です。それでは、なぜ李氏が何枚も「線より」シリーズを描いたのでしょうか? 点や線は李氏にとっての宇宙観と考えられます。李氏自身、「宇宙の森羅万象は点から始まり点に還るという。(略)すべては点と線の集合と散乱の光景である」と述べています。なお、「線より」シリーズは、1971年に「点より」シリーズとともに制作が開始されました。そして、1983年、東京画廊でこれらのシリーズの終わりを告げる個展を開いています。(編集部・磯崎)


今回(Vol.4)の緊急特集を読んでアートって何だろうって改めて考えさせられました。私は現代美術が好きだとか言ってるわりには、まだどこかに額縁に入ってるものが、ガラスケースの中に入っているものがアートだと思いこんでるところがあったんだなあってためいきが出ます。(清水市・荒木瑞予)

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*本ページの内容は、1995年11月1日発行当時のものです。



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