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連続講座 受講生募集のお知らせ

クラシック音楽でめぐる世界の街 Vol.7

2012年2月16日[木]  23日[木]  3月1日[木]  8日[木]  

■音楽の教育プログラム

今年で7回目を迎えるクラシック音楽講座。今回旅するのは、18世紀後半から20世紀初頭にかけての、西ヨーロッパやロシア、アジアなどの都市です。生まれた土地に閉じ籠もらず、外の世界に目を向けて、そして成し遂げられた新しい出会いが、大きな夢となって膨らんでいきました。そうしたクラシック音楽をめぐり越境する、先人たちの足跡をご紹介します。

【第1回】 2月16日[木]
サンクトペテルブルク、モスクワ 「ロシアに運ばれた西欧からの風 ~チャイコフスキーとシュニトケ~」
講師:中村 晃(水戸芸術館音楽部門芸術監督)

19世紀後半に西欧音楽とロシア音楽を融合させ、新しい境地を拓いたピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840~1893)。抒情性を湛えた優美なメロディーが作品に永遠の魅力を与えていますが、それは、あらゆる弱い存在に深い愛情を注ぐ、彼の優しくナイーヴな心から創造されるものでした。来るべき「革命」への力が芽生え、変容していった激動のロシアに身を置いた、チャイコフスキーの生涯を追います。
そして、現代ロシアの作曲家の中でも、最も高い評価を集めている前衛作曲家アルフレート・シュニトケ(1934~1998)。彼は、ロシアに生まれ、育ち、ロシアの精神と繋がっている一方で、ユダヤ人の父とドイツ人の母をもち、ロシアの血は一滴も含まないという存在です。そうした彼の出自と同じように、彼の音楽も様々な要素や様式を混在させながら、現代芸術の新しい可能性を模索しました。この巨匠の作品もお楽しみいただきます。

【第2回】 2月23日[木]
パリ 「ドビュッシーが音で描いた光と影」
講師:関根哲也(水戸芸術館音楽部門学芸員)

2012年に生誕150年を迎えるフランスの作曲家クロード・ドビュッシー(1862~1918)。1889年のパリ万国博覧会でガムラン(ジャワ音楽)を知り、開眼したドビュッシーは、当時ヨーロッパの楽壇を席巻していたワーグナーの影響から脱し、論理性や構築性を重視する「ドイツ音楽」とは違う道を選びます。〈牧神の午後への前奏曲〉は、そのさり気ない里程標とも言えるでしょう。詩、絵画、音楽など様々な芸術の息吹にむせかえるパリに生き、光と影を音で描いた作曲家ドビュッシーの「感性」に迫ります。

【第3回】 3月1日[木]
東京 「ニッポン音楽堂事始 ~ベートーヴェンは大いなる謎語~」
講師:篠田大基(水戸芸術館音楽部門学芸員)

1918(大正7)年、東京麻布の飯倉片町に日本で初めてパイプオルガンを備えた音楽ホールが誕生しました。紀州徳川家第16当主・徳川頼貞(1892~1954)が建てた「南葵楽堂(なんきがくどう)」です。徳川頼貞が自分の音楽ホールに響かせたいと夢見たのは、西洋音楽の代表格とも言うべきベートーヴェンの交響曲。当時の日本人の技術では未だ演奏困難な作品でした。クラシック音楽を日本に根付かせようとした徳川頼貞と南葵楽堂の奮闘に迫ります。

【第4回】 3月8日[木]
東京、パリ、ローマ 「徳川侯爵(マルキ・トクガワ)交友録 ~大作曲家たちに会った日本人~」
講師:篠田大基(水戸芸術館音楽部門学芸員)

プロコフィエフを自宅に招いてピアノ・ソナタの作曲を依頼、パリではサン=サーンスやダンディらと談笑し、ローマではプッチーニに〈蝶々夫人〉の感想を述べて東洋音楽について助言、ブゾーニに来日を要望した日本人・徳川頼貞。大正時代、ヨーロッパ各地に音楽のパトロン「徳川侯爵(マルキ・トクガワ)」の名を轟かせた彼の目から見た大作曲家たちの知られざる素顔を、著書『薈庭楽話(わいていがくわ)』、『頼貞随想(らいていずいそう)』から読み解きます。

●会場 水戸市国際交流センター
●2,000円(全4回)

申込方法

2012年1月12日[水]9:00から受付けます。
「講座名」「住所」「氏名」「電話番号」を明示の上、水戸市国際交流協会へ直接または電話・FAX・Eメールにてお申込み下さい。

-FAX、Eメールでお申し込みの方へ-
申込みが受付されましたら、必ずこちらから申込み完了の返信を致します。こちらからの返信がない方は、申込みが確認できていない可能性がありますので、再度お問合わせください。また、「(イベント・講座名)の申込み」等の記載をお願いいたします。FAXでお申込みの場合は、返信用のFAX番号を明記ください。

募集人数

90名(先着順、定員になり次第締切り)


▼概要

お申込み・お問合せ先

公益財団法人水戸市国際交流協会
〒310-0024 水戸市備前町6-59
TEL. 029-221-1800 FAX. 029-221-5793 E-mail mcia@mito.ne.jp
※月曜日、祝日は休館。


主催

公益財団法人水戸市国際交流協会


企画協力

水戸芸術館音楽部門