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解説about
取調室、
最後の十日間
東京オリンピックの興奮が冷めやらぬ昭和40年。日本中が注目する誘拐事件の容疑者の取り調べが始まった。刑事に許された期限は、十日間。三度目の取り調べとなるこの機会を逃したら、もうその男を追及することはできない。警視庁がメンツをかけて送り出したこの刑事の登場に、取調室は最後の格闘の場となった。
戦後最大の誘拐事件と言われる「吉展ちゃん誘拐事件」(昭和38年発生)。容疑者拘留の最後の日、劇的な展開で解決に至ったこの事件は、担当刑事その人をも有名にしました。しかし、刑事たちの目の前にいた容疑者は、オリンピックの輝かしい波に乗れなかった不幸な生い立ちの男であり、はからずも刑事たちは時代の激しい光と影を見ることになります。 この戦後最大の誘拐事件をモチーフに新たな物語として、劇団チョコレートケーキの古川健と文学座の高橋正徳のフレッシュなコンビが、今の時代にも通底する男たちの生き方をあぶり出します。
吉展ちゃん誘拐事件とは
当時四歳の吉展ちゃんが誘拐され、犯人の要求に従い身代金を渡しますが子供は帰らず、その生死が不明なまま二年の時間が経過します。その間、世上の関心は高く、歌手のザ・ピーナッツが『かえしておくれ今すぐに』という歌を歌ったり、母親たちがデモ行進を行ったりと、大きな社会現象になっていきます。
警視庁は、決め手がないまま、すでに二度の取り調べが行われた小原保がやはり犯人ではないかと考え、“落としの八兵衛”と異名をもった刑事・平塚八兵衛をその任に当てます。平塚の取り調べにより小原は容疑を認め、自供通り吉展ちゃんは遺体となって発見されました。
この事件がその後の日本に与えた影響は大きく、刑法に身代金目的誘拐罪が設けられ、電話の逆探知が認められました。身代金目的の誘拐事件そのものも減り、その解決率は97%に至ったという統計も存在します。
本公演の物語は、平塚と小原の最後の10日間をモチーフに、その時代を生き抜いた男たちの戦いを描くものです。
昭和38年(1963年)
- 3月31日
- 東京・台東区入谷町に住む建築業者の長男・村越吉展(当時4歳。以下「被害者」という)が自宅近くにある台東区立入谷南公園(東京都台東区)に遊びに出掛けていたが行方不明になった。両親は迷子を疑い警察に通報。新聞などで「誘拐」ではなく行方不明として報じられる。
- 4月1日
- 警察の聞き込みの結果、公園で被害者が「30代の男性」と会話していた目撃情報を得たことから、警視庁捜査一課は誘拐の可能性ありとして捜査本部を設置。
- 4月2日
- 身代金50万円を要求する電話が入る。これより9回の脅迫電話がかかる。警察は3年前に発生した雅樹ちゃん誘拐殺人事件の悲劇を繰り返さないため、報道機関に対し報道の自粛を要請し、「報道協定」が結ばれる。
- 4月7日
- 電話で身代金の受け渡し指示。母親が受け渡しを行うが、身代金を取られた上に犯人を取り逃してしまう。
以降犯人からの連絡は途切れる。 - 4月13日
- 警視総監から犯人へ呼びかけ。
- 4月19日
- 公開捜査に切り替え。
- 4月25日
- 脅迫電話の録音を公開。
- 5月20日
- 小原保、別件で一回目の取り調べ。(声が似ているという情報に基づき)
- 12月15日
- 小原、別件で逮捕される。二回目の取り調べ。
昭和39年(1964年)
- 2月3日
- 四人の専従捜査員を残して、捜査本部は解散。
昭和40年(1965年)
- 5月12日
- 警視庁捜査一課の平塚八兵衛に捜査参加要請。
- 5月13日
- 平塚、最初の捜査会議。
- 5月14日
- 平塚、小原の恋人に聞き込み。
- 5月15日
- 平塚、福島で一週間にわたり小原の足取りを追う。小原の母にも会う。
以降数回の捜査会議・事件関係者の事情聴取を重ねる。 - 6月23日
- 平塚、小原の取り調べを開始する。10日間の攻防が始まる。
- 7月4日
- 小原、営利誘拐・恐喝罪で逮捕。
- 7月5日
- 未明、吉展ちゃんの遺体が自供通り発見される。
