特 集
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■水戸芸術館友の会:水戸芸術館のすばらしさをアピールするサポーター
水戸芸術館の友の会が発足して今年で6年目になります。会員も順調に増え、平成9年度末で1,720名を数えました。水戸芸術館の友の会ですから、芸術に関心のある人たちの集まりであることは当然ですが、同時にサポ−タ−として広く一般の方々に水戸芸術館のすばらしさをアピ−ルしてくださる人たちです。ですから、チケットの早期予約、レストランやミュ−ジアムショップでの割引といった特典のほかに、水戸芸術館の活動をより詳しく知っていただくために催し物案内やチラシを定期的にお送りしています。また、友の会ならではのイベントを会員向けに企画して、芸術の楽しさを存分に味わっていただけるよう努力しています。例えば、他の美術館で開催されている展覧会を企画担当学芸員の解説付きで見学したり、第一線で活躍している評論家に講演をしていただいたり、話題の劇団や演奏家を招聘したりと、事業の多様化を図っています。ほかにも、3カ月に一度、機関誌TOWERを発行しています。内容としては、友の会の主催事業の報告や予定、内外の芸術関係者のインタビュ−やエッセ−、会員の声などが主なところです。TOWERは、広報、通信、記録、批評など様々な役割を担って、会員と水戸芸術館のかけ橋になっています。
TOWER
このようにこの5年間、質、量とも十分とは言えないまでも、ある程度評価していただけるような内容の活動はしてこられたのではないかと思っています。年々会員の数が増えていることも私どもには大きなはげみですが、同時に重い責任も感じています。
これから友の会としてどのような方針で事業を進めていくか、6年目の年を迎えて、しっかりと議論をしていかなくてはならないでしょう。今後の課題として次の2つがあげられると思います。
まず、会員同志の横のつながりを広げるということ。これは先程お話したTOWERがその役割を担っているわけですが、これだけでは力不足の感があります。インタ−ネット上でメ−ルリストをつくり、会員同志が自由にリアルタイムで意見交換ができるようになれば楽しいでしょうし、事務局としても今後の事業を考える上で大変参考になります。その上で、年に1、2回の交流会を開ければ、会員の輪はよりしっかりしたものになり、インタラクティヴな関係がさらに広がっていくのではないでしょうか。
もうひとつは、会員が実行委員会を組織して、手づくりのイベントを企画することです。会としてどういう内容のものをやりたいのか、そのための予算とスタッフをどう手配するのか、ほかにも、係の役割分担やタイムスケジュ−ルの作成、広報活動計画の立案など慣れないとなかなか大変な作業ですが、水戸芸術館の職員と協力して進めれば無理なことではないと思います。友の会としての独自性を出していくには、“そこにしかないもの”を創っていかなければならないでしょう。実際問題として、実行委員会をどのように組織すればいいのか、そのメンバ−をそろえるだけでもけっして容易なことではありません。ただ、友の会としてこれから新たな展開を模索していくには、意識の高い、やる気のある人材が必要なことは確かです。(水戸芸術館事務局 木村隆幸)
*本ページの内容は、1998年3月31日発行当時のものです。
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