現代美術ギャラリー/現代美術センター(水戸芸術館美術部門)
TEL: 029-227-8111 / FAX: 029-227-8130
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12人の挑戦 -- 大観から日比野まで --

国際的な視野に立ち文化的、人道的に貢献する行事として始まった「 ヴェネチア・ビエンナーレ」は、1895年に第1回目を開催して以来、ほぼ2年毎にヴェニスで開催されてきた国際美術展で、最も長い歴史をもつ美術の祭典です。

ヴェネチア・ビエンナーレの特長は、国ごとの展示館による展覧会と国の枠を越えた国際展が同時に開催されることと、その時代を象徴するアーティストや作品が紹介され、美術の動向を示す役割をはたしてきたことです。

日本は、1952年の第26回に初参加し、1956年にはアジアで初めての自国のパヴィリオン=日本館を建設しています。日本参加から50年を経て美術を巡る環境は内外共に大きく変化してきました。しかし、いつの時代もアーティストが新たな表現に挑みながら、美術の枠組を拡張してきたことに変わりはありません。

本展は、1952年以降、ヴェネチア・ビエンナーレに出品したアーティストの中から、茨城にかかわりのある12人のアーティストの作品を展示し、その時代と新しい美術のかかわりを示すと同時に、日本画からインスタレーションまで20世紀後半の美術表現の多様性を紹介しようとするものです。また、国際的な視点と地域とのかかわりという、ともすれば相反するテーマを「ヴェネチア・ビエンナーレ」を接点としてつなげ、新しい同時代美術への関心を高めようとするものです。



展覧会概要
展覧会名:12人の挑戦 -- 大観から日比野まで --
会期:2002年10月5日(土)〜12月8日(日)
*横山大観作品のみ掛け替えあり(「飛泉」11月4日まで展示。「秩父霊峰春暁」と「或る日の太平洋」は11月6日から展示。)
1期:10月5日(土)〜11月4日(月・祝)/2期:11月6日(水)〜12月8日(日)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
開館時間:9:30〜18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜日 *10月14日・11月4日(月・祝)は開館。10月15日・11月5日(火)休館
入場料:一般800円、前売・団体(20名以上)600円、中学生以下・65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料
一年間有効パス:H.T.P./対象15歳以上20歳未満1,000円、おとなのパス/対象20歳以上2,000円
チケット発売:水戸芸術館エントランスホールチケットカウンター
主催:財団法人水戸市芸術振興財団、 茨城新聞社
後援: 国際交流基金
協賛: アサヒビール株式会社旭硝子株式会社
協力: NHKテクニカルサービス株式会社創夢株式会社竹尾
企画:水戸芸術館現代美術センター
企画担当:逢坂恵理子(水戸芸術館現代美術センター芸術監督)、森司(水戸芸術館現代美術センター学芸員)


出品作家
横山大観、木内克、山口勝弘、靉嘔、篠田守男、伊藤公象、田中信太郎、河口洋一郎、川俣正、宮島達男、畠山直哉、日比野克彦

関連書籍
ヴェネチア・ビエンナーレの歩みと作家のインタビュー、水戸芸術館での展示写真を掲載した書籍を茨城新聞出版局から刊行。(11月上旬刊行予定)



関連企画
オープニング・アーティスト・トーク
日時:2002年10月5日(土)14時30分〜15時30分
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー第1展示室内
講師:靉嘔(Ay-o) 
参加費:無料(ただし当日有効の展覧会入場券が必要です)

アーティスト・トーク
会場:いずれも水戸芸術館会議場 定員:80名 料金:500円
電話予約受付開始日:10月1日(火)
予約電話番号:水戸芸術館チケット予約センター Tel. 029-225-3555

アーティスト・トーク 1
日時:10月14日(月・祝)13時30分〜18時00分(開場13時00分)
テーマ:「ヴェネチア・ビエンナーレに参加して今思うこと」
13時30分〜14時30分:日比野克彦/14時30分〜15時30分:畠山直哉(司会:逢坂恵理子)
アーティスト・トーク 2
日時:11月9日(土)13時00分〜17時15分(開場12時30分)
テーマ:「ヴェネチア・ビエンナーレに参加して今思うこと」
13時00分〜14時00分:宮島達男/14時00分〜15時00分:河口洋一郎
15時15分〜16時15分:伊藤公象/16時15分〜17時15分:篠田守男