- 7月21日
- 小原の母・死去。佐藤栄作首相より捜査陣に感謝状が授与される。
- 10月20日
- 初公判
昭和41年(1966年)
- 3月17日
- 判決公判。死刑判決。
- 11月29日
- 控訴棄却。死刑確定。
昭和46年(1971年)
- 12月23日
- 宮城刑務所、朝・死刑執行。享年38歳。
刑務所より平塚へ電話で伝言「真人間になって死んでいきます」。
昭和50年(1975年)
- 平塚、退職後、小原の墓を墓参。
昭和54年(1979年)
- 平塚八兵衛 死亡 享年66歳
元茨城県警 菊池興安氏によるコラム 『刑事から見た刑事・平塚八兵衛』
参考文献bibliography
「吉展ちゃん誘拐事件」は様々な作品の題材になり、出版されています。
参考文献と合わせて、より公演をお楽しみください。
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刑事一代 ― 平塚八兵衛の昭和事件史
佐々木 嘉信 / 著 産経新聞社 / 編 新潮文庫刊
平塚八兵衛について知るならこの一冊!
登場人物のモデルにもなっている警視庁捜査一課勤務30年の名刑事・平塚八兵衛が、昭和史に残る大事件捜査現場と熱き刑事魂を語った一冊です。吉展ちゃん誘拐事件のみでなく、三億円事件などの捜査現場からの貴重な証言も収録されています。
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誘拐
本田 靖春 / 著 ちくま文庫刊
事件について詳しく知るならこの一冊!
戦後最大の誘拐事件と言われる「吉展ちゃん誘拐事件」。
残された被害者家族の絶望、犯人を生んだ貧困、刑事達の執念を描くノンフィクションの金字塔!購入:筑摩書房 http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480421548/
ギャラリーgallery
キャスト/スタッフcast / staff
- 作
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ふるかわ たけし
古川 健
劇団チョコレートケーキ所属。第2回公演以降、劇団チョコレートケーキの全作品に俳優として参加。2009年から脚色を担当する。外部作品の執筆、脚色やTBS『ゴロウ・デラックス』(コーナー内の脚本担当・出演)など映像作品も手掛ける。'14年、第21回読売演劇賞選定委員特別賞(「治天ノ君」)、第25回テアトロ新人戯曲賞、第49回紀伊國屋演劇賞団体賞など多数受賞。東京出身。演出の高橋とは同年齢。
「歴史の小文字を拾う劇作家」
演劇ジャーナリスト : 徳永京子
演劇という自由な場所に集まっているたくさんの才能を、細かくジャンル分けしてもあまり意味はないと思うのだが、話をわかりやすくするため、ここでは“社会派”という表現を使いたい。
社会派というのは、現実に起きた事件や事故、災害、あるいは、実在の人物を題材に、緻密なリサーチを重ねて、そこにある真実を作品の中心に据えてつくられる作品のこと。ただ事実を並べるだけならノンフィクションだが、事実の中から何を選び、どんなトーンの物語にし、最終的に何を浮かび上がらせるかに劇作家の思い、狙い、個性が表れる。演劇の社会派作品とは、事実と、劇作家のつくった架空の人物やエピソードが、縦糸と横糸のように編み上げられ、ひとつの物語になっている。
つまり、取材力と想像力、編集力と社会への眼差しが発揮できるやりがいのある仕事なのだが、社会派の劇作家は、もう長いこと、少数派だ。
理由はいくつかあって、ひとつは、想像力だけで書いたり身近な出来事について書くよりも、リサーチとその整理の時間がかかること。もうひとつは、そうやってつくった作品が、説教臭い、押し付けがましい、退屈だと敬遠されがちなこと。これは、残念なことに実際にそういう作品が少なくないため、特に若い世代にはそういうイメージを持っている人が多い。余談になってしまうが、そんな作品に出合うと私は、この舞台が初めて観る演劇という人がいませんようにと、ひたすら客席で祈る。その人はきっと、演劇の楽しさ、自由度に触れないまま、2度と演劇を観ることはないだろうから。
