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再会1:ライナー・クスマウル
ベルリン・フィルの元コンサートマスターを迎えて
この秋、水戸室内管弦楽団(MCO)は2人のマエストロと再会します。過去の演奏会で深い信頼関係を築き上げた音楽家との再会は、MCOにさらなる豊穣な実りをもたらしてくれるでしょう。
まず、第47回定期にはヴァイオリンのライナー・クスマウルを迎えます。
1998年の秋、クスマウルはピアノのアンドレアス・シュタイアーとともにソリストとして登場し、メンデルスゾーンの<ヴァイオリン、ピアノと弦楽合奏のための協奏曲>を演奏、大きな喝采を浴びました。
今回はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の元コンサートマスターという輝かしい経験を生かし、プログラム全てにわたってコンサートマスターの席に座り、MCOを牽引します。
クスマウルのリーダーシップのもと、MCOの緻密なアンサンブルはますます冴え、1996年に指揮者なしで聴かせた同じメンデルスゾーンの交響曲<イタリア>の奇蹟を、今回の<スコットランド>で再び蘇らせてくれるでしょう。
ベートーヴェンの<三重協奏曲>では、久保田巧、堤剛というMCOが誇る弦楽ソリストに加え、若い世代でもっともエキサイティングなピアニスト、オリ・ムストネンが出演するのも大きな話題です。
個性的な演奏で常に世界の音楽界の注目を浴びるこの鬼才とMCOとが生み出すスリリングな瞬間にも、どうぞご期待ください。
ライナー・クスマウルへのインタビュー
2001年11月10日(土)18:00開場 18:30開演
2001年11月11日(日)13:30開場 14:00開演
会場:水戸芸術館コンサートホールATM
料金(全席指定):S席7,000円・A席5,500円・B席4,000円
チケット発売:9月1日(土)
友の会先行予約:8月29日(水)*電話予約のみ
ゲスト・コンサートマスター:
ライナー・クスマウル
ベートーヴェン:ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重協奏曲 ハ長調 作品56
- ピアノ独奏:
オリ・ムストネン
- ヴァイオリン独奏:
久保田 巧
- チェロ独奏:
堤 剛
メンデルスゾーン:交響曲 第3番 イ短調 作品56 <スコットランド>
ライナー・クスマウル(ヴァイオリン) Rainer Kussmaul, violin
1946年、ドイツ・マンハイム生まれ。室内楽奏者の父ウィルヘルム・クスマウルのもとでヴァイオリンをはじめ、マンハイム音楽大学、シュトゥットガルト音楽大学でカール・フレシュ門下の逸材リッカルド・オドノポソフに学ぶ。
ソリストとして活躍する傍ら、室内楽にも積極的に取り組み、アーノルト・シェーンベルク・トリオやベルリン・フィルハーモニー・バロック・ゾリステンなどのヴァイオリン奏者として活躍している。また、クラウディオ・アバドと楽員の熱心な勧誘に応じ、93年から98年まで、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターを務めた。現在は、フライブルク音楽大学教授として後進の指導にも熱心に取り組んでいる。
現在、1724年製のストラディヴァリウスを使用している。
オリ・ムストネン(ピアノ) Olli Mustonen, piano
1967年、フィンランド・ヘルシンキ生まれ。5歳から音楽を学び、ピアノをラルフ・ゴトーニ、エーロ・ヘイノネンに、作曲をエイノユハニ・ラウタヴァーラに師事した。
現在、ウィーン、ベルリン、ロンドンなど世界の大都市で頻繁にリサイタル活動を行うほか、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団などトップクラスのオーケストラ、ダニエル・バレンボイム、ピエール・ブーレーズなど一流の指揮者たちと共演。斬新な解釈と見事なテクニックで、世界の多くの聴衆を刺激し、魅了している。
「バッハ:平均律クラヴィーア曲集&ショスタコーヴィチ:24の前奏曲」、「ベートーヴェン:ピアノ小品集」などのレコーディングも高く評価されている。
