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伝説、第2章へ。

ハイドンが、ベートーヴェンが、こんなに近い。

気のあった4人の仲間が集まり、おしゃべりがはじまる。美しいものについて、悩みについて、愛について、語りあうことばはいつしか熱を帯び、ときに、誰も気づかなかった真実をさぐり当てる。弦楽四重奏とは、きっとそんな音楽。

そのことばたちをより深く、より作曲者に近い場所で感じたいから、ミト・デラルコはオリジナル楽器を弾く。きめ細やかなガット弦の響きを駆使し、ひとつひとつの音符にこめられた喜怒哀楽の、どんなほのかなゆらめきも逃さない。やがて200年前の四重奏曲は、いまを生きる音楽となって私たちの心をとらえる。

モーツァルトの<不協和音>を思わせる出だしをはじめ、仕掛けと遊びを満載した、ハイドンの作品50の1。19世紀初頭に活躍した放浪のヴィルトゥオーソ、アンドレアス・ロンベルクの、秘宝というべき四重奏曲。そして若きベートーヴェンが入念な書き直しを経て完成させた、初めての四重奏曲集作品18から第2番。ミト・デラルコ第2回演奏会―作曲家たちのことばが、こんなに近い。



水戸芸術館専属・オリジナル楽器カルテット
Mito dell'arco(ミト・デラルコ)第2回演奏会

2000年9月9日(土) 18:00開場 18:30開演
会場:水戸芸術館コンサートホールATM
料金(全席指定):A席3,000円・B席2,000円
チケット発売:6月10日(土)
友の会優先予約発売日:6月7日(水)
(*お電話と、 ATM速報受信の会員様はメールの、2通りでのみ承ります。)
主催:財団法人 水戸市芸術振興財団
助成: 財団法人 新日鐵文化財団

ハイドン:弦楽四重奏曲 変ロ長調 作品 50の1 Hob.III-44(<プロイセン四重奏曲集>から第1番)
A. ロンベルク:弦楽四重奏曲 ト短調 作品16の2
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第2番 ト長調 作品18の2<あいさつ>

寺神戸 亮「3種の "メイン・ディッシュ" をどうぞ」

ドミトリー・バディアロフ「ミト・デラルコの発見−幻の作曲家、アンドレーアス・ロンベルクをめぐって」

ドミトリー・バディアロフ「ミト・デラルコ使用楽器メモ」



オリジナル楽器による弦楽四重奏団、Mito dell'arco(ミト・デラルコ)"は、水戸芸術館の4番目の専属楽団として、1999年に結成された。グループ名はイタリア語で「弓(Arco)の伝説(Mito)」の意味。また、Mitoは歴史の街「水戸」の名に通じる。メンバーは寺神戸 亮、ドミトリー・バディアロフ、森田芳子、鈴木秀美という、オリジナル楽器演奏をリードするすぐれた4人の音楽家たち。1999年9月に行われた第1回演奏会(ハイドン、モーツァルトを演奏)は絶賛を浴び、朝日新聞紙上では「四者の均等な対話と融合の結果に達成される、音楽の緻密な構成感(長木誠司氏)」と高く評価された。同演奏会はNHK-FM「ベストオブクラシック」にて全国放送されている。また、同プログラムの演奏会を東京、山口でも行った。我が国初の、恒常的活動を行うオリジナル楽器弦楽四重奏団として、古典派からロマン派の弦楽四重奏曲の名作群に新たな光を当てようという"Mito dell'arco"への期待は大きい。


Mito dell'arco(ミト・デラルコ)
クラシカル・ヴァイオリン:寺神戸 亮、ドミトリー・バディアロフ
クラシカル・ヴィオラ:森田芳子
クラシカル・チェロ:鈴木秀美




第 1ヴァイオリン:寺神戸 亮 Ryo Terakado

1961年ボリビア生まれ。84年、桐朋学園大学首席卒業。
東京フィルハーモニー交響楽団のコンサートマスターとして活躍するが、 オリジナル楽器演奏に専心するために同団を退団、 オランダのデン・ハーグ王立音楽院に留学、 シギスヴァルト・クイケンに師事。
在学中よりその才能は高く評価され、欧州の主要オリジナル楽器オーケストラのコンサートマスターを歴任。
現在はラ・プティット・バンド(以下LPB)とバッハ・コレギウム・ジャパン(以下BCJ)のコンサートマスターを務め、 独奏、室内楽にも目覚しい成果を挙げ、日本を代表するオリジナル楽器奏者として活躍を続けている。
録音活動も活発で、95年にコレッリのソナタ集、96年にモーツァルト:協奏交響曲のCDでレコード・アカデミー賞を連続受賞。
現在、ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ全集の録音継続中。


第2ヴァイオリン:ドミトリー・バディアロフ Dmitry Badiarov

1993年サンクト・ペテルブルク国立音楽院卒。
その後ブリュッセルの王立音楽院においてシギスヴァルト・クイケン、 フランソワ・フェルナンデスらに学び、95年に首席で卒業。
1995年以降LPB、エックス・テンポーレ、レ・タラン・リリーク、 ファン・ヴァセナール・オーケストラ等と共演を重ねる。
またバロック・ヴァイオリン製作家・研究家として活発に活動しており、 研究の成果をオクスフォード歴史的楽器研究者及び製作者による協会の季刊誌やイタリア、 ロヴェレートの古楽学会季刊誌等に掲載している。LPBメンバー。


ヴィオラ:森田芳子 Yoshiko Morita

東京芸術大学卒業。ヴィオラを浅妻文樹、兎束俊之、百武由紀、
ウルリッヒ・コッホに師事。第30回学生音楽コンクール第3位。
卒業の頃より、オリジナル楽器にも興味を持ち、古楽奏法を大橋敏成、 宇田川貞夫に、バロックヴァイオリンを若松夏美、 キャサリン・マッキントッシュ、エンリコ・ガッティに師事。
BCJ、東京バッハ・モーツァルト・オーケストラ、 レストロ・アルモニコ東京、コレギウム・アルジェントゥムのメンバー。
現代楽器の分野でも活躍中。


チェロ:鈴木秀美 Hidemi Suzuki

1957年神戸生まれ。桐朋学園大学卒業。
井上頼豊、安田謙一郎に師事。
第48回日本音楽コンクール第1位、第27回海外派遣音楽コンクール特別表彰。
在学中よりオリジナル楽器奏者として活動。 84年デン・ハーグ王立音楽院に留学、アンナー・ビルスマに師事。
86年、パリの第1回バロック・チェロ・コンクールで第1位受賞。 その後、ソリスト、室内楽などで世界的な活躍を展開。
また「18世紀オーケストラ」に85年から93年まで在籍。
現在はLPBの首席チェロ奏者およびBCJの通奏低音奏者を務める。
録音も活発に行い、日本人初のドイツ・ハルモニア・ムンディレーベル専属アーティストとして同レーベルからバッハ、 ハイドン、ベートーヴェン等のCDをリリース。 バッハ:無伴奏チェロ組曲のCDで文化庁芸術祭作品賞、 LPBと共演したハイドン:チェロ協奏曲集のCDでレコード・アカデミー賞協奏曲部門を受賞。



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