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ACM子安真『マッチ売りの少女』公演直前を語る
11月 5日(金)FMぱるるん放送

そうです。
Q: いよいよ本番直前ですね。
子安: いよいよ来てしまいました(笑)。
Q: 今週の劇場の動きはどうでしたか?
子安: 火曜、水曜に百人劇場の仕込みをしまして、 通常の劇場の中に劇場を仕込む作業なんですが、その空間の仕込みと今回の舞台装置の仕込みをしました。 結構たいへんなんですよ、これが…。
Q: そうですか、では芝居のほうについては、どんな感じの稽古をしましたか?
子安: これまではリハ−サル室で、 こんな感じの空間でとイメ−ジを膨らませての稽古でした。おおよそ全体を通して稽古ができる状態です。 今週からはいよいよ劇場に入り、細かいところをつめる作業になります。 今日は前半は役者同志の打合せと細かいチェックをして、午後3時頃から通し稽古をしました。
Q: 本番どおりの感じですか?せりふ、動きをつけてということですか?
子安: そうですね。まだ照明は仕込まれてはいないんですけど、 それ以外は本番どおりというか、衣裳も完成して、着用して稽古しました。
Q: 今日、劇場での稽古を見させていただいたのですが、 おぼんのような回り舞台を使っていて、ファンタジックな世界があり、 そこにイス、テ−ブルなどの小道具があって、不思議な感じがしました。ところで、このファンタジックな舞台で、子安さんが演じる役は?
子安: 僕は老夫婦の夫の役です。
Q: その老夫婦のお家が回り舞台の上なんですね。
子安:
Q: なんかすごく家庭的な感じがしたんですが…。
子安: この家庭テキ雰囲気と云うヤツ、これがなかなかクセモノでして、 知っているかどうかわかりませんが、家庭テキ雰囲気に欠かせないのが、 第一にネコなんですね。第二にダンロイロリのたぐい、ウイスキ−ドブロクのたぐい、 推理小説オトギバナシのたぐい、アミ棒と毛糸、もしくは破れた足袋手袋のたぐい、 最後に老眼鏡ね。うちにもネコがいたのですが、最近みえなくなりまして…。
Q: (あわてて)ちょっと待ってください。なんかせりふになってませんか?
子安: これ僕のせりふなんですけど、よくわからないと言えばわからないですよね。
Q: びっくりしました。こんなせりふがいたるところにあるんですか?
子安: 自分のせりふはあまり…意味がないわけではないんですが、 変な能書きをたれたりするせりふが多くてですね、これは老夫婦のなかに、一人外部の人、 女性なんですが、入ってきまして、その女性も何を目的にその家庭に入ってきたのかわからない。 老夫婦も一生懸命にもてなそうと努力するんですけど、 どうも空回りしてしまうというか、うまくいかない状態が続く、 それが今僕が喋ったシ−ンです。この芝居の冒頭の部分なんですけど。
Q: コミカルな感じがしますね。どう展開するか楽しみですね。
子安: 今回の芝居については、お客さんというか、 外部の人が入りこんでくると変にかっこつけてしまう家庭の雰囲気が、おかしく出ればいいなと思っています。 今日はせっかくですから、渡辺さん(番組司会者)、 矢沢さん(音楽部門学芸員)がいるので、芝居が空回りするシ−ンをやってみますか?

と、番組後半の音楽情報の解説のために傍らで待機していた矢沢学芸員を巻き込み、 『マッチ売りの少女』ラジオ朗読が始まる。そして「私はマッチを売っていたのです」という矢沢学芸員のせりふで終わる。
矢沢: あ−緊張した(笑)。
子安: ここまでが、女が何を目的に来たのかわからないんですね。 そして今矢沢さんが言った最後のせりふで物語が急速に展開していくんですよ。 このあとはシ−クレットで、今日は喋りませんけど。
矢沢: す、すごい重要なせりふだったんですね(驚)…。
Q: ところで、今回の見どころは?
子安: 全体が童話の世界なので笑えるかどうかわかりませんが、 前半は笑えるシ−ンがいっぱいあります。後半はしんみりとしていただき、 最後はお客様に泣いていただきます。
ACMによる『マッチの売りの少女』をどうぞよろしく。



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