現代美術ギャラリー/現代美術センター(水戸芸術館美術部門)
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・お客様からのご感想




「孤独な惑星 -- lonely planet」展
2004年 4月10日(土)〜 6月 6日(日)月曜休館 *5月3日(月・祝)は開館

「君が世界を変えられないのなら、君自身が変わるしかないさ。・・・だけどもし君自身が変われないのなら、この世界を変えるしかないんだ。」(THE THEの曲『Lonely Planet』より)

THE THEのボーカル、マット・ジョンソンが歌うこの詩のように、 個人が世界との関係をどのように認識し生きていくのかという問題は、 誰もが自らに発する問いかけでもあります。

膨大な情報が溢れる一方で現実感覚が薄れていく現代社会において、 私たちの心はあたかも夢想や幻想の中をさまよい続けているかのようです。 その結果、私たちが今の世界を正しく認識することは、あまりにも複雑で困難な行為のように感じられることがあります。 このような状況のなかで現代美術の果たす役割は、言葉や理論、あるいは科学が触れることの出来ない真実を照らし出すことにあると言えるでしょう。

本展は世界各地で活躍するアーティストの作品を通し、人間の根源的な欲望や感情、生と死、自己と世界に対する意識を喚起し、私たちが本来持つ感覚、知覚、直感、思考などの力を呼び起こすものです。 広大な宇宙に漂う「孤独な惑星 -- lonely planet」(地球上)にうずまく現実世界や人間のさまざまな側面を、映像、写真、絵画、インスタレーションなどにより、多様な視点から提示し、私たちが生きるこの世界を捉え直そうとする試みが本展でおこなわれます。




展覧会概要

展覧会名:『孤独な惑星 -- lonely planet』
会期:2004年 4月10日(土)〜 6月 6日(日)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー
開館時間:9時30分〜18時00分(入場は17時30分まで)
休館日:月曜日 *5月3日(月・祝)は開館。
入場料:一般800円、前売・団体(20名以上)600円
中学生以下・65歳以上・各種障害者手帳をお持ちの方は無料
一年間有効パス:H.T.P.→対象15歳以上20歳未満1,000円、
おとなのパス→対象20歳以上2,500円
チケット発売:水戸芸術館エントランスホールチケットカウンター、JR東日本みどりの窓口、びゅうプラザ
*「おとなのパス」は水戸芸術館チケットカウンターのみの発売となります。
主催:財団法人水戸市芸術振興財団
助成: ブリティッシュ・カウンシル
協賛: アサヒビール株式会社 株式会社アイ・ティ・エイチ
協力: 日本航空株式会社創夢
企画:窪田研二(水戸芸術館現代美術センター学芸員)



出品作家・作品



ジェイク&ディノス・チャップマン Jake & Dinos Chapman(イギリス)
ディノス・チャップマン 1962生まれ/ジェイク・チャップマン 1966 生まれ
90年代に活動をはじめた彼らは、その作品の過激さから常に批判と賞賛の対象となってきた。 彼らの作品は、偽善的なモラルや社会を暴く一方で、美術史や哲学、社会学などの理論を引用しつつ、多義的な解釈を鑑賞者に引き起こさせる。
2003年には現代美術の権威ある賞「ターナー賞」にノミネートされる。

Image: Jake & Dinos Chapman [What the Hell] 2000
©the artist
Photo: Norbert Schoerner
Courtesy of Jay Jopling / White Cube (London)



トニー・アウスラー Tony Oursler(アメリカ)1957生まれ
プロジェクターで顔の映像を人形の頭部に投影する、不気味だがユーモラスな作品で知られており、ビル・ヴィオラと並ぶビデオ・アートの代表的作家の一人。
本展ではこれまでの手法を踏襲しながらも新たな展開を見せるアウスラーの2003年に発表された新作を展示する。

Image: Tony Oursler [Chaos] 2004
Photo: Dave Morgan
Courtesy of Lisson Gallery and the artist



ヤエル・バルタナ Yael Bartana(イスラエル)1970生まれ
現在アムステルダムで活動する新進の映像作家。
今回の出品作品の一つである『Trembling Time』は2002年にフランクフルトで行われた「マニフェスタ 4」に出品され話題となった。 イスラエルの兵士記念日に撮影されたこの作品はその幻想的な映像が見る者の潜在的な意識を呼び起こす。

Image: Yael Bartana [Profile] 2000
Courtesy of Annet Gelink Gallery



リネケ・ダイクストラ Rineke Dijkstra(オランダ)1959生まれ
世界を代表する写真家の一人。
今回出品される『ビーチ・ポートレート』シリーズは、作家が各地の海辺にいる少年、少女を撮影したもの。
この作品にあらわれる10代の不安定な肉体や表情は、子供と大人とのはざまにある彼らの無垢で危うい美しさが映し出されている。

Image: Rineke Dijkstra [Kolobrzeg, Poland, July 26, 1992]
Courtesy of the artist and Marian Goodman Gallery, New York



ビル・ヴィオラ Bill Viola(アメリカ)1951生まれ
ビデオ・アートの代表的作家の一人。
高解像度の映像を用いたその美しい作品は、人間のさまざまな感情や状況を映し出し、鑑賞者を瞑想に誘う。 また近年は映像を絵画的に捉え、美術史上の絵画から引用をしたシリーズなども制作している。
本展ではプラズマ・ディスプレイを使用した近作ほか 3点が出品される。

