水戸室内管弦楽団(Mito Chamber Orchestra)

楽団員プロフィール

ヴァイオリン

安芸晶子 Syoko Aki, Violin

安芸晶子5歳よりヴァイオリンを始める。桐朋学園大学音楽学部、アメリカのハート大学、イェール大学音楽院に学ぶ。ヴァイオリンを小野アンナ、渡邊暁雄、齋藤秀雄、ブローダス・アール等に師事。ソリストとして、小澤征爾、クシシュトフ・ペンデレツキ、ジェラール・シュウォーツ等と演奏活動を行なうほか、ニューヨーク室内管弦楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、ウォータールー・フェスティヴァル・オーケストラ、サイトウ・キネン・オーケストラ、シラキュース交響楽団、ニューへヴン交響楽団、イェール・フィルハーモニー管弦楽団などでコンサートミストレス、ソリストを務める。またイェール弦楽四重奏団のメンバーとしても活躍、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲を録音した。1968年よりイェール大学音楽院教授を務めているほか、イーストマン・スクール、ニューヨーク州立大学、76年からは桐朋学園大学の客員教授としても教鞭を執る。またノーフォーク室内楽音楽祭、タングルウッド音楽祭等、内外で活躍している。


ヴァイオリン

小栗まち絵 Machie Oguri, Violin

oguri大阪生まれ。東儀祐二、江藤俊哉、斎藤秀雄、ジョセフ・ギンゴールド、フランコ・グリに師事。相愛音楽教室、桐朋学園高校音楽科を経て、1971年桐朋学園大学卒業。68年第37回日本音楽コンクール第1位・海外派遣コンクール安宅賞受賞。72年第6回ヴィニアフスキー国際ヴァイオリンコンクール特別賞。73~75年インディアナ大学ブルーミントン校に留学してアーティスト・ディプロマ課程修了。74年インターナショナル弦楽四重奏団を結成し、76年フランスのエヴィアン(現・ボルドー)国際室内楽コンクール第1位大賞を受賞。77年ミュンヘン国際コンクール弦楽四重奏部門にも入賞し、同年ニューヨーク・デビュー。その後、76~80年にはインディアナ大学サウスベンド校助教授、80~86年までブラウン大学アーティスト・イン・レジデンスを務める。日本ではNHK交響楽団、東京都交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、京都市交響楽団等と協演。94年には貴志康一のヴァイオリン曲集「竹取物語:貴志康一作品集」CDをビクター・レーベルよりリリース。2002年~03年、神戸新聞松方ホール主催で開催された「ベートーヴェン:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 全曲チクルス」は絶賛を博した。ソリスト、室内楽奏者としての活躍のほか、いずみシンフォニエッタ大阪のコンサートミストレスとしても欠かせない存在である。現在は相愛大学教授、東京音楽大学特任教授を務め、数多くの優秀な音楽家を輩出している。第34回(2004年度)エクソンモービル音楽賞洋楽部門本賞受賞。平成19年度大阪芸術賞特別賞受賞。平成21年度大阪市市民表彰受賞。

≫ 「新楽団員を訪ねて―小栗まち絵」インタビュー(2015年5月)


ヴァイオリン

川崎洋介 Yosuke Kawasaki, Violin

川崎洋介
© Peter Schaaf
6歳からヴァイオリンをはじめ、10歳でジュリアード音楽院予科に入学。ドロシー・ディレイ、ヒョー・カン、フェリックス・ガリミア、ジョエル・スミルノフに師事し、1998年に卒業。アスペン、キャラモア、ノーフォーク、タングルウッド音楽祭などにも出演した。
アラバマ州モンゴメリー交響楽団、大阪センチュリー交響楽団のコンサートマスターを歴任し、現在はカナダの首都オタワにある国立芸術センター管弦楽団のコンサートマスターを務めている。
また、ソロ、室内楽の分野でも活躍し、アミーチ・クァルテット、メトロポリタン・ミュージアム・アーティスツのメンバーを務め、マーク・モリス・ダンス・グループにも参加している。
水戸室内管弦楽団の若いメンバーの一人であり、その才能に注目が集まっている。