カフェ・トーク(川俣正ゼミとの合同企画)
日時:10月14日(月・祝)16時00分〜18時00分:「Cafe Talk」
テーマ:「60年代アートについて」
講師:川俣正 + 田中信太郎
会場:水戸芸術館会議場/料金:無料



講演会
会場は、いずれも水戸芸術館会議場、定員は先着80名(当日受付)、参加費無料です。

1. 講演会「木内克とその芸術」
日時:10月19日(土)14時30分〜16時00分(開場14時00分)
講師:土方明司( 練馬区立美術館学芸員)

2. 講演会「ヨーロッパと横山大観」
日時:10月26日(土)14時30分〜16時00分(開場14時00)
講師:大熊敏之( 宮内庁三の丸尚蔵館主任研究官)



作家ならびに出品作品


(1) 横山大観(Taikan YOKOYAMA/1868-1958)
横山大観「秩父霊峰春暁」1928年
宮内庁三の丸尚蔵館蔵

第26回ヴェネチア・ビエンナーレ参加(1952年)
代表:梅原龍三郎

「飛泉」1928年( 宮内庁三の丸尚蔵館蔵)
展示期間:1期 10月5日(土)〜11月4日(月・祝) 

「或る日の太平洋」1952年( 東京国立近代美術館蔵)
展示期間:2期 11月6日(水)〜12月8日(日)

「秩父霊峰春暁」1928年( 宮内庁三の丸尚蔵館蔵)
展示期間:2期 11月6日(水)〜12月8日(日)
 


(2) 木内克(Yoshi KINOUCHI/1892-1977)
木内克「女」1956年
東京国立近代美術館

第29回ヴェネチア・ビエンナーレ参加(1958年)
代表:滝口修造

「足を上げる女」1949年
(個人蔵)

「見つけたポーズ」1954年
常陽銀行蔵)

「手のあるトルソ」1958年
水戸市立博物館蔵)

「横たわる女」1956年
(個人蔵)

「女」1956年
東京国立近代美術館蔵)

「裸婦[左膝を立てた女坐像]」1958年
(個人蔵/ 茨城県立近代美術館寄託)


(3) 篠田守男(Morio SHINODA/1931-)
篠田守男「テンションとコンプレッションTC.351」1966年
東京国立近代美術館

第33回ヴェネチア・ビエンナーレ参加(1966年)
コミッショナー:久保禎次郎

「テンションとコンプレッション351」1966年
東京国立近代美術館蔵)

「テンションとコンプレッション353X-II」1966年
(松田美術蔵)

「テンションとコンプレッション353X-III」1966年
(松田美術蔵)


(4) 靉嘔(Ay-O/1931-)
靉嘔「Some Hanging Pieces No10」1997年
北九州市立美術館展示風景

第33回ヴェネチア・ビエンナーレ参加(1966年)
コミッショナー:久保禎次郎

「Some Hanging Pieces No10-(#5)object mandala for mito」2002年

「From the black hole」2002年(油画)
*茨城新聞紙上で発表


(5) 山口勝弘(Katsuhiro YAMAGUCHI/1928-)
山口勝弘「5月の橋」1968年
いわき市立美術館蔵

第34回ヴェネチア・ビエンナーレ参加(1968年)
コミッショナー:針生一郎


「5月の橋」1968年
いわき市立美術館蔵)

「キス」1968年
高松市美術館蔵)

「サイン・ポール」1968年
高松市美術館蔵)


(6) 田中信太郎(Shintaro TANAKA/1940-)
田中信太郎「Morte」1972年
第36回ヴェネチア・ビエンナーレ展示会場

第36回ヴェネチア・ビエンナーレ参加(1972年)
コミッショナー:東野芳明


「Basilica」2002年


(7) 川俣正(Tadashi KAWAMATA/1953-)
川俣正「ヴェネチア・ビエンナーレ、プラン・モデル」1982-86年
個人蔵

第40回ヴェネチア・ビエンナーレ参加(1982年)
コミッショナー:谷新


「ヴェネツィア・ビエンナーレ・プランニング」[7点]1982年
東京都現代美術館蔵)

「ヴェネツィア・ビエンナーレ記録写真パネル作品」[6枚組]1982年
東京都現代美術館蔵)

「ヴェネツィア・ビエンナーレ・プラン・モデル」1982-86年
(個人蔵/ 群馬県立近代美術館寄託) 

