水戸一高では毎年、一昼夜かけて全校生徒が約70キロを歩く「歩く会」が行われている。
3年生の甲田貴子はこのイベントの間にあることを決行しようとしていた。一方、クラスメイトの西脇 融は、ある事情から一日も早く卒業したいと願いながら黙々と歩いていた。
長い行列となって歩く生徒たちの間には恋の噂やお化けの目撃情報といった様々な話題が駆け巡る。やがて日が暮れた頃、一年前にアメリカに引っ越した貴子の親友・榊杏奈が貴子と融のために かけた「おまじない」が動き出す。
貴子の決意の行方は? 杏奈の「おまじない」の結末とは?
今回の公演では、原作のモデルとなった水戸周辺の地名が実名で登場します。
高校生たちが歩くコース付近のスポットをご紹介します。ぜひ、水戸周辺の観光もお楽しみください!
ACM劇場が茨城県に縁のあるアーティストをご紹介する「未来サポートプロジェクト」の第8弾は、恩田陸氏による青春文学の名作『夜のピクニック』の初舞台化作品です。水戸の高校で行われている行事が題材となった同名の原作は2004年に第2回本屋大賞を受賞、2006年には映画化され話題となりました。高校生たちが過ごす特別な一日の物語を、オーディションで選出された個性ゆたかな出演者とピアノやパーカッションの生演奏とともに音楽劇としてお届けします。
【過去の未来サポートプロジェクト作品】 vol.1 / vol.2 / vol.3 / vol.4 / vol.5 / vol.6 / vol.7
恩田 陸[原作]
1964(昭和39)年、宮城県生れ。早稲田大学卒。1992(平成4)年、日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞を、2006年『ユージニア』で日本推理作家協会賞を、2007年『中庭の出来事』で山本周五郎賞をそれぞれ受賞した。ホラー、SF、ミステリーなど、さまざまなタイプの小説で才能を発揮している。著書に、『三月は深き紅の淵を』『光の帝国 常野物語』『ネバーランド』『木曜組曲』『隅の風景』『夜の底は柔らかな幻』などがある。
1992年5月1日生まれ、茨城県出身。
モーニング娘。のオーディションをきっかけに、2007年から2010年までハロープロジェクト!の研 修 生 ハロプロエッグとして活 動。2011年 05月「きっかけはYO U!」でユニバーサルJからソロデ ビュー。現在までシングル10枚、アルバム5枚をリリースしており、抜群の歌唱力とユーモア溢れ る巧みなトークには定評がある。海外活動にも精力的でこれまでにフランス・ベルギー・アメリ カ・ブラジル・ペルー・台湾等に活動の場を拡げ 羽ばたいている。深 作 健 太 演出作品への出演 は、「カワイクなくちゃいけないリユウ」(2012年6月、2015年1月~2月)ほか3度目となる。
茨城県出身。2004年ミュージカル「テニスの王子様」でデビュー。
以降、確かな演技力と個性的な役づくりが評価され、多数の舞台に出演。歌やダンスを含めた舞台上でのパフォーマンス力も高く、ミュージカル「ちっちゃな英雄」、舞台「SLAZY」シリーズに立ち上げより出演。
近年、映画やドラマへと活躍の場を広げている一方で、アーティストとしてライブ活動も精力的に行う。
1988年生まれ、神奈川県出身。
11歳の頃、アルゴミュージカル『フラワーメズーラの秘密』(1999年)ハンニ役でデビュー。
『テニスの王子様』(2008年)、『冒険者たち』主演(2009年、2010年)、『わが町』(2011年、宮田慶子 演出)、『サロメ』(2012年、宮本亜門演出)、『PASSION』(2015年、宮田慶子演出)など、歌唱力を活かしミュージカルを中心に出演作多数。
2015年よりBS日テレ「それいけ!アンパンマンくらぶ」にて歌のお兄さんを担当し、活動の幅を広げている。