ヴァイオリン

久保田 巧 Takumi Kubota, Violin

久保田巧
© 藤本文昭
東京生まれ。4歳よりヴァイオリンを始め、福島幸雄、西島英子、外山滋、江藤俊哉に学ぶ。桐朋女子高校音楽科を経て、ウィーン国立音楽大学にてヴォルフガング・シュナイダーハンに師事。1983年、第2回フリッツ・クライスラー国際ヴァイオリン・コンクール第2位(1位なし)、第3回ミケランジェロ・アバド国際音楽コンクール第1位。そして84年、ミュンヘン国際音楽コンクールのヴァイオリン部門で日本人として初めて優勝。以来ウォルフガング・サヴァリッシュ、パーヴォ・ベルクルンド、ミヒャエル・ギーレン、ロリス・チェクナヴォリアン等の指揮するミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、バイエルン国立歌劇場管弦楽団等と共演。ヘルムート・ヴィンシャーマン&ドイツ・バッハゾリステンの演奏旅行のソリスト等を務める。
88年、ウィーン・ピアノ四重奏団を結成。87年よりサイトウ・キネン・オーケストラ、また90年より水戸室内管弦楽団に参加。2007年からはピアニストのパウル・グルダと共演。08年にはブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会を開催し、各紙で絶賛された。
CDも数多く、バッハ:無伴奏ソナタとパルティータをはじめ、ベートーヴェン、シューベルト、ブラームス、プロコフィエフ、クライスラー等の各作品集がリリースされている。
99年より2005年まで東京芸術大学、また08年より桐朋学園大学音楽学部、10年より愛知県立芸術大学にて後進の指導にあたっている。11年より桐朋学園大学准教授。


ヴァイオリン

佐份利恭子 Kyoko Saburi, Violin

佐份利恭子5歳からヴァイオリンを始める。桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部に入学、江藤俊哉に師事。第55回日本音楽コンクール第2位、黒柳賞を受賞。同大学を首席で卒業、卒業生を代表して宮中桃華楽堂にて御前演奏を行う。DAAD(ドイツ学術交流会)給費留学生としてドイツ・ケルン国立音楽大学に、その後ウィーン市立音楽院に留学、アレキサンダー・アレンコフに師事。シエナのキジアナ音楽院にて室内楽をリッカルド・ブレンゴラに師事。マリア・カナルス国際音楽コンクール第3位。
帰国後は各地で様々なコンサートに出演、ソリストとして、またコンサートミストレスとして全国の様々なオーケストラと共演する。JT室内楽シリーズ等に出演のほか、宮崎国際音楽祭、サイトウ・キネン・オーケストラにも毎年出演。国際交流基金によりインド・マレーシア・タイにて室内楽を演奏。青山音楽賞を受賞。
コローレ・カルテットのメンバー。武蔵野音楽大学非常勤講師。

≫ 「新楽団員を訪ねて―佐份利恭子」インタビュー(2014年10月)


ヴァイオリン

島田真千子 Machiko Shimada, Violin

東京芸術大学を首席で卒業・安宅賞受賞。1999年に渡独、6年間ヨーロッパの各地で研鑽を積み、2005年 デトモルト音楽大学院を最優秀で卒業、ドイツ国家演奏家資格を取得。これまでに全日本学生音楽コンクール1位、日本音楽コンクール2位、日本モーツァルト音楽コンクール1位、パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールやJ.S.バッハ国際コンクールなど国内外のコンクールで入賞。愛知県芸術文化選奨文化賞、名古屋市芸術奨励賞を受賞。
ソリストとしては東京、名古屋でのリサイタルや、東京交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団など様々なオーケストラと共演。また98年以降毎年サイトウ・キネン・オーケストラのメンバーとして海外ツアー等に参加、東京春祭チェンバー・オーケストラのメンバー、全国各地の主要ホールでの室内楽公演を重ねており、海外でもヨーロッパ各地でのリサイタルなど活動を続けている。13年4月からセントラル愛知交響楽団の客演ソロ・コンサートマスター。これまで田中千香士、マルコ・リッチ、アイザック・スターン等に師事。
現在NPO法人イエローエンジェルより、G.Bガダニーニが1769年に製作した楽器を貸与されている。
水戸室内管弦楽団には、2013年7月の定期演奏会よりメンバーとして加入。

≫ 「新楽団員を訪ねて―島田真千子」インタビュー(2013年7月)


