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水戸芸術館 開館10周年記念事業
ACM百人劇場シリーズ・10/ACM劇場プロデュース公演
ふたりの女
作:唐十郎/演出:松本小四郎
出演: 稲荷卓央(劇団唐組)、藤井由紀(劇団唐組)、稲津敬太、
塩谷 亮、
佐藤 信郎、
名取 哲、
須藤英治、遠島立夫、
宮ヶ原龍太郎上原佳子、宇田果菜子、稲本郁子、河原将子
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| 稲荷卓央
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藤井由紀
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鬼と化した六条の怨念のドラマである能「葵上」から、
唐十郎が自在なイメージを拡げて書いたこの作品は、
70年代を代表する名作のひとつであり、
劇団・第七病棟によって初演された。
ひとりの女からふたりの女が登場する瞬間が魅惑溢れる物語として描かれている。
劇団唐組より稲荷卓央、藤井由紀の客演を得て、
唐十郎の世界を舞台化する。
2001年1月26日(金)〜28日(日)、2月2日(金)〜4日(日)、2月9日(金)〜11日(日)
(金)(土)19:00開演、(日)16:00開演 開場は開演15分前
水戸芸術館ACM劇場
料金:一般\2,000、学生\1,000(全席自由)
*学生券は水戸芸術館のみの取扱いとさせていただきます。
チケット発売:2000年12日10日(日)
チケット取扱い:
水戸芸術館エントランスホール内チケットカウンター
水戸芸術館チケット予約センター Tel.029-225-3555
チケットぴあ Tel. 03-5237-9988
『ふたりの女』について -- 唐十郎
二十歳過ぎたばっかりの頃、まだ劇団をつくる前に、
僕は本が書きたかった。
そのとき、チェーホフの『六号室』がずっと頭にあった。
それから何年かたって『源氏物語』をテキストにラジオドラマを書くことになって、
原作を読んで六条という女に出会った途端、
「あぁ、六号室だ」ということになった。
『ふたりの女』が僕にとって最初の作品だったのは、
このとき初めて二つのキャラクターをもった女を書きたいという衝動をもったことだ。
この作品にはいろんな場所が重なり合っている。
でも、僕が思ったのは、夢野久作の『ドグラ・マグラ』の解放病棟のような風景と、
どこまで行けば壁につき当たるのかわからないような病棟、
そして砂だった。『ふたりの女』のなかで書き方の力点が入ったのは、
六条の部屋の場面だ。たしかに六条が喋っているんだけれど、
男の頭の中でそれはフラッシュバックしている。
もし光一が生きているとすれば、
振り返ったときにいちばん記憶に残る場面だと思う。
六条がどのように生きてきたかということと同時に、
光一が六条をどのように記憶しているか......。
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