そしてもうひとつ、社会派の作品が少ない理由に、日本人は過去を振り返るのが下手だということがあると思う。喉元過ぎれば熱さ忘れるとことわざにもあるが、とりわけつらいこと、苦しいことと冷静に対峙するのが苦手だ。
この数年、古川健に次々と戯曲の依頼が殺到しているのは、そのことと関係している気がしてならない。
古川は1978年生まれの39歳。劇団チョコレートケーキの座付作家であり、社会派の雄とされる現在のチョコレートケーキのポジション、著しい躍進を生み出したエンジンだ。当初はコメディを上演していたこの劇団が、古川が書いた社会派の戯曲を日澤雄介が演出するようになった2010年から、あっという間に注目を集めるようになった。注目だけでなく、古川、日澤、劇団チョコレートケーキは2011年以降毎年、権威ある大きなものから、観客の支持によるものまで、さまざまな演劇の賞を受賞している。つくり手からも、観客からも、また批評家からも、人気と信頼を寄せられているのだ。先に、社会派は少数派だと書いたが、それゆえに良い作品が出てくるとクチコミが広がりやすく、評価も得やすい状況がある。
古川が取り上げるのはほとんどが、本当に起きたこと、実在の人だ。具体的には、浅間山荘事件、日本による朝鮮半島の統治、大正天皇、ヒトラー、原爆乙女など。よく見る名前も多い。いわば、歴史の年表の中で大文字で書かれている出来事や人名だ。だが古川は「戦争はいけない」「可哀想な人」といった、大文字に寄り添うキャッチフレーズはスルーする。その代わり、影に隠れた、隠されてしまったであろう、小文字の歴史を資料からすくいあげ、想像を張り巡らす。社会派の書き手は元来そういうものなのだが、その綿密さと大胆さの配分が見事なのだ。綿密さは「本当にこんな会話が交わされたのかもしれない」という説得力を、大胆さは「あの史実にこんな見方があるとは」という驚きを与えてくれる。本来は真逆に位置するはずの綿密と大胆の間を行き来する中で、観客は想像力をシャッフルされ、歴史への新しい知見を広げるとともに、そこにいた人々のこまやかな感情に触れて切なくなる。その時間は、「戦争は悲惨だ」といった正義のメッセージをストレートに振りかざされる説教臭さ、劇作家がリサーチしたことを消化できず、過去の出来事をただ並べただけの退屈さとは違う、豊かさに満ちている。
過去と向き合うのが不得意な私達に、望遠鏡にも顕微鏡にもなる想像力をくれるのが優れた社会派であり、今、日本でその一端を担っているのが、古川だ。まじめな演劇は苦手な人も、まじめな舞台を観て演劇は懲りた人も、もちろんまじめな演劇が好きな人も「脚本・古川健」というクレジットを見かけたら、ぜひ注目してほしいと思う。
- 演出
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たかはし まさのり
高橋正徳
2000年文学座附属演劇研究所40期生として入所。2005年文学座座員となり、現在にいたる。木村光一、西川信廣、鵜山仁、髙瀬久男などの演出助手を務め、'04年文学座アトリエの会『TERRA NOVA テラノヴァ』で文学座初演出。以降、川村毅、鐘下辰男、佃典彦、東憲司など多くの現代作家の新作を演出。商業演劇から小劇場まで精力的に活動する傍ら、地方劇団・公共団体・学校などでの演劇ワークショップの講師としても活躍中。2011年文化庁新進芸術家海外研修制度により1年間イタリア・ローマに留学。東京出身。
文学座 | http://www.bungakuza.com/member/prof/takahashi-masanori.htm
高橋正徳~数多の「腕」を持つ演出家
ライター : 尾上そら
初めて目にした高橋正徳の演出作は……と記憶をたぐり、それが2004年の文学座アトリエの会『TERRA NOVA テラノヴァ』(スコット隊を乗せ南極に向かった船の名で「新たな大地」の意味。『羊たちの沈黙』などで知られるテッド・タリー作)だと思い出す。もはや干支一周以上前のこと。これが高橋の文学座本公演初演出作だった。
