しかし、なんせ8日分の映像。全部見ようと思うととても時間がかかってしまいます。けれども、日本はボイスが生前訪れた唯一のアジアの国。そこで彼が語ったことは、ドイツの人にとっても貴重な資料だそうです。ボイスは自分の言葉も芸術とみなしており、終始一貫理路整然とした講演などを聞くは、ボイスの芸術を理解するうえで、とても役立ちます。
その中でも、本展で上映している学生との対話集会の映像は、日本の学生がボイスを糾弾するような箇所もあり、緊張感のある興味深いものになっています。また、草月会館でのナム・ジュン・パイクとのパフォーマンス映像も迫力ある大画面でご覧いただけます。
本展の目玉
その1
25年前に撮影されたボイス来日時のドキュメンタリー映像。今や国際的に活躍するフォトグラファー、畠山直哉さんが26歳のころにディレクターを務めたものです。
ボイスが自身で自分の作品やコンセプトについて懇切丁寧に語っている、珍しいものです。
その2
プライベートコレクションによるボイスの作品群。
ベルリンのハンブルガー・バーンホフのチーフキュレーターも
「日本にこんなにあるとは」
と驚いたボリューム。
その3
ボイス来日時の関係者によるインタビュー
宮島達男さん、畠山直哉さんはもちろん、ボイスの通訳を務めた三島憲一先生による、当時を振り返る貴重な証言。
そして!この映画のクライマックスシーンに登場する謎のダンサー、山猫のコレクションが、水戸芸術館ほど近くの「キワマリ荘」で開催中です。(ただし土日のみ)
映画を見たあとは、こちらも併せてどうぞ!(すいません、画像が小さくて。どうやって大きくアップすればいいのかわからないのです・・・)

本展開催に先駆け、若手アーティストユニットNadegata Instant Party(ナデガタインスタントパーティー)が、水戸の市民を中心に募集したボランティアスタッフやキャストによるコメディタッチのミステリー映画『学芸員Aの最後の仕事』を、展覧会会場や水戸の街、千波湖を舞台にして製作いたします。本映画は「現代美術も楽勝よ。」展の内容と連動しており、本篇は展覧会会場で上映されます。
つきましては下記のとおり製作発表会とスタッフ募集説明会を実施いたします。
日時:6月20日(土)14:00〜17:00(18時より交流会を予定)
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー内ワークショップ室
料金:無料
対象:どなたでも
事前申込:不要
撮影期間(予定):7月中旬の2週間程度
活動期間:6月中旬〜8月中旬
公開予定日:8月下旬
※8/29より開催される水戸芸術館での展覧会「現代美術も楽勝よ。」で公開されます。
募集するスタッフ:役者/助監督/照明/音響/大道具のアシスタント、炊き出し係、エキストラ、
対象:映画製作、アートプロジェクト等に興味、関心のある方。
活動について:映画撮影期間の他にもミーティングへの参加、ロケハンなど、さまざまな関わり方をご用意します。基本的にボランティアでの参加となります(ボランティア保険加入)
本末転倒型オフビートユニット。
2006年12月中崎透+山城大督+野田智子により結成。
口実化した目的を達成するために他者を誘い合わせ、ひとつの出来事をつくりあげる。これまでのプロジェクトに、天井からぶら下がったバナナをとるために、訪れた観客を巻き込みギャラリーの床を70cm高くする『インストールパーティー』(TOTAN GALLERY、2007、東京)や、公募で集まった素人ダンサーとネットを介してコミュニケーションをとり、公演本番当日に集合し一日でダンス公演を作り上げる『Offline Instant Dance』などがある。http://www.nadegatainstantparty.org/
松宮さんが自作について語ります。
5月5日(火・祝)午後2時〜3時
会場:水戸芸術館現代美術ギャラリー ワークショップ室
料金:ツェ・スーメイ展に含まれます。