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小泉浩・フルート -- 現代音楽を楽しもう XIV [企画・構成・司会:池辺晋一郎]
この「現代音楽を楽しもう」シリーズに小泉浩が初登場なんて、企画者の見識を疑われても仕方がない。
10回に及ぶ戦後日本のフルート作品連続コンサート、2枚組CD「海へ−現代日本フルート音楽の諸相−」、
著書「フルートの現代奏法」の画期的な出版、そしてかずかずの受賞…。
我が国の現代音楽を演奏面から語るとき、絶対に小泉の名を忘れるわけにはいかないのだ。
―以上、企画者としてますは客観的、冷静な弁です。
さて、次は別の角度から。実は小泉と僕は芸大での同級生。36年間、
僕は小泉のフルートを聴きつづけてきた。現代音楽の分野のみならず、
僕が作曲してきたかなりの数の映画、演劇、TVのための音楽録音において、
彼は常に中心の存在だ。親友である。音楽の上で。酒席で。野球の話題で。
―以上、友として歓びの弁。
今回のプログラムは、その小泉と僕とで何度も話し合って決めたもの。
これが最高、という曲目(こんなことをいうと、自ら新作の作曲にプレッシャーをかけるようなものだが)。
山口恭範、佐藤紀雄というすばらしい共演者を得て、久しぶりのこのシリーズの、
まさに本領をお聴かせしたい。
―以上、僕はもう熱くなっています。
池辺晋一郎
小泉浩・フルート -- 現代音楽を楽しもう XIV
1999年10月2日(土)18:00開場 18:30開演
会場:水戸芸術館コンサートホールATM
料金:(全席指定)A席3,000円・B席2,000円
チケット発売7月11日(日)
TEL 029-231-8000
プログラム
池辺晋一郎:ストラータII
武満徹:海へ
近藤譲:スタンディング
福士則夫:夜は紫紺色に明けて
松平頼暁:ガッゼローニのための韻
池辺晋一郎:夕暮れの底深く…−フルート、ギター、パーカッションのために <新作、水戸芸術館委嘱作品、世界初演>
小泉 浩(フルート)、佐藤紀雄(ギター)、山口恭範(パーカッション)
小泉 浩(フルート)
1944年広島県呉市生まれ。67年東京芸術大学卒業。69年同大学院修了。
72年「サウンド・スペース・アーク」を結成。以来90年に解散するまで、
「パリの秋のフェスティバル」「ロンドン・アルメーダ・フェスティバル」
「ニューヨーク・フェスティバル」「ベルギー・ユーロパリア '89」など世界各国で演奏会を開く。
国内においても「現代の音楽展」「MUSIC TODAY」などに毎年出演。
94年10月より「現代日本のフルート作品連続演奏会」全10回を行うなど、
我が国における現代音楽の第一人者として数多くの初演も手掛ける。また、
札幌交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、
名古屋フィルハーモニー交響楽団、アンサンブル金沢、京都市交響楽団、
大阪フィルハーモニー交響楽団、広島交響楽団、
九州交響楽団などの国内の主要オーケストラとソリストとして共演するなど幅広い演奏活動を行う。
第1回中島健蔵音楽賞(83年)、第7回日本ゴールドディスク大賞(93年)、
第2回朝日現代音楽賞(93年)、第9回日本ゴールドディスク大賞(95年)、
第15回中島健蔵音楽賞(97年)受賞。
また、CD「海へ」(日本コロンビア)が97年度レコード・アカデミー賞を受賞している。
著書に「フルートの現代奏法」(日本ショット)がある。
現在、福井仁愛女子短期大学、桐朋学園短期大学講師。
佐藤 紀雄(ギター)
1951年生まれ。ギターを小原安正に師事。71年、現・東京国際ギターコンクール第1位。
79年、西武美術館(セゾン美術館)での「ミュージック イン ミュージアム」のリサイタルを初めとし、
国内外で現代音楽を中心とした活動を続ける。
ソロ・レコードに「ノリオ・サトウ・プレイズ・タカハシ・アンド・コンドー」「12の歌」(武満徹 編)「コタ」(ALMレコード)、
「MUSUIC TODAY SELECTION」がリリースされている。
指揮活動では、「近藤譲作品集「横浜」(ALMレコード)、「夜は紫紺色に明けて− 福士則夫/室内楽作品集」(カメラータ・トウキョウ)などがある。
第5回京都音楽賞(実践部門賞)(90年)、第12回中島健蔵音楽賞(94年)、第5回朝日現代音楽賞(96年)を受賞。
97年に「アンサンブル ノマド」を結成し、芸術監督をつとめる。
今年から東京オペラシティにて年5回の定期公演を行う。
山口 恭範(パーカッション)
東京芸術大学を卒業後、欧米で研鑚を積み、1966年パーカッション・ソロリサイタルを開催し、注目される。
72年より10年間、新日本フィルハーモニー交響楽団に在籍。
72年、ピアノの高橋アキ、フルートの小泉浩と現代音楽演奏グループ「サウンド・スペース・アーク」を結成。
83年には第1回中島健蔵音楽賞を受賞。
同年、武満徹企画の「第11回 MUSIC TODAY」でソロリサイタルを行う。
93年、ベルリン芸術週間で、石井眞木作曲、指揮による打楽器コンチェルト<砕動鬼>を初演。
その他、「ワルシャワの秋」「パリの秋のフェスティバル」、ロンドン、アビニオン、ウィーン、タングルウッド、
ニューヨーク・リンカーンセンター等の主要音楽祭に出演するなど、
内外で演奏活動を続けている。
92年、ソロCD「イルージョン」をアイオロス・レーベルより発表。
現在、同志社女子大学嘱託講師。
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