ヴァイオリン

竹澤恭子 Kyoko Takezawa, Violin

竹澤恭子3歳よりヴァイオリンを始め、山村晶一、小林健次に師事。6歳より才能教育研究会海外派遣団の一員として海外ツアーを行う。桐朋女子高校音楽科在学中第51回日本音楽コンクール第1位、併せてレウカディア賞、黒柳賞を受賞。1985年にジュリアード音楽院に入学し、ドロシー・ディレイ、川崎雅夫に師事。86年インディアナポリス国際ヴァイオリン・コンクールで圧倒的な優勝を飾って以来、国際的スターダムを昇り続けている。 これまでニューヨーク・フィルハーモニック、シカゴ交響楽団、ロンドン交響楽団、ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団など世界の主要オーケストラや、ズービン・メータ、リッカルド・シャイー、小澤征爾といった指揮者と共演している。近年では2009年にデビュー20周年記念リサイタルシリーズの締めくくりに、ブラームスのヴァイオリン・ソナタ全曲演奏会を各地で開催。10年には、シカゴ交響楽団でアルバン・ベルクのヴァイオリン協奏曲を演奏し、絶賛された。11年にフィルハーモニア管弦楽団のスペインツアー、12年にはハンブルク北ドイツ放送交響楽団の日本公演でソリストを務めた。アスペン、ルツェルンといった世界的な音楽祭にも出演を重ね、メニューイン国際コンクールなど国際コンクールの審査員も数多く務める。国内でも協奏曲、室内楽、リサイタルと幅広く活躍している。CDは、RCAレッド・シールより多数リリース。使用楽器はNPO法人イエロー・エンジェルよりアントニオ・ストラディヴァリウス、‘ヴィオッティ’(Viotti/1704年製)を貸与されている。1993年第3回出光賞受賞。パリ在住。2015年5月より水戸室内管弦楽団楽団員となる。

≫ 「新楽団員を訪ねて―竹澤恭子」インタビュー(2015年5月)
≫ 「水戸室内管弦楽団 第98回定期演奏会」インタビュー(2017年1月)


ヴァイオリン

田中直子 Naoko Tanaka, Violin

_______________web東京生まれ。4歳からヴァイオリンを始め、渡辺季彦に師事する。小学2年生のとき桐朋学園附属「子供のための音楽教室」に入室、ジャンヌ・イスナール、宗倫安に師事する。その後、桐朋女子高校音楽科に入学、前橋汀子、齋藤秀雄に師事。桐朋学園大学音楽学部在学中、ジュリアード音楽院へ留学し、ドロシー・ディレイに師事。その後、長期にわたりディレイの助手を務める。
ジュリアード音楽院在籍中にオルフェウス室内管弦楽団、セント・ルークス室内管弦楽団の創設に参加し、コンサートマスターとなる。ドイツ・グラモフォンのレコーディングに参加するとともに、演奏旅行では北米、南米、ヨーロッパのほとんどすべての国をまわっている。そのほか、ニューヨーク・フィロムジカ、シアター・チェンバー・プレイヤーズのメンバーとして、ニューヨークを中心に室内楽・ソロ等幅広い活動を行っている。水戸室内管弦楽団創立以来の楽団員であり、またジュリアード音楽院、ニューヨーク大学で教鞭を執っている。


ヴァイオリン

豊嶋泰嗣 Yasushi Toyoshima, Violin

豊嶋泰嗣桐朋学園女子高等学校、桐朋学園大学で江藤俊哉、江藤アンジェラに師事。22歳の若さで新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターに就任以来、ソリストとして、また数多くの室内楽プロジェクトの中心的存在として活躍している。現在、新日本フィルハーモニー交響楽団のソロ・コンサートマスター、兵庫芸術文化センター管弦楽団のコンサートマスター、九州交響楽団の桂冠コンサートマスター。2004年3月には指揮者としてもデビューし、ますます意欲的な活動を続けている。
水戸芸術館では、1990年の開館以来、専属楽団であるATMアンサンブルのメンバーを務めているほか、07年からは水戸室内管弦楽団のメンバーとしても活躍。08年の第3回ヨーロッパ公演では、小澤征爾音楽顧問が急病で参加できなくなるという不測の事態の中、コンサートマスターとしてオーケストラを見事にリードし、指揮者なしでのヨーロッパ公演を大成功に導いた。