再会2:トレヴァー・ピノック
イギリスの俊英のタクトが舞い、モーツァルトはその素顔を顕にする
この秋、MCOが再会するもう1人のマエストロは、トレヴァー・ピノックです。
ピノックといえば、古楽の分野での活躍がまず思い出されますが、1999年のMCOとのハイドン、モーツァルトでは、現代楽器の持ち味を生かしきったニュアンス豊かな演奏を聴かせ、もはや現代楽器・オリジナル楽器という枠組みだけで演奏を語る時代は終わったことを高らかに宣言しました。
その折、とりわけ<プラハ交響曲>の演奏は、忘れがたい感銘を私たちに与えました。
ピノックもMCOのモーツァルト演奏を激賞し、「次にMCOの指揮台に立つときは、どうしてもモーツァルトばかりのプログラムで演奏したい」と語りました。
その願いがこの秋、実現します。
プログラムはアリアを挟んで両端に青年期と晩年に書かれた2つの魅力的なシンフォニーを配置。
ピノックとMCOが紡ぎ出す響きの中に、ある時は微笑み、ある時はうつろいの影を漂わせているかのような天才モーツァルトの素顔があらわれます。
2つのアリアには、現在欧米の歌劇場で目覚しい活躍を繰り広げているメゾ・ソプラノ、モニカ・バチェッリが登場。
その明澄な歌声と、MCOサウンドがもたらす極上の響きの絡み合いも、どうぞ心ゆくまでご堪能ください。
トレヴァー・ピノックへのインタビュー
2001年11月24日(土)18:00開場 18:30開演
2001年11月25日(日)13:30開場 14:00開演
会場:水戸芸術館コンサートホールATM
料金(全席指定):S席8,000円・A席6,000円・B席4,500円
チケット発売:9月1日(土)
友の会先行予約:8月29日(水)*電話予約のみ
指揮:
トレヴァー・ピノック
メゾ・ソプラノ独唱:
モニカ・バチェッリ
<オール・モーツァルト・プログラム>
交響曲 第25番 ト短調 K.183
歌劇〈フィガロの結婚〉K.492 より "恋とはどんなものかしら"
シェーナとアリア K.505 "どうしてあなたが忘れられるだろうか〜心配しなくともよいのです、愛する人よ"
交響曲 第41番 ハ長調 K.551 <ジュピター>
トレヴァー・ピノック(指揮) Trevor Pinnock, conductor
1946年、イギリス・カンタベリー生まれ。
幼時から同地の大聖堂聖歌隊員として活動し、同時に合唱指揮を学んだ。
その後、ロンドンの王立音楽院でチェンバロとオルガンの教育を受けた。
73年にイギリスの若いオリジナル楽器奏者達を集めてイングリッシュ・コンサートを結成、同団の指揮者及び鍵盤楽器奏者として精力的な活動を展開する。
このアンサンブルとの生き生きとしたスマートな演奏はオリジナル楽器演奏の分野で新しいスタンダードを打ち立てるものとなった。
また近年はボストン交響楽団、サンフランシスコ交響楽団、セント・ポール室内管弦楽団など現代楽器のオーケストラも指揮するほか、世界各地の音楽祭や歌劇場から招かれ、多彩な演奏活動を行っている。
モニカ・バチェッリ(メゾ・ソプラノ) Monica Bacelli, mezzo-soprano
イタリア・ペスカーラ音楽院で声楽を学んだ。
1986年、スポレートのA.ベッリ・コンクールで優勝したのを機に、<フィガロの結婚>(ケルビーノ役)、<コシ・ファン・トゥッテ>(ドラベッラ役)でデビューを果たした。
その後、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、コヴェント・ガーデン王立歌劇場などの一流歌劇場において、小澤征爾、リッカルド・ムーティ、ヴァレリー・ゲルギエフ、ニコラウス・アーノンクールなどの指揮で歌っている。
モーツァルト作品の歌い手として、今日もっとも注目を集めているメゾ・ソプラノの1人である。
また、ルチアーノ・ベリオの作品の初演や、マウリツィオ・ポリーニ伴奏によるモンテヴェルディのマドリガーレ演奏など、多彩な活動を行っている。
協賛:
第一製薬株式会社、
(財)げんでん ふれあい茨城財団
協力:
全日本空輸株式会社
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