水戸室内管弦楽団(Mito Chamber Orchestra)

楽団員プロフィール

チェロ

上村昇 Noboru Kamimura, Violoncello

上村昇1975年、京都市立芸術大学卒業。黒沼俊夫に師事。76年、第23回文化放送音楽賞受賞。77年、第46回日本音楽コンクール第1位。海外派遣コンクール松下賞受賞。79年、京都・東京にてデビュー・リサイタルを開く。第6回カサド国際チェロ・コンクール優勝。ヨーロッパ各地で活躍。83年、第1回京都府文化賞新人賞受賞。86年、東京・京都にてバッハ:無伴奏チェロ組曲全曲演奏会を開催。91年、ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団と共演。93年、第5回飛騨古川町音楽大賞奨励賞受賞。プラハ交響楽団と共演。98年、ABC国際音楽賞受賞。2001年、第19回京都府文化賞功労賞受賞。ソリストとしての活躍はもちろん、室内楽にも積極的に取り組み、国内外の著名なアーティストたちからの信頼も厚い。また、98年に京都府民ホール・アルティの開館10周年を記念し弦楽四重奏団を結成し、定期的に公演を行っている。現在、母校の京都市立芸術大学教授、桐朋学園大学客員教授として後進の指導にもあたっている。
水戸芸術館では、現在、水戸室内管弦楽団のメンバーとして活躍しているほか、開館当初よりATMアンサンブルのメンバーを務め、数々の名演を披露してきた。


チェロ

原田禎夫 Sadao Harada, Violoncello

原田禎夫NHK交響楽団のチェロ奏者だった父から手ほどきを受け、その後齋藤秀雄に師事。桐朋学園大学を卒業。第33回日本音楽コンクール・チェロ部門優勝。ジュリアード音楽院に入学し、クラウス・アダムス、ロバート・マン、ラファエル・ヒリヤーに室内楽を師事。東京クヮルテットを創設し、ミュンヘン国際音楽コンクールなどで優勝を飾り、一躍世界的な話題をさらった。
1999年に東京クヮルテットを退団後は、日本はもとより欧米各地で演奏活動を展開。2004年には、フェデリコ・アゴスティーニ、川崎洋介、ジェームズ・クライツとアミーチ・クァルテットを結成。また、小澤征爾音楽塾、小澤国際室内楽アカデミー奥志賀などで後進の指導にもあたっている。
アメリカ・イェール大学音楽学部教授、ドイツ・トロッシンゲン国立音楽大学教授を経て、現在は上野学園大学音楽学部教授を務める。


チェロ

堀了介 Ryosuke Hori, Violoncello

堀了介8歳より齋藤秀雄にチェロを師事。1967年、桐朋学園大学オーケストラ研究生の時、第36回日本音楽コンクール第1位入賞。翌年読売日本交響楽団入団。69年、ウィーン・コンセルヴァトリュームに入学、ニコラス・ヒューブナーに師事。
卒業後、ジュネーヴにてピエール・フルニエに師事。ウィーン/ムジークフェライン・ブラームスザールで初リサイタルを開く。72年には、スイスのヴィンタートゥーア「ブラームス・フェスティバル」に招かれる。帰国後は、NHK交響楽団に入団し、79年に退団するまで首席奏者を務める。ソリスト・室内楽奏者としても、国内の各音楽祭(サイトウ・キネン・フェスティバル松本)をはじめ、国外においても各地の音楽祭に出演。
2005年より、久保陽子、弘中孝とピアノ・トリオを結成。08年から09年、浜離宮朝日ホール企画(全3回公演)による、久保陽子トリオ/日本初のベートーヴェン・ピアノ三重奏曲全曲演奏会を開く。
現在、東京音楽大学客員教授として、後進の指導に当たる傍ら、水戸室内管弦楽団のメンバーであり、日本音楽コンクール他、数多くの審査員も務めている。日本チェロ協会副会長。


チェロ

宮田大 Dai Miyata, Violoncello

宮田大1986年、宇都宮市生まれ。9歳から出場するすべてのコンクールに第1位入賞を果たし、2009年、4年に一度開催され、チェロ部門の国際音楽コンクールの最高峰と言われる第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人として初の優勝という快挙を成し遂げる。出光音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、ホテルオークラ音楽賞受賞。江副育英会、ローム・ミュージックファンデーション奨学生。とちぎ未来大使に任命される。
桐朋学園音楽部門特待生を受け、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。09年、ジュネーブ音楽院を卒業する。16歳の時に小澤征爾指揮で協奏曲を演奏した後、サイトウ・キネン室内楽勉強会、小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクト、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団に積極的に参加する。
これまでにチェロを宮田豊、倉田澄子に、室内楽を東京クヮルテット、原田禎夫、原田幸一郎、加藤知子、今井信子、リチャード・ヤング、ガボール・タカーチ=ナジに師事する。現在は、クロンベルク・アカデミーでフランス・ヘルメルソンに師事し、国内外でソロ活動を活発に行っている。11年、初アルバム「Dai First」をN&Fレーベルよりリリース。
BS朝日にて2時間音楽ドキュメントが放送されるなど、マスメディアへの露出も多く、現在最も注目を集めている若手チェリストである。

≫ 「新楽団員を訪ねて―宮田大」インタビュー(2012年10月)
≫ 「宮田大 チェロ・リサイタル」インタビュー(2017年2月)