ヴァイオリン

中村静香 Shizuka Nakamura, Violin

中村静香
© 篠原栄治
桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部卒業。全額スカラシップを受けアスペン音楽祭に参加。文化庁芸術家派遣在外研修員として、ジュリアード音楽院に留学。第52回日本音楽コンクール第1位。及び増沢賞、レウカディア賞、黒柳賞受賞。第29回海外派遣コンクール特別表彰。第3回日本国際音楽コンクール入賞。鷲見三郎、海野義雄、小林健次、川崎雅夫、ドロシー・ディレイに師事。1994年より99年まで、旧奏楽堂に於いてベートーヴェン・ヴァイオリン・ソナタ全曲連続演奏会全10回を開催、併せて邦人作曲家の作品も積極的に紹介する。これまでに、NHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京都交響楽団等のオーケストラと共演し、各地の音楽祭にも出演している。ヴィオリストとしては、2003年に大垣音楽祭でソロ・デビューを果し、最近ではヴィオリストとしても活躍の場を広げている。また、2年に1度開く自主企画のリサイタルでは、ヴァイオリン曲とヴィオラ曲を織り交ぜるなど、意欲的なプログラムを展開している。CDは、『フランク、サン=サーンス:ピアノ五重奏曲/桐五重奏団』、『シューベルティアーデ~寺嶋陸也とともに~』がリリースされている。
現在、水戸室内管弦楽団、桐五重奏団、サイトウ・キネン・オーケストラのメンバー。ソロ、室内楽で活躍している他、東京音楽大学、フェリス女学院大学で後進の指導にもあたっている。



ヴァイオリン

堀 伝 Tadashi Hori, Violin

堀伝1935年、愛知県生まれ。小学6年生からヴァイオリンを始める。桐朋女子高校音楽科の第1期生として入学。57年、桐朋学園短期大学卒業後、岩淵龍太郎の主宰するプロムジカ弦楽四重奏団の第2ヴァイオリンとなる。傍ら東京交響楽団の客員コンサートマスター、古典音楽協会コンサートマスターを務める。64年、29歳でNHK交響楽団にコンサートマスターとして入団。67年、ウィーン市立音楽院に留学。91年にはNHK交響楽団を退団、東京交響楽団を経てフリーとなる。サイトウ・キネン・オーケストラには発足時より参加。夛久興、服部豊子、齋藤秀雄、ワルター・シュナイダーハンに師事。水戸室内管弦楽団楽団長。


ヴァイオリン

渡辺實和子 Miwako Watanabe, Violin

渡辺實和子1939年、北京生まれ。7歳の頃ヴァイオリンを始め、篠崎弘嗣に師事。小学5年生のとき桐朋学園附属「子供のための音楽教室」に入室、中学から鷲見三郎に師事。桐朋女子高校音楽科に入学し、ジャンヌ・イスナール、ヴォルフガング・シュタフォンハーゲンに師事。高校2年生で全日本学生音楽コンクール第1位、高校3年生で日本音楽コンクール第3位、高校卒業後フルブライト留学生としてカーティス音楽院に入学、5年間イヴァン・ガラミアンに師事。卒業後ヨーロッパに渡り、カール・リヒターのミュンヘン・バッハ管弦楽団に入団、演奏旅行やドイツ・グラモフォンへの録音に参加。シャーンドル・ヴェーグに師事しながら演奏活動を続ける。その後ロスアンゼルスへ移り、ネヴィル・マリナー指揮のロスアンゼルス室内管弦楽団のメンバー及びソリストとして9年間活動。同時にセコイア・クヮルテットのメンバーとなり、76年ワルター・ナウムブルク室内楽賞を受賞、12年間世界各地で演奏活動する。
86年から2002年まではサンフランシスコをベースにフランチェスコ・トリオのヴァイオリニストとしてアメリカ各地で演奏や録音活動を行い、日本でも演奏した。ロスアンゼルスでは過去20年間、サウスベイ室内管弦楽団のコンサートマスターを続けている傍ら、後進の指導にも力を入れている。水戸室内管弦楽団及びサイトウ・キネン・オーケストラ創設以来のメンバー。