1910年、南極点初到達をそれぞれにめざしたノルウェーの探検家アムンゼンとイギリスの海軍士官スコット。国の威信をも背負わされた命懸けの冒険競争にあくまで紳士的に臨み、敗れたスコットの視点による極限のドラマを、高橋は菅生隆之、今井朋彦、横田栄司ら座の看板たる先輩俳優陣の力を借りつつ、堂々たる力強さで舞台に立ち上げていた。犬ぞりやテントなど、具体的な道具は限られたものだけにも関わらず、抽象舞台の暗がりからは極寒の白き死の世界が浮かび上がり、鳥肌立った覚えがある。後に知ったが、この時はまだ準座員の立場で、翌年正式に座員となったというから、座内での注目のされ方も新人離れしたものだったのだろう。
以降の、彼の劇団内外での活躍ぶりは周知のこと。11年からの1年間、文化庁の新進芸術家海外留学制度によりイタリアに留学していたはずだが、その不在すら疑われるほどに、今日まで途切れなく演出作を世に送り出し続けている。
手掛ける戯曲の多彩さも、高橋の仕事を特徴づけるポイントの一つだ。同時代を生きる劇作家の書き下ろしから翻訳劇、古典、王道、不条理、アングラ、児童劇まで何でもござれ。川村毅、鐘下辰男、佃典彦、東憲司など、組んできた劇作家の名を並べると、男くさく骨太な劇世界が好みかとも見受けられるが、座内有志のユニットや芸術系専門学校の修了公演、地域公立ホールの自主企画などでは、取り組む戯曲の幅はさらに広く、そのフットワークの良さと貪欲とも言える姿勢が、自身で自身を培う源かと深く頷かせられる。創作の好機を逃さずつかむその腕は、阿修羅か千手観音かというところか。
戯曲の属性に関わらず、高橋演出のもと舞台に立つ俳優は、いつもひどく生々しい。演じるべき人物、キャラクターというフレームから演者自身の色彩や吐息が零れ出してくる、とでも言えばいいだろうか。稽古では俳優やスタッフとの対話を重んじ、イメージを共有することから作品を立ち上げていくと聞くが、結果、俳優たちは劇中で役割に縛られることなく自由に呼吸し、作品を生きることができるのかも知れない。そんな演劇特有の“つくりもの感”、観る者を気恥ずかしくさせる空気とは無縁だからこそ、高橋演出作は同じつくり手を含む、幅広い層からの支持を集めるのだろう。
そんな高橋の新たな創作が水戸芸術館ACM劇場プロデュース作『斜交~昭和40年のクロスロード』だ。
これまでも茨城県に所縁のある人物や題材を用い、創作を行って来た同劇場が今回材に取るのは、昭和38年に発生した“戦後最大の誘拐事件”こと「吉展ちゃん誘拐事件」を解決に導いた刑事・平塚八兵衛(茨城県土浦市出身)。「三億円事件」など幾つもの重大事件に関わり“落としの八兵衛”と呼ばれた猛者と、不幸な生い立ちを背負う容疑者、近しい人々の想いなどが交錯する緊迫した捜査の現場と、事件に前後して開催された東京オリンピックで浮き足立つ日本の空気が舞台上に再現されることを想像しただけでワクワクする。
戯曲を手掛ける劇作家は、歴史に名を残す実在の人物や、時代の転換点となる事件、事象を劇化して高い評価を得ている劇団チョコレートケーキの古川健。今回が初顔合わせの二人。舞台以前に、奇しくも同年齢という高橋との間で執筆過程にどのようなやりとりが行われ、刺激を与え合い、戯曲が練り上げられていくかも興味深いところだ。
誘拐という許されざる犯罪を核に浮かび上がる、時代と人間の相克。その衝突のエネルギーが舞台上に炸裂することを、心待ちにしている。
キャスト
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こんどう よしまさ
近藤芳正
腕利きベテラン刑事
デビューは1976年の『中学生日記』(NHK総合)から。高校卒業後、上京し演劇活動に入る。東京サンシャインボーイズに欠かせない客演俳優として脚光を浴び、テレビ、映画、舞台で幅広く活躍。2001年より自身がプロデュースする「劇団♫ダンダンブエノ」の主宰を務める。あらゆる役に深く踏み込む演技力と表現力に定評があり、舞台・映像とも欠かせない存在の一人。'09年からはダンダンブエノから派生したソロ活動として「バンダ・ラ・コンチャン」を始動。劇作家・古川健作品への出演は2回目であり、その1回目は「バンダ・ラ・コンチャン」との共同企画でもある。プロデューサーとしても後進の育成も視野に入れた活動をしている。ケイダッシュ所属。
