現代美術ギャラリー/現代美術センター(水戸芸術館美術部門)
TEL: 029-227-8111 / FAX: 029-227-8130
Mail to: webstaff@arttowermito.or.jp


「亜細亜散歩 - CUTE 」展
2001年 8月10日(金)〜 10月21日(日)


東アジアの4地域(中国、日本、韓国、台湾)を対象として、当館と 資生堂ギャラリーが、それぞれ異なったテーマの展覧会を同時に開催します。

当館では、" CUTE "(キュート・かわいい)という言葉をキーワードとして、東アジアの新しい世代の作品を紹介します。

近年の経済発展にともなって生活様式が均質化し、距離的にも近いこの地域は、いまや「近くて近い」地域となりつつあります。 そこに暮らす人々に共通している時代の感覚は、経済的な繁栄による幸福感と同時に将来への漠然とした不安感ではないでしょうか。 こうした表裏一体の気分を、この展覧会では " CUTE "と呼ぶことに しました。

" CUTE "とは、たんにかわいらしいことではなく、 すぐに失われてしまうかもしれない「今、ここ」の幸福を作品に託そうとする切実な想いのことです。

この展覧会はこうした" CUTE "な気分を感じさせる作家9人を紹介します。


展覧会名:亜細亜散歩 - CUTE
会期:2001年8月10日(金)〜 10月21日(日)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
開館時間:9:30-18:30(入場は18:00まで)
休館日:月曜日 *但し9月24日・10月8日(月・祝)は開館、9月25日・10月9日(火)は閉館
入場料:一般800円、前売・団体(20名以上)600円、中学生以下・65歳以上・心身障害者の方は無料
一年間有効パス:H.T.P. /対象:15歳以上20歳未満 1,000円、 おとなのパス/対象:20歳以上 2,000円
チケット発売: JR東日本みどりの窓口、びゅうプラザ、水戸芸術館チケットカウンター
*「おとなのパス」は水戸芸術館チケットカウンターでのみの発売となります。
企画:浅井俊裕(水戸芸術館現代美術センター学芸員)
主催:財団法人水戸市芸術振興財団
助成: 財団法人地域創造
協賛: 富士写真フイルム株式会社、TCK 東京カラー工芸社
協力: 株式会社創夢株式会社竹尾

*この企画展は、ジャンボ宝くじの売上金から助成を受けて実施するものです。
(宝くじ受託銀行・第一勧業銀行の宝くじについてのサイトはこちらです。)


関連サイト

富邦藝術基金會 http://www.fubonart.org.tw/

帝門藝術教育基金會 http://www.deoa.org.tw/

伊通公園 http://www.etat.com/itpark/

台北市立美術館 http://www.tfam.gov.tw/



出品作家と作品

写真撮影:斎藤さだむ

王俊傑 Wang Jun-jieh ワン・ジュンジェ
1963年生まれ/台北在住

「微生物学協会:クロージング・プロジェクト」/2000-2001年/ビデオ、衣類、雑誌、写真、他

近未来、地殻変動によって海を失った人類は、「微生物学協会」を作り、 生き残りを図った─という想定の下で、王俊傑はいくつかの「プロジェクト」を発案しているが、 「クロージング・プロジェクト」は、衣類に特別な機能をもたせて、人と外界を結ぼうというもの。 展示物は「微生物学協会」の説明と協会が「開発」した衣類。

川上和歌子 Kawakami Wakako
1969年生まれ/東京在住

「jam-aid」/2000-2001年/布、木、針金、カーペット、ひも、わた

「人形」(ひとがた)と彼女が呼ぶ作品を作っていたり、 それに囲まれていたりすると、彼女は安心するという。 柵に囲まれたの中には、小さな「ひとがた」をおぶった大きな「ひとがた」がいる。

姚瑞中 Yao Jui-chung ヤオ・レイヂョン
1969年生まれ/台北在住

「野蠻聖境」/2000年/写真、ミクストメディア

台湾のありふれた風景を写真に撮り、金箔を貼ったり、 描きこんだりして超現実的な映像を作り出している。 作品は、神、人、獣、景色の4種類に分かれ、聖と俗の統合の象徴として恐竜が存在している。 「野蠻」は野蛮のこと、「聖境」はパラダイスという意味。

朴洪天 Park Hong-chun パク・ホンチュン
1960年生まれ/ソウル在住

「To Alice」/1994年/写真

超-長時間露光によって、動くもののない、廃墟のような光景を撮っている。 撮影場所は、韓国国内の遊園地や動物園。本来は、にぎやかで楽しい場所であるはずのこうした場所から、 人を消すことによって、うら寂しい雰囲気を出している。 まさにCUTEなものの裏にある、不安感を感じさせる。