富山県出身。1974年宝塚歌 劇団入団。「虞美人」で初舞台。1985年から5年間、月組の男役トップスターとして数々の名作を残す。なかでも「ミー&マイガール」は1年間の続演という宝塚史上初の記録を樹立した。在団中にいずみたく氏にその歌唱力を認められ3枚のアルバムをリリースしている。1990年に退団後はミュージカルのみならず、ストレートプレイ、コンサート、映像と幅広く活動を展開する。2011年にはディズニー映画「塔の上のラプンツェル」マダム・ゴーテル役吹替で歌唱力を高く評価された。2014年、ライフワークとして上演し続けている「kohibumi concert」(恋文コンサート)をモチーフとしたコンセプトアルバム「kohibumi」をリリース。
また、2015年4月より「NHK短歌」の司会を務めている。
1992年生まれ。
さいたまネクスト・シアター所属。
大阪芸術大学ミュージカルコース卒業。
舞台「リチャード二世」「ジュリアス・シーザー」「わたしを離さないで」「鴉よ、俺たちは弾丸をこめる」「カリギュラ」「オイディプス王」出演。
映画「幕が上がる」出演。
1990年生まれ、茨城県出身。
特技は野球。リトルリーグ時代にキャプテンを務めた経験を活かした明るさと粘り強さが持ち味。
これまで映画、テレビドラマ、舞台に幅広く出演。主な出演舞台に『新撰組伝~希章』(2014年)、『戯曲now』(2016年)など。
今夏には主演を務めたKFC(かみすがフィルムクリエイト)製作の映画『かんとりーどーろ』が公開予定。
所属事務所プロフィール | ブログ | Twitter
1995年生まれ、茨城県行方市出身。
多摩美術大学美術学部演劇舞踊デザイン学科在学中。幼い頃、クラシックバレエを学ぶ。その時に先生から演劇を勧められ、第23回国民文化祭・いばらき2008<演劇祭>作品「森は生きている」で初舞台を経験。そこから演劇にのめり込む。
様々な役を演じ分ける器用さと元気で明るい性格を活かしたものまねが特技。
今作が本格的な舞台デビュー作となる。
1990年生まれ、栃木県野木町出身。俳優。時に踊る。
早稲田大学在学時に演劇の老舗サークル早大劇研に所属し演劇活動を開始。その後、ミュージカルからアングラまで様々なジャンルの公演に参加。新国立劇場演劇研修所8期生。これまで『アンチゴーヌ』(2015年/演出:栗山民也)、アジア舞台芸術祭共同制作ワークショップ(2015年)、『PORTAL』(2016年/演出:松本雄吉)などに出演。2015年ミス・ユニバース栃木ファイナリスト。
1993年生まれ、茨城県出身。茨城大学卒業。
高校生の頃に演劇部に入部し、演劇活動を始める。茨城大学に進学後は演劇研究会に所属し、役者として活動する傍ら演出にも挑戦。
在学中から、外部団体の公演にも積極的に出演。水戸芸術館プロデュース公演には、これまで『十二夜』(2015年)、『カレーパンでやっつけよう』(2015年)に出演している。
大学卒業を機に2016年春より東京に拠点を移して活動中。
1985年生まれ、茨城県出身。桐朋学園芸術短期大学卒業。
2011年、演劇プロデュースユニットMoratorium Pantsを旗揚げ。全作品のプロデュース・演出を手がける。カフェや洋服屋で公演を行うなど、演劇の新しい可能性を模索している。
扉座『リボンの騎士~鷲尾高校演劇部奮闘記~』(2011年、横内謙介作・演出)、音楽劇『クリスマスキャロル』(2011年、菊地准演出)、てがみ座『汽水域』(2014年、扇田拓也演出)など外部公演への出演も多数。
1990年生まれ、水戸市出身。
大学卒業後、声優を志し勝田声優学院に入学し演技を学ぶ。同校にて『チロルの秋』アマノ役、『可児くんの面会日』泊役を演じる。卒業公演では『また逢おうと竜馬はいった』坂本竜馬役/棟方役の1人2役で出演し好評を博す。卒業後、日本ナレーション演技研究所を経て現在に至る。
善人から悪人まで、二枚目より三枚目な役が得意。特技は合気道。
1988年生、茨城県生まれ。