主な舞台:『笑の大学』('96年/作・三谷幸喜 演出・山田和也)、『歌わせたい男たち』(05年/作演出・永井愛)、『ハゲレット』('06年/演出・山田和也)、『遍路』('07年/作・演出/本谷有希子)、『90ミニッツ』('11年/作演出・三谷幸喜)、『わたくし、マルヴォーリオは』('15年/演出・森新太郎)、『ライン(国境)の向こう』('15年/演出・日澤雄介)、『髑髏城の七人season花』('17年/演出・いのうえひでのり)など。
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つくば りゅういち
筑波竜一
幼児誘拐事件容疑者
茨城県土浦出身。流山児祥事務所にて流山児祥に師事。近年急成長を遂げ注目を集める劇団「温泉ドラゴン」を2010年に旗揚げ、創立メンバーの一人として全作品に出演している。旗揚げ公演『escape』では演出も兼ねた。'15年『birth』韓国三都市ツアーを敢行。ツアー先の密陽国際演劇祭で戯曲賞を受賞。劇団とともに今小劇場界で注目を集めている若手の一人である。
主な舞台:『escape』('10年/演出・筑波竜一)、『birth』('11年/演出・シライケイタ)、『vision』('12年/演出・シライケイタ)、『桜』('13年/演出・シライケイタ)、『烈々と燃え散りしあの花かんざしよ』('15年/演出・シライケイタ)『或る王女の物語〜徳恵翁主〜』('16年/演出・シライケイタ)、以上温泉ドラゴン。そのほかに『カム伝』(作・演出:天野天街 龍昇企画+温泉ドラゴン共同企画)など。 今夏には温泉ドラゴン第10弾『幸福な動物』の出演が控えている。所属事務所公式プロフィール | http://ebisu-act.com/actors_page/a_12_tsukuba.html
所属劇団 温泉ドラゴン | https://www.onsendragon.com/
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なかじま あゆむ
中島 歩
相棒の刑事
モデルとして活動したのち、2013年美輪明宏演出の『黒蜥蜴』のオーディションで200名の中から雨宮潤一役を勝ち取り、舞台に鮮烈にデビュー。'14年には連続テレビ小説『花子とアン』で仲間由紀恵演じる蓮子の駆け落ち相手役で一躍脚光を浴びる。映画でも'15年『グッド・ストライプス』で菊池亜希子とW主演を果たし、TAMA映画賞最優秀新進男優賞を獲得するなど、各ジャンルで目覚ましい活躍を見せる若手の注目株の一人。今回の演出の高橋正徳とは、朗読劇『春のめざめ』以来、二度目のタッグとなる。テンカラット所属。
主な舞台:『黒蜥蜴』('13年/美輪明宏演出)、朗読劇『春のめざめ』('14年/演出・高橋正徳)、『フェードル』('15年/演出・青山真治)、『ETERNEL CHIKAMATSU』('16年/演出・デヴィッド・ルヴォー)、『BENT』('16年/演出・森新太郎)、『怪談』('16年/演出・スズキ拓朗)など。また、今年2月公開の映画『恋愛奇譚集』(倉本雷太監督)に出演した。所属事務所公式プロフィール | http://www.tencarat.co.jp/nakajimaayumu/
中島歩オフィシャルブログ | https://lineblog.me/nakajimaayumu/
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ふくし けいじ
福士惠二
刑事部長
寺山修司率いる「天井桟敷」出身。解散まで主要メンバーとして活躍。その高い身体性を活かしたキャラクターが持ち味で、随所に印象に残るシーンを作ってきた。解散後も舞台を中心に活動。2005年には、文化庁芸術家在外派遣研修員として「天井桟敷」とも縁の関係の深いフランスで研修を重ねた。演出の高橋とは本年3月の『ザ・ダーク』に続いて二度目のタッグとなる。