Image: Bill Viola [Remembrance] 2002
Photo: Kira Perov



ニック・レルフ&オリバー・ペイン Nick Relph & Oliver Payne(イギリス)
若き映像作家である彼らは、本展の出品作品『ミックステープ』で2003年のヴェニス・ビエンナーレの若手作家部門で最優秀賞を獲得した。 ミュージック・クリップのような小気味のいい電子的な視覚言語を駆使したその映像は、都会に生きる若者の精神を反映している。

Image: Oliver Payne & Nick Relph [Mixtape] 2002
Courtesy of Gavin Brown's Enterprise, New York



会田 誠 Makoto Aida(日本)1965生まれ
現代美術を何でもありの「多目的ホール」として捉え、日本の抱えるさまざまな矛盾やタブーを嫌味とユーモアによって多様な表現方法を駆使して発表している作家。
今回は1998年に制作された『スペース・ウンコ』、『スペース・ナイフ』や新作を含むインスタレーション作品を発表する。

Image: Makoto Aida [Space Knife] 1998
Photo: Hideto Nagatsuka
Courtesy of Mizuma Art Gallery



青島 千穂 Chiho Aoshima(日本)1974生まれ
村上隆がキュレーションした「東京ガールズブラボー」で注目を浴び、イッセイ・ミヤケとのコラボレーション、ニューヨーク、パリでの展覧会など、世界の美術業界から熱い視線を注がれている。
本展ではCGによる新作の巨大絵画を制作し、青島千穂の新たな展開を紹介する。

Image: Chiho Aoshima [Haruna in Meteor Shower] 2004
©2004 Chiho Aoshima / Kaikai Kiki Co., Ltd.
Courtesy of Emmanuel Perrotin Gallery



猪瀬 光 Kou Inose(日本)1960生まれ
多くの熱烈なファンを持つ写真家だが、一枚一枚のプリントに究極のこだわりを見せるが故に発表の機会が少なく、今回は新作を含めた久し振りのグループ展への参加となる。
モノクローム写真による風景や動物、そして死体を撮った作品群は、鑑賞者の感覚に直接的な刺激を与える。

Image: Kou Inose [Untitled]



加藤 泉 Izumi Kato(日本)1969生まれ
筆を使わずに手で直接キャンバスに描いていく加藤の絵画は、人間の内面に渦巻くさまざまな感情や感覚を呼び起こす。 絵に描かれる頼りなげで空虚な肉体は、現代の私たちの状況を映し出す鏡のようなものである。
本展では新作を含めて絵画、彫刻作品を展示する。

Image:Izumi Kato [Untitled] 2001



川内 倫子 Rinko Kawauchi(日本)1972年
1997年よりフリーランスとして活動開始。
第27回(2001年度)木村伊兵衛写真賞受賞。
透明感のある川内の写真は、若い世代に多くのファンを持つ。その作品には、一瞬で消えてしまう美しい現実と、現実のはかなさや残酷さが背中合わせに存在している。

Image: Rinko Kawauchi [Untitled]



佐藤 姿子 Shinako Sato(日本)1965生まれ
欧米の文化に多大な影響を受けながら生きている日本に住む女性として、バービー人形や浮世絵を使い、自らが生まれ育った環境をユーモアとエロティックさ、キッチュさを加味しながら表現している作家。
本展では映像と平面作品によるインスタレーションを展示する予定。

Image: Shinako Sato [Untitled (Play house, #D-65)] 2001
Photo: Kentaro Takioka
Cortesy of Gallery SIDE2




関連企画

ジェイク&ディノス・チャップマン来日講演
2004年 4月10日(土)13:30〜15:00(通訳付き)
定員:300名(先着順)
会場:水戸芸術館コンサートホールATM
*入場料は「孤独な惑星 -- lonely planet」展入場料に含まれます。


ウィークエンド・ギャラリートーク
CACギャラリートーカーと対話しながら作品を鑑賞します。
日時:2004年 4月24日(土)〜 6月 6日(日)毎土・日曜日
各日14時30分〜(約40分)*都合により中止になる場合がありますのであらかじめご了承ください。

託児付ギャラリー・トーク
小さなお子さまのいらっしゃる方のための託児付ギャラリートークを実施します。お電話でお申し込み下さい。
2004年 5月 9日(日)14時30分〜
定員:先着15名様/託児料金:500円
お申し込み締切り: 4月24日(土)
水戸芸術館現代美術センターTEL:029-227-8120(担当:森山・樋口)



クリテリオム

クリテリオム59 大畑 周平
2004年 4月10日(土)〜 6月 6日(日)
水戸芸術館現代美術ギャラリー第9室
協力: 株式会社ビデオエイペックス ( レンタルエイペックス)
企画担当:浅井俊裕(水戸芸術館現代美術センター学芸員)
入場料:『孤独な惑星 -- lonely planet』入場料に含まれます。
*クリテリオム:ラテン語で「基準」を意味し、若手作家の新作を中心に紹介する企画展



おとなのパス   
© Hiroko Ichihara
20歳以上の方を対象としたパス、好評発売中です。パスのデザインは、ことばのアーティスト、イチハラヒロコ。 「現代美術も楽勝よ」のロゴが入っています。
ご購入の日から1年間、現代美術ギャラリーの企画展に何度でもご入場いただけます。
価格2,500円。水戸芸術館チケットカウンターにて取り扱っております。



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