水戸室内管弦楽団 第86回定期演奏会【指揮】大野和士【独唱】西村 悟(テノール)

マエストロ大野和士からのメッセージはコチラ
待ちこがれた出会いの時が、ここに実る。
マエストロ大野和士、MCOの指揮台に初登場。
機は熟した。期待と憧憬の長い道のりをへて、マエストロ大野和士と水戸室内管弦楽団(MCO)は、ようやくここに出会いの時を迎える。
指揮者・大野和士の目覚ましい活躍ぶりは、あらためて触れるまでもないだろう。ベルギー王立歌劇場(モネ劇場)の音楽監督を務めた後、現在はフランス国立リヨン歌劇場の首席指揮者として存分に腕をふるっている。その他、指揮した歌劇場、オーケストラのリストを見れば、もう快哉を叫ぶほかはない。
一方のMCOは、過去3度のヨーロッパ公演をはじめ質の高い演奏活動を通じて、世界有数の室内管弦楽団として評価されるに至った。創立20年余をへて、さらに高いステージへと飽くなき挑戦を続けている。
それぞれの道で、経験を積み、技を磨き、精神を鍛えてきた指揮者と楽団。両者は初顔合わせを迎え、持てる力を丁々発止とわたり合うだろう。機は熟したのだ。
マエストロ大野が選んだ曲目は、MCOの特性を踏まえた、考え抜かれたもの。まず、ドヴォルザーク〈セレナード〉ではMCOの弦セクションの精緻で磨き抜かれた音色とアンサンブル能力を全開にさせる。ブリテン〈ノクターン〉では、大野が信頼を寄せるテノールの新星・西村悟を迎え、MCOがこれまでにも数々の名演を残してきたオーケストラ伴奏歌曲のレパートリーに、新たな1ページを加える。歌に重ねられたオブリガートも魅力的で、MCOの管・打楽器セクションのソリスティックな演奏が花を添える。最後を締めくくるのは、シューベルトの〈交響曲第6番〉。若き日のシューベルトが作曲家としての独立を夢見ながら綴った、この希望と野心にあふれた交響曲は、大野とMCOの初共演を祝福するかのように明るく、輝かしく響くことだろう。
【指揮】大野和士
【独唱】西村 悟(テノール)
【曲目】
ドヴォルザーク:弦楽セレナード ホ長調 作品22
ブリテン:ノクターン 作品60
テノール独唱:西村 悟
シューベルト:交響曲 第6番 ハ長調 D589
【アンコール曲】
フォーレ(アンリ・ラボ― 編曲):組曲〈ドリー〉 作品56 から 第1曲「子守歌」(管弦楽編曲版)
【参加メンバー】(各パート五十音順)
ヴァイオリン:安芸晶子、井上静香、久保田 巧、塩田 脩、島田真千子、双紙正哉、田中直子、豊嶋泰嗣、中島慎子、中村静香、沼田園子、松野弘明、依田真宣
ヴィオラ:モーリン・ガラガー、川崎雅夫、川本嘉子、店村眞積
チェロ:上村 昇、原田禎夫、堀 了介、松波恵子
コントラバス:池松 宏、河原泰則
フルート:岩佐和弘、工藤重典
オーボエ:フィリップ・トーンドゥル、森枝繭子
クラリネット:スコット・アンドリュース、濱崎由紀
ファゴット:マーク・ゴールドバーグ、依田晃宣
ホルン:ラデク・バボラーク、猶井正幸
トランペット:デイヴィッド・ヘルツォーク、若林万里子
ティンパニ:ローランド・アルトマン
ハープ:吉野直子
公演概要
| 公演名 | 水戸室内管弦楽団 第86回定期演奏会【指揮】大野和士【独唱】西村 悟(テノール) |
|---|---|
| 会場 | コンサートホールATM |
| 開催日 | 2013年1月13日[日]18:30開演・14日[月]14:00開演 |
| 主催 | 公益財団法人水戸市芸術振興財団 |
| 協賛 | 株式会社ポイント、(財)げんでんふれあい茨城財団、株式会社吉田石油、水戸京成ホテル |
| 協力 | 全日本空輸株式会社 |
| 後援 |
茨城新聞社、水戸商工会議所 |
| お問合せ |
水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111 |
プロフィール
©Herbie Yamaguchi
大野和士 Kazushi Ono
指揮
1960年東京生まれ。東京芸術大学卒業。ピアノ、作曲を安藤久義に、指揮を遠藤雅古に師事。バイエルン州立歌劇場にてヴォルフガング・サヴァリッシュ、ジュゼッペ・パタネーに師事。87年トスカニーニ国際指揮者コンクール優勝。90年から96年までザグレブ・フィルハーモニー管弦楽団音楽監督、96年から2002年までバーデン州立歌劇場音楽総監督、02年から08年までベルギー王立歌劇場音楽監督を歴任した。国内では、92年から99年まで東京フィルハーモニー交響楽団常任指揮者を務め、現在、