ご投稿第十号

-------------------------------------
From: 芝八
To: nettama@arttowermito.or.jp
Subject: 気になる「ジカダンパン」
Date: Sat, 26 Oct 2002 23:31:48 +0900
-------------------------------------

ベートーベンさんの投稿を読んで、 「ジカダンパン」の放映内容が想像つきました。 番組は全く観ていなかったのですが、この種の問題は気になっているので、あるいはちょっと的外れになるかもしれませんが、一言言わせてもらいます。

一時期、あちこちの自治体が立派なコンサートホールを建てました。 その頃から私は、その自治体が、ソフト面にどれだけ金を使っているのかが気になっていました。 目に見えないところで金を使うのが、文化の創造だと信じていましたから・・。 やはり、どんなに立派なホールを建てても、独自の発想のない(つまりソフト面で金を使わず)後追い演奏会を続けているようなところは、柿落としがすめば、あとはほんの一二年でした。 ・・そうなるのは当たり前。 また、ちょっと独自の良い企画を持っていたところでも、予算を減らされるともう維持できなくなっていきました。 一時期は、私の家の近くのホールでもNADAの演奏なんかも聞けたのですが、最近はどうなったのでしょう。 それが、ゼネコン主導の箱物行政による文化施設の実態でした。 中身で勝負できない文化施設は、どんなに立派なものでも「猫の手」にも及ばない。うちにいる猫なら背中ぐらいは掻いてくれる。 その点、水戸芸術館のありようは立派でした。 いつもきちんとした企画力があって、私には縁遠いプログラムもたくさんありましたが、安心してみていられました。 最近では、水戸デラルコの結成なども、英断だと思っていました。 そんな世界にも発信できるほどのカルテットを支援していくことが、どうして「税金のムダ遣い」になるのでしょう。

ここに「ジカダンパン」のプロデューサーの見識が暴露されていると思います。 形に見える物にしか価値を認められない・・・それが文化国家を自認する、マスコミ文化の先端を行く知識人の発想でしょうか。 そんなTV屋さんのつくりだすTVエセ文化にますます犯されていく日本。 寂しいですよね。 こんなマスコミが跳梁すれば、これからは、もっときびしい時代がくるかも知れません。 しかし、どんなに施設や環境が貧しくても、人を圧倒する文化は生まれました。 だから、未来がどんな時代になっても、今を凌駕できる文化を生み出すことも可能だと、私は思っています。

芝八


ホーム 音楽 チケット
施設案内 演劇 友の会

美術


Copyright ©2002 SHIBA-HACHI & MITO ARTS FOUNDATION. All Rights Reserved. Created by TK.
Mail to: nettama@arttowermito.or.jp