主な舞台:『奴婢訓』『レミング』『百年の孤独』『身毒丸』『観客席』『レミング・壁掛け男』(以上天井桟敷)。松本修のMODEの常連客演メンバーとしても活躍。MODEカフカ・プロジェクト2013『失踪者/審判/城』『あなたに会ったことがある』。『今は亡きヘンリー・モス』('10年/演出・小川絵梨子)、「ポンコツ車と五人の紳士」('10年/演出・柴幸男)、マクベス』('10~'16年/構成・演出:野村萬斎)、『ザ・ダーク』('17年/演出・高橋正徳)など多数。
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ごみ たえこ
五味多恵子
容疑者の母
青年座所属。桐朋学園短期大学演劇科卒業後、1976年劇団青年座に入団。
身長145センチのキャラクターを活かし、舞台・映像と活躍している。
主な舞台:「フォーカード」('16年/演出・宮田慶子)、『夜明けに消えた』('13年/演出・須藤黄英)、『切り子たちの秋』('11年/演出・黒岩亮)、『第三の証言』('09年/演出・壇臣幸)、『ブンナよ、木からおりてこい』('06年/演出・黒岩亮)以上青年座、『お気に召すまま』('08年/演出・伊藤大)、『天保一二年のシェイクスピア』('05年/演出・蜷川幸雄演出)『ブッダ』('98年/演出・栗山民也)ほか。青年座公式プロフィール | http://seinenza.com/profile/data/gomi_taeko.html
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しぶや はるか
渋谷はるか
容疑者の恋人
2002年『ルーシー26』で初舞台を踏む。舞台を中心に活動を続け、文学座の本公演はじめ、小劇場でも多くの演出家の話題作に出演している。更に近年では老舗劇団の同世代女優七人が集う演劇ユニット「On7」を立ち上げ、精力的に演劇活動を重ねている。ラジオドラマや声優としても活動の場を広げ、多くの持ち役がある。文学座所属。
主な舞台:『若草物語』『崩れたバランス』『女の一生』『カシオペア』『カラムとセフィーの物語』『思い出のブライトンビーチ』『岸田國士傑作短編集』(以上、文学座)、『効率学のススメ』('13年/演出ジョン・E・マーグラー 新国立劇場小劇場)、『カムアウト2016⇔1989』('16年/演出・坂手洋二 燐光群)、『ま○この話し~あるいはヴァギナ・モノクローズ』('16年/演出・谷健一 On7)、『君が人生の時』('17年/演出・宮田慶子 新国立劇場中劇場)など。文学座公式プロフィール | http://www.bungakuza.com/member/prof/shibuya-haruka.htm
スタッフ
- 美 術 : 乘峯雅寛
- 照 明 : 沢田祐二
- 衣 裳 : 宮本宣子
- 音 響 : 原島正治
- 映 像 : 浦島 啓
- 演出助手 : 石田恭子
- 舞台監督 : 増田裕幸
- 制作協力 : ミーアンドハーコーポレーション
- 宣 伝 : 吉田プロモーション
- 協 力 : サンライズプロモーション東京
- 宣伝美術 : BOUVE DESIGN STUDIO
- 宣伝写真 : 大村悠一郎
-
- WEBデザイン:
- 平野敏樹 (Graphic design AQ) / 笹原宏之 (NOS creative)
- 【企画制作】 水戸芸術館ACM劇場
- 【主 催】 公益財団法人水戸市芸術振興財団
- 【助 成】 平成29年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業 <水戸公演>
公演情報information
[水戸公演]
2017年 11月23日(木•祝)~26日(日)
水戸芸術館ACM劇場
★ … 終演後、古川健と高橋正徳によるアフタートークあり ※開場は開演の30分前
発売日
-
一般発売 2017年8月5日(土)より