「ヴェネツィア・ビエンナーレ・プラン・ドローイング」[3点]1982年
(個人蔵/ 群馬県立近代美術館寄託) 

「ヴェネツィア・ビエンナーレのための plan 」[6点]1982年
(個人蔵)

野外でのインスタレーション
(ヴェネツィア・ビエンナーレ'82 1/1モデル) 2002年


(8) 伊藤公象(Kosho ITO/1932-)
伊藤公象「JEWEL BOX -- 土の襞あるいはVIRUS」2002年

第41回ヴェネチア・ビエンナーレ参加(1984年)
コミッショナー:谷新


JEWEL BOX-土の壁あるいはVIRUS 2002年


(9) 河口洋一郎(Yoichiro KAWAGUCHI/1952-)
河口洋一郎「Cytolon」2002年

第46回ヴェネチア・ビエンナーレ参加(1995年)
コミッショナー:伊東順二


「COACERVATER」1994年(ハイビジョン3D)

「GIGALOPLIS」1995年(ハイビジョン3D)

「Cytolon」2002年(ハイビジョン3D)

レンチキュラー作品 1990-1999年


(10) 日比野克彦(Katsuhiko HIBINO/1958-)
日比野克彦「on the bridge」2002年

第46回ヴェネチア・ビエンナーレ参加(1995年)
コミッショナー:伊東順二

「on the bridge」 2002年


(11) 宮島達男(Tatsuo MIYAJIMA/1957-)
宮島達男「Changing Time with Changing Self No.2」2002年
個人蔵(部分)

第48回ヴェネチア・ビエンナーレ参加(1999年)
コミッショナー:塩田純一


「Changing Time with Changing Self No.2」 2002年
(個人蔵)


(12) 畠山直哉(Naoya HATAKIEYAMA/1958-) 
畠山直哉「Slow Glass #065」2001年

第49回ヴェネチア・ビエンナーレ参加(2001年)
コミッショナー:逢坂恵理子


「Untitled/Osaka 1998-1999」2001年
(個人蔵)

「Untitled/Osaka 2002」2002年

「Slow Glass」[6点]2001年



同時開催

クリテリオム51 青木陵子
会期:10月5日(土)-11月4日(月・祝) 
企画担当:窪田研二(水戸芸術館現代美術センター学芸員)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー第9室
入場料:「12人の挑戦」展に含まれます。

クリテリオム52 フジイフランソワ
会期:11月9日(土)-12月8日(日)   
企画担当:森司(水戸芸術館現代美術センター学芸員)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー第9室
入場料:「12人の挑戦」展に含まれます。

クリテリオム:ラテン語で「基準」を意味する「クリテリオム」シリーズでは、国内で活躍する若手作家と現代美術センターの担当学芸員が共同で新作中心の展覧会を制作しています。



ウィークエンド・ギャラリートーク
CACギャラリートーカーによるギャラリートークを実施します。
参加ご希望の方は、ギャラリー入り口までお集まり下さい。
日時:10月12日(土)- 12月8日(日) 期間中の毎土・日曜日、午後2時30分から約40分
(都合により中止になる場合があります。予めご了承ください)
11月24日(日)は託児付きギャラリートークを実施します。(定員10名)
詳細はお問い合わせください。Tel.029-227-8120(館現代美術センター)



水戸芸術館友の会主催 第27回講演会
クリエイティブ・ディレクターとして「無印良品」などのコピーライティグ、編集、デザイン評論で活躍される小池一子氏をお迎えして講演会「art of living」を開催します。
日時:11月16日(土)14:00〜15:30(開場13:30)
講師:小池一子(クリエイティブ・ディレクター)
会場:水戸芸術館会議場
参加費:500円 (水戸芸術館友の会会員は無料)
定員:先着80名(当日受付)
*ご予約の必要はありません。友の会会員の方は会員証をお持ちください。
お問い合わせ:水戸芸術館友の会事務局TEL.029-227-8111



おとなのパス   
© Hiroko Ichihara
20歳以上の方を対象としたパス、好評発売中です。パスのデザインは、ことばのアーティスト、イチハラヒロコ。 「現代美術も楽勝よ」のロゴが入っています。
ご購入の日から1年間、現代美術ギャラリーの企画展に何度でもご入場いただけます。
価格2,000円。水戸芸術館チケットカウンターにて取り扱っております。



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