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水戸芸術館 開館10周年記念事業
ACM百人劇場シリーズ・9/ACM秋季公演
『ドリアン・グレイの肖像』
原作:オスカ−・ワイルド
脚本:大貫眞司
演出:松本小四郎
出演:
塩谷 亮、
佐藤 信郎、
子安 真、
名取 哲、稲津敬太、久保井研(劇団唐組)、
須藤英治、寺門敦子、小林抄織、中野智美、三輪由美子
公演日:11月10日(金)〜12日(日)、17日(金)〜19日(日)、24日(金)〜26日(日)、
12月1日(金)〜3日(日)
(金)(土)=19:00 開演、(日)=16:00 開演
会場:水戸芸術館
ACM百人劇場
料金:一般 3,000円、団体 2,700円(10名様以上)、学生 1,500円(全席自由)
*団体、学生券は水戸芸術館のみで取扱いさせていただきます
チケット取扱い:
水戸芸術館エントランスホール内チケットカウンター
水戸芸術館チケット予約センター Tel.029-225-3555
チケットぴあ Tel. 03-5237-9988
小説『ドリアン・グレイの肖像』(1891年)について
二十章からなる小説。物語は画家バジル・ホールウォ−ドのアトリエから始まる。
彼は一枚の肖像画を描いた。ドリアン・グレイという美青年の肖像画である。
「自分の代わりに絵が老けてくれるならたとえ魂だってくれてやる」とドリアンは告白する。
それを知った友人のヘンリ−卿はドリアンに魅力を感じ、誘惑する。
「何も知らなかった」美青年ドリアン・グレイはヘンリ−卿の「悪の華の香り」のような言葉に幻惑され、
バジルの描いた自分の肖像画によって、決定的に人生と青春の価値を知る。
そして、その人生への好奇心は、彼の属する上流階級とはまったく対照的な世界へ
向けられる。
「罪」がうごめく現実。しかし、彼にとって、それは「美しい罪の世界」なのである。
それにはドリアンの出生が深く影をおとしていた。ドリアンの母マ−ガレット・デヴァル−は、
文無しで無名な男と駆け落ちをした。しかし、男は結婚三、四ヶ月の頃、決闘して命を落とす。
マ−ガレットは一年後に死に、ドリアンは祖父ケルソ−に育てられる。
そして最初に出会ったのが場末の劇場で見た女優シビル・ヴェイン。
彼は彼女に恋をする。だが、それが錯覚であり、たんなる好奇への結晶にすぎないと思ってしまう。
やがてシビルは自殺し、ドリアンはさまざまな「罪」をおかしていく。
彼にとって「罪」は人生の経験にほかならないからだ。
そして残された「罪」は殺人だけになる。ドリアンはバジル・ホールウォードを殺害する。
しかし、それによって彼は新しい恐怖、死の恐怖を知る。
シビルの弟ジム・ヴェインが彼の命を狙っていることを知るからである。
ジムが事故で死に、バジルの死体処理を強制されたアラン・キャンベルが自殺すると、
ドリアンは初めて心の平安を味わう。そして、シビルに似た村娘ヘッティと出会う。
彼女への愛が、ドリアンに新しい人生を夢見させるのである。
それは、純粋で、罪の世界を知らない青春の頃の自分に戻ることだった......。
戯曲『ドリアン・グレイの肖像』について
この作品は二幕の回想劇である。物語はドリアンがヘンリー卿にバジルの死体処理を伝えに来るところから始まる。
ヘンリーは彼と初めて会った十八年前へ遡っていく。
「なぜ、こうなってしまったのか」それを知ろうと思い、様々な場面をヘンリ−は回想していく。
「あの時、バジルはなぜあんなことを、いったのか......。
ドリアンは、じっとぼくを見ていた。そうだ、あの時...しかし、
彼は本当にシビルを愛していたのか...そして、バジルは?
ドリアンを母親のように、ぼくを父親のように愛してくれたのではなかったのか......それなのに、
ぼくは、誰を愛した?......ヴィクトリア? グレイディス? あっ!」
ヘンリ−卿の回想は、やがて肖像画が描かれた謎へ向かう。
*戯曲「ドリアン・グレイの肖像」は、
WALK 38 に掲載いたしております。
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