[先行予約]
財団運営維持会員 8月1日(火) ※電話のみ
水戸芸術館友の会(一般・法人)会員 8月2日(水)より
※電話・ウェブ予約(要登録)のみ
料 金
-
S席:5,000円 / A席:4,500円 / B席:3,500円
U-25(25歳以下対象):2,500円(全席指定/税込) ※未就学児入場不可
※S席限定平日割引チケット:4,500円 [11/24(金)のみ適用]
取扱い
-
●水戸芸術館
- 窓 口
- エントランスホール内チケットカウンター
- 電話予約
- チケット予約センター ☎ 029-225-3555
- ウェブ予約
- http://arttowermito.or.jp/tickets/ticket.html
●チケットぴあ
- 電話予約
- ☎ 0570-02-9999 (Pコード:459-940)
- ウェブ予約
- http://w.pia.jp/t/shakkou/
【チケットに関するお問い合わせ】
水戸芸術館チケット予約センター tel.029-225-3555 (9:30~18:00 月曜休館)
- 車椅子のお客様は、指定の座席へのスムーズなご案内のため予約時にお知らせください。
- 開演時間を過ぎてのご案内は、指定の座席にご案内できない場合がございます。
◎JRご利用の場合
上野駅(品川、東京発もあり)から常磐線特急で65分から85分、水戸駅下車。水戸駅北口バスターミナル4-7番のりばから泉町1丁目下車。徒歩2分。
◎高速バスご利用
東京駅八重洲南口バスターミナルのりばから常磐高速バス大塚経由水戸行きで約100分、泉町1丁目下車。徒歩2分。
◎お車ご利用の場合
常磐自動車道水戸インターから国道50号線を水戸市街地方面へ約20分。水戸芸術館地下の市営五軒町駐車場をご利用ください。駐車場入り口は芸術館北側左端です。
(有料/営業時間8:00~23:00)
水戸芸術館ACM劇場 : 〒310-0063 茨城県水戸市五軒町1-6-8 TEL 029-227-8123
[東京公演]
2017年 12月8日(金)~10日(日)
草月ホール
★ … 終演後、古川健と高橋正徳によるアフタートークあり ※開場は開演の30分前
発売日
-
一般発売 2017年8月5日(土)より
料 金
-
指定席:5,000円
U-25(25歳以下対象):2,500円(全席指定/税込) ※未就学児入場不可
※当日券販売:開演1時間前より劇場入口受付にて実施
取扱い
-
●サンライズオンライン
- ウェブ予約
- http://sunrisetokyo.com/schedule/detail.cgi?id=1606 (パソコン)
●チケットぴあ
- 電話予約
- ☎ 0570-02-9999 (Pコード:480-105)
- ウェブ予約
- http://w.pia.jp/t/shakkou/
- 店頭購入
- セブンイレブン、サークルK • サンクス、チケットぴあ店舗
●イープラス
- ウェブ予約
- http://eplus.jp/shakkou/ (パソコン•携帯)
- 店頭購入
- ファミリーマート店内 (Famiポート)
●ローソンチケット
- 電話予約
- ☎ 0570-084-003 (Lコード:34941)
☎ 0570-000-407 (オペレーター) - ウェブ予約
- http://l-tike.com/shakkou/ (パソコン•携帯)
- 店頭購入
- ローソン、ミニストップ (店内Loppi)
●カンフェティ
- 電話予約
- ☎ 0120-240-540 (平日10:00~18:00) ※オペレーター対応
- ウェブ予約
- http://confetti-web.com/shakkou
【チケットに関するお問い合わせ】
サンライズプロモーション東京へ tel.0570-00-3337 (全日10:00~18:00)
◎地下鉄東京メトロ半蔵門線 • 銀座戦、都営大江戸線「青山一丁目駅」4番出口より徒歩5分
草月ホール : 〒107-8505 東京都港区赤坂7-2-21 TEL 03-3408-9113