小学1年生まで水戸で過ごす。中学校時代から合唱部に所属し、全国大会に出場した経歴を持つ。大学時代にはSTEPS Musical Companyに所属し、役者、歌唱指導などとして活動。現在はstudioCambriaにて己を磨きながら、役者として活動中。合唱とミュージカルの経験で磨いた歌声が特長。これまで、舞台『Cambria Labo vol.1』(2015年)、アニメ『ガンダムビルドファイターズトライ』(2014年)などに出演。
1995年生まれ。
地域応援ユニット、水戸ご当地アイドル(仮)のメンバー。水戸の街なかを元気にしていくことを目標に、県内外で精力的に活動し人気を博している。幼少の頃からレッスンを受けているダンスが特技。
好きなものは星、水族館、氷。趣味は星のグッズ集め。
本作で念願の舞台デビューを飾る。
1978年アメリカ合衆国生まれ、水戸市育ち。
2003年よりACM劇場企画公演に参加し、2009年に劇団ACM入団。以降、『十二人の怒れる男』(‘10)、『息子たち』('14)『十二夜』(’15)など多くの公演に出演。昨年のACM劇場ファミリーシアター『ルドルフとイッパイアッテナ』では主演のルドルフ役を務め、多くの子どもたちを魅了した。その他の出演作として、趣向「THE GAME OF POLYAMORY LIFE」('15)など。 また、11年の震災を機に読み聞かせユニット「ゆうくんとマットさん」を結成、ACM劇場でオリジナル公演を展開するほか、「おはなしキャリーボックス」と名付けた幼稚園などでの読み聞かせを行っている。「形に捕らわれない演劇の楽しさ、素晴らしさを伝えたい」と、自身のソロユニット[aua boobooz]でも活動している。
1971年生まれ、茨城県出身。
21歳の時に単身渡米し、ニューヨークの演劇学校で学ぶ。
帰国後は舞台や映像で活動を続けている。
近年の主な出演作に<舞台>劇団江戸間十畳『ぬけがら』('12)ほか
<映画>『クローズEXPLODE』『カイジ2』『武蔵野線の姉妹』『モンスターズ・クラブ』
<TV>『不毛地帯』『ストロベリーナイト』『トッカン』『絶対零度』など
<ACM劇場企画>『新・幕末純情伝』('11)プレイ×プレイ・プロジェクト「俳優の演じる古典落語」('13)『息子たち』('14)『赤シャツ』('15)など
1980年生まれ、栃木県出身。
茨城大学卒業後、2004年に劇団ACM入団。以降、多くのACM劇場企画公演作品に出演。中でも『遺産と誤算の狂騒曲』(’13)では主演を務め、『十二夜』(’15)で女性役のマライア、『赤シャツ』(’15)では野だいこ役、『ルドルフとイッパイアッテナ』(’15)イッパイアッテナ役を好演した。11年の震災を機に読み聞かせユニット「ゆうくんとマットさん」を結成、ACM劇場でオリジナル公演を展開するほか、「おはなしキャリーボックス」と名付けた幼稚園などでの読み聞かせを行っている。また、FMぱるるんにてラジオパーソナリティとして月曜夕方の3時間枠の番組を担当し、好評を得ている。近年ではアクアワールド茨城県大洗水族館のショートレーナの演技指導なども担当。
1981年生まれ、福井県出身。
茨城大学卒業後、2004年に劇団ACM入団。以降、多くのACM劇場企画公演作品に出演。中でも『十二夜』(’15)では女性役のオリヴィアを好演し、鮮烈な印象を残す。ほか、主な出演作として『新・幕末純情伝』(土方歳三役/'11)、『絢欄とか爛漫とか』(主演、古賀役/’13)『遺産と誤算の狂騒曲』(’13)『大どろぼうホッツェンプロッツ』(’13)『赤シャツ』(うらなり役/’15)、『ルドルフとイッパイアッテナ』(ブッチー役/’15)など。また、演劇の楽しさを広く知ってもらうためのワークショップ開催、図書館での朗読会、幼稚園公演などにも力を注ぎ、子どもたちに笑顔を届けている。
1967年生まれ、北海道出身。