顧世勇 Ku Shih-yung クー・シューヨン
1960年生まれ/基隆(キールン)在住

「LIGHTNESS, THE WAY TO LET YOU LIGHTER」/2000-2001年/コンピュータ・アニメーション、鏡

角度を計算して、鏡を四面に貼ることで、まるで万華鏡のようにひとつの映像が複数に増殖し、 それらが集まって、大きな円を作るようになっている。

王慶松 Wang Qing-song ワン・チンソン
1966年生まれ/北京在住

「老栗(らおりー)夜宴図」/2000年/写真
故宮博物院にある、10世紀頃の「韓煕載(かんきさい)夜宴図」(顧こう中作、下図)を下絵にして、 欧米や日本の資本が急速に流れ込む中国社会の現状を表現している。 宴の主催者は、中国の有名な現代美術評論家栗憲庭(リー・シェンティン)。 「老」は、年上の親しい男性につける敬称。

飯島愛 Iijima Ai
1971年生まれ/東京在住

「欲室」/2000−2001年/写真、他

自分の身のまわりにあるもの、友だち、風景など、 彼女が美しいと思い、他の人にも見せたいと思った瞬間を写真にしている。 ベッドや小物はふだん彼女が実際に使っているもので、 自室を撮影することも多い彼女が、展示空間を自室のようにしている。

西山美なコ Nishiyama Minako
1965年生まれ/兵庫県在住

a. 「Sugar Crown」/2001年/砂糖、卵白、ゼラチン、他
b. Untitled /2001年/アクリル絵具、他

「Sugar Crown」は、文字通り、砂糖でできた王冠。 とても崩れやすい。いっぽう、白い床の空間には、四方と天井にまでピンク系統の絵が描かれ、甘く美しい世界を作り出している。 美しさと脆さの対比が、「美」のはかなさを感じさせる。

王徳瑜 Wang Te-yu ワン・テユ
1970年生まれ/台北在住

「作品41」/2001年/布、他

バルーンに触ったり、中に入ったりすることで、空間的な広がりや空間の密度を感じてもらおうとする作品。

おでかけ」ワークショップ

8月26日に行われた「「おでかけ」ワークショップで参加者が撮影した作品と川上和歌子の《おでかけバッグ》を展示。

「おでかけ」ワークショップの模様のビデオファイルは下記にございます。
http://www.arttowermito.or.jp/live/20010826-1.ram
http://www.arttowermito.or.jp/live/20010826-2.ram
http://www.arttowermito.or.jp/live/20010826-3.ram
http://www.arttowermito.or.jp/live/20010826-5.ram
http://www.arttowermito.or.jp/live/20010826-6.ram
http://www.arttowermito.or.jp/live/20010826-7.ram
http://www.arttowermito.or.jp/live/20010826-8.ram
http://www.arttowermito.or.jp/live/20010826-9.ram

* ワークショップ前では、 高校生が制作したプロモーションビデオの上映をしています。



「亜細亜散歩」展覧会カタログ
水戸芸術館現代美術センター・資生堂ギャラリー共同出版

価格:2,500円(「資料編」+「記録編」セット、消費税込み) 20%off! 詳しくはこちらをどうぞ!

資料編
仕様:A4版 128ページ、日本語および英語
内容:資生堂ギャラリー出品作家5名、水戸芸術館現代美術センター出品作家9名の参考図版(各5ページ、カラー)、作家略歴(各1ページ)
テキスト:資生堂ギャラリー学芸員・樋口昌樹、水戸芸術館現代美術センター学芸員・浅井俊裕、アート・ソンジェ・センター・チーフキュレーター・金宣延、フリーランス・キュレーター・李玉玲、埼玉大学助教授・牧陽一
記録編
仕様:A4版 63ページ、日本語および英語
内容:両会場の出品作家の展示写真
テキスト:資生堂ギャラリー学芸員・樋口昌樹および水戸芸術館現代美術センター学芸員・浅井俊裕による解説


*通信販売をご希望の方は、カタログ代金2,500円(消費税込み)に、 送料450円を加えた 2,950円と、「亜細亜展カタログ希望」のメモとを、 下記ショップ宛に現金書留でお送りください。
〒310-0063 水戸市五軒町1-6-8 水戸芸術館コントルポアン 宛

メールでのお問い合わせは下記までご遠慮なくどうぞ。
Mail to: contrepoint@arttowermito.or.jp



「散歩」ワークショップ

二つの「散歩」をテーマにしたワークショップを開催いたします。


1. 川上和歌子「おでかけ」ワークショップ

<おでかけバッグ>は、川上和歌子の代表作品です。 「おでかけ」ワークショップでは、「<おでかけバッグ>をギャラリーの外に連れ出してほしい」という、 作家の想いから生まれたワークショップです。
カラフルでキュートな<おでかけバッグ>が街にあふれれば、街も人もきっと楽しくなるでしょう。
カメラ、フィルムご持参の上、ご参加ください。

