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イル・セミナーリオ・ムジカーレ演奏会

ジェラール・レーヌ : カウンターテナー(男声アルト)
ジャン=シャルル・アブリゼル : オルガン
ブルーノ・コクセ : チェロ

1998年12月14日(月) 18:00開場 18:30開演
会場:水戸芸術館エントランスホール
料金:(全席指定)A席4,000円 B席3,000円

モンテヴェルディ 〈わたしは野の花〉
フローベルガー カンツォン 第4番*

聖体奉挙のためのトッカータ 第6番*
ストラデッラ 聖水曜日のためのラメント
ベーム コラール〈天にましますわれらの父よ〉*
ブクステフーデ パッサカーリャ ニ短調 Bux161*
F.クープラン 聖水曜日のための第2ルソン・ド・テネーブル
J.S.バッハ コラール〈いざ来れ、異教徒の救い主よ〉BWV659*

プレリュードとフーガ ニ長調 BWV532*

無伴奏チェロ組曲 第2番 ニ短調 BWV1008から
パーセル 〈つかの間の音楽〉Z.583
バッサーニ サルヴェ・レジナ(めでたし、元后)

※*印はオルガン・ソロ。なお、曲目は、変更になる場合もございます。

かつてない演奏会をお届けします。オルガンが鳴動し、チェロが厳かに歩み、 カウンターテナーの歌声が宙を駆ける。 ジェラーヌ・レーヌ率いるフランスの伝説的グループ、 「イル・セミナーリオ・ムジカーレ」。
それは、忘れられた秘曲を蘇らせ、聴き慣れた名曲に新たな生を与える バロック音楽の使徒たち。
幾重にも撚り合わされたプログラムが生身の音となって立ち現れるとき、 私たちを包むのは聖なる法悦か、 それとも危ういほどの陶酔か。
残響豊かな水戸芸術館エントランスホールが異空間へと変貌する瞬間を、 あなたの耳でお確かめ下さい。

ジェラール・レーヌ:カウンターテナー(男声アルト)
1956年生まれ。10代の内にロック・ミュージシャンとして音楽活動を開始。 その後、ソルボンヌ大学で音楽学を学びつつ、当時の先鋭な古楽グループ、 クレマンシック・コンソートに参加。ルネサンス、バロック音楽の魅力に開眼する。
80年代には数々の音楽家やグループとの共演―ウィリアム・クリスティ、 フィリップ・ヘレヴェッヘ、アンサンブル・クレマン・ジャヌカン、 アンサンブル・オルガヌムなど―を重ね、カウンターテナー歌手としての評価を高めてゆく。
85年、自らのグループ「イル・セミナーリオ・ムジカーレ」を結成。 ヴィヴァルディ、モンテヴェルディ、クープラン、ヘンデルなどのバロック声楽作品を、 緻密かつ生命力あふれる演奏で蘇らせ、そのディスクの多くが数々の受賞に輝く。 また、オペラのソリストとしても活躍し、数多くのバロック・オペラを始め、 リヨン歌劇場のブリテン〈真夏の夜の夢〉にも出演。 さらに95年にはロック・アルバム『マッド・レーヌ』を発表する。
レーヌの活動は、このように「古楽」の枠に収まりきらない広がりを見せ、 事実フランスではロック・ファンの若者たちをも巻き込んだ圧倒的な支持を受けているという。 しかしその支持がなによりも、作品に対する深い内的把握、 さらに一度聴いたら耳を離れないその豊饒な歌声の魅力に基づいていることは疑いない。 バロック時代に活躍したカストラートたちの再来と評される、 知性と魔性を備えた天才カウンターテナー、それがジェラール・レーヌである。

ジャン=シャルル・アブリゼル:オルガン
1946年生まれ。幼少から独学でオルガンを学び、後にストラスブール音楽院でピエール・ヴィダールに師事。 71年、故郷ベルフォールの聖クリストフ教会のオルガン奏者に就任、 同時にベルフォール音楽院教授にも任命された。
アンサンブル奏者としての活動に積極的なアブリゼルだが、ソリストとしての録音はむしろ寡作である。 しかし綿密な準備を経て発表されるそれらのディスク(バッハ、クープラン、 ブラームスなど)はすべてが大きな驚きと賛辞に包まれているといって過言ではない。 現在は、ドイツ・バロックの大作曲家ブクステフーデの全オルガン曲録音という大プロジェクトに取り組んでいる。
アブリゼルの演奏の厳密さは、バロック音楽や歴史的楽器に対する確かな知識に裏付けられており、 事実、彼は演奏様式や歴史的楽器についての研究発表を意欲的に行なっている。 そしてその厳密さの上に立っていかに彼が「生きた」音楽を創り出しているかは、 次のような批評に明らかだろう―「彼はその情熱をもって石ころから涙を流させる人間である。 だが、彼にとってティトルーズ(註・フランス17世紀の作曲家)の音楽の鮮明な輝きや活気を現代に蘇らせるという過酷な役割を果たすことはむしろ大きな喜びなのである。 幾世紀を経ても、様々な音楽の主題が交戦している。 それはまるで光り輝く知力の剣を交わしているかのようである。」(ポール・ムニエ)
日本への登場が期待されていたオルガニスト、待望の初来日である。

ブルーノ・コクセ:チェロ
ディディエ・オーベールにチェロを師事。 リヨン国立音楽院に学び、全員一致の一等賞を受けて卒業。 在学中に、世界的バロック・チェロ奏者、アンナー・ビルスマに見出される。 その後、ウィリアム・クリスティ、クリストフ・コワン、シギスヴァルト・クイケン、グスタフ・レオンハルト、 ジョス・ファン・インマゼールらと共演。
96年には自己のグループ、「レ・バス・レユニ」を結成した。 レーヌとは10年来共演を続けており、「イル・セミナーリオ・ムジカーレ」に欠かせない通奏低音奏者である。


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