茨城キリスト教大学文学部在学中より演劇活動を行う。92年より劇団ACMに在籍し、多くのACM劇場主催企画公演作品に出演。近年の出演作として『キャッシュ・オン・デリバリー』(’12)主演、『十二夜』(’15),『赤シャツ』(’15)など。また、自ら構成・出演した『太宰治の世界』『賢治のトランク』では名作文学の朗読に挑み、好評を博した。さらに、定期的に開催されるACM劇場主催のワークショップで講師を務める他、県内の図書館や読み聞かせグループとのコラボレーションなど、演劇表現の可能性を求めて活動している。茨城キリスト教大学兼任講師。
[ 演奏 ] 扇谷研人(ピアノ)/ notch(パーカッション)
[ 演出 ]深作健太
[ 脚本 ]高橋知伽江
[ 作曲・音楽監督 ]扇谷研人
[スタッフ]
美術 : 伊藤雅子
照明 : 倉本泰史
音響 : 長野朋美
衣裳 : 西原梨恵
ヘアメイク : 中原雅子
ステージング・歌唱指導 : 高城信江
ステージング助手 : 大内真智
稽古ピアノ : 伊藤祥子
演出助手 : 須藤黄英
舞台監督 : 目原 瞬
演出部 : 下重卓哉、遠島立夫
宣伝美術 : 株式会社ふじ工房、富士オフセット印刷株式会社
企画制作 : 水戸芸術館ACM劇場
企画協力 : 新潮社
特別協力 : 茨城新聞社(創刊125周年記念事業)
広報協力 : FMぱるるん / 茨城交通 / 月刊みと
協 力 : 茨城県立水戸第一高等学校 / 知道会
後 援 : 水戸市 / 水戸市教育委員会 / 茨城県 / 茨城県教育委員会 / 茨城放送
主 催 : 公益財団法人水戸市芸術振興財団
平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業
【 ゴールドサポーター 】
【 シルバーサポーター 】
茨城県信用組合
茨城トヨペット株式会社
医療法人 坂本内科医院
医療法人博仁会 志村大宮病院
常陽知道会
医療法人真成会 たきもとクリニック
医療法人悌仁会 つちだ内科・泌尿器科クリニック
株式会社トップビジョン102
水戸市役所知道会
関東ビルサービス株式会社
2016
9月17日(土)~25日(日)
水戸芸術館ACM劇場
※前売好評につき、 追加公演9/18(日)18:30開演が決定いたしました。
※9/20、23は、団体予約による貸切につき、チケットの販売はございません。
※★完売御礼★ 追加公演を含めすべての公演チケットは完売いたしました。
キャンセル券がある場合は、公演当日の朝9時30分より029-225-3555にて受付いたします。(10時を過ぎても残席がある場合はエントランスホール内チケットカウンターでも販売いたします)
料金(全席指定・税込)
S席 5,000円 / A席 4,000円 / B席 3,500円
U-25 2,500円※25歳以下対象、要年齢確認、A席・B席対象
発売日:一般発売 6月4日(土)9:30より
財団運営維持会員先行予約 5月31日(火)9:30より
※電話のみ
友の会(一般・法人)会員先行予約 6月1日(水)9:30より
※電話・ウェブのみ、要事前登録
【チケット取扱い】
水戸芸術館(9時30分~18時/月曜休館)
窓 口 ◎エントランスホール内チケットカウンター
電 話 ◎チケット予約センター ☎029-225-3555
WEB ◎ウェブ予約
http://arttowermito.or.jp/tickets/ticket.html
チケットぴあ
※チケットぴあの予定販売枚数は終了いたしました。
電話予約 ☎0570-02-9999(Pコード:451-594)
ウェブ予約 http://t.pia.jp/
※未就学児入場不可
※先行予約により一般発売の前に完売になる場合がございます。
※車椅子でご来場の場合は、ご予約の際にお知らせください。
※開演時間を過ぎてご来場の場合、指定のお席にご案内できないことがございます。
【お問い合わせ】
水戸芸術館ACM劇場 ☎029-227-8123(10時~18時 / 月曜休館)
〒310-0063 茨城県水戸市五軒町1-6-8 http://arttowermito.or.jp/