日時:8月26日(日)10:30-17:00
募集:20名程度(先着順)
参加費:お一人2000円 *<おでかけバック>代、現像代を含みます。
場所:水戸芸術館ワークショップ集合

内容:参加者は<おでかけバッグ>を持って水戸芸術館の周辺を散歩します。 参加の途中で、<おでかけバッグ>か、<おでかけバッグ>を持った自分の姿を撮影します。 水戸芸術館に帰って、作家とお話します。その間にフィルムを現像。写真をギャラリー第9室に自分たちで展示します。

申込方法:往復ハガキ、もしくは下記メールアドレス宛に「おでかけ」申込と明記し、 参加希望者のお名前、年齢、住所、電話番号を記入して申し込んで下さい。 Mail to: asia_ws@yahoo.co.jp
申込先:〒310-0063 水戸市五軒町 1-6-8
水戸芸術館現代美術センター「おでかけ」係


2. 小山田徹「カラス板屋」 (こやまだ とおる「からすばんや」)

「日常茶飯美 - Beautiful Life ?」展 (2002年1月開催) プレ企画
ワークショップ「カラス板屋」は、散歩で歩く道々に落ちている宝物(ガラクタ)を、 カラスが光り物を集めて自分のコレクションを作る ように拾い集めて、オブジェとして再生するものです。 自分の記憶や、物が持っている物語など、関係していなかった物と物とが板の上で新たな記憶を作りはじめます。 カラス板は物を通じて様々な世界への想像力を喚起し日々生活し歩いている街の風景の見え方を変えてくれます。

日時:9月15日(土)、16日(日)
午前の部:10:00-13:00頃 午後の部:15:00-18:00頃
募集:各日20名程度(先着順)
参加費:500円
場所:水戸芸術館広場(雨天時はワークショップ)

内容:参加者はアーティスト小山田徹と水戸芸術館周辺を散歩します。 散歩の途中で見つけた宝物(ガラクタ)をみんなで拾います。 持ち帰った宝物(ガラクタ)を簡単に洗い、種類ごとに分類します。 制作は屋台でドリンクを飲みながら、参加者同士ゆっくりとしゃべりながらします。 参加者はそれぞれ2枚のカラス板(はがき大の木の板)に思い思いの宝物(ガラクタ)を貼り付けてレイアウトし、 1枚は家に持ち帰り、1枚は来年1月から開催される 「日常茶飯美 -- Beautiful Life? 」展に展示をさせていただきます。(展覧会終了後に返却します。)

申込方法:往復ハガキに「カラス板屋」申込と明記し、参加希望日(9月15日または16日)、 参加希望時間(午前または午後)、参加希望者のお名前、年齢、住所、電話番号を記入して申し込んで下さい。
申込先:〒310-0063 水戸市五軒町 1-6-8
水戸芸術館現代美術センター「カラス板屋」係



水戸学習圏広域連携事業「芸術館へ行こう!」

「亜細亜散歩」、「川俣正」、「日常茶飯美 - Beautiful Life?」の 3展覧会を解説付で見学いただけます。
*開催日時等の詳細は水戸市役所生涯学習課(029-224-1111)にお問い合わせください。


川上和歌子「まどろみトーク」

「作品の中でゆっくり過ごしたい」「作品の話を作家から直に聞きたい」・・・「まどろみトーク」は、 作家と一緒にそんな時間を過ごすためのトークショーです。
トークショーといっても派手な趣向があるわけではなく、作家と作品の中で自由に語り合うだけです。
忙しい毎日からちょっと脱け出して、まどろみの時間を過ごしてみませんか。
日時:8月19日(日)、9月 9日(日)、9月30日(日)、10月6日(土)
時間:14:00-17:00



サタデー・ギャラリートーク

展覧会期中の土曜日、CACギャラリートーカーによるギャラリートークを実施します。
参加ご希望の方は、ギャラリー入り口までお集まり下さい。
日時:8月25日、9月1日、9月8日、9月15日、9月22日、9月29日、10月6日、10月13日、10月20日
時間:14:30から(約40分)
*都合により中止になる場合があります。予めご了承ください。



おとなのパス   
© Hiroko Ichihara
20歳以上の方を対象としたパス、好評発売中です。パスのデザインは、ことばのアーティスト、イチハラヒロコ。 「現代美術も楽勝よ」のロゴが入っています。
ご購入の日から1年間、現代美術ギャラリーの企画展に何度でもご入場いただけます。
価格2,000円。水戸芸術館チケットカウンターにて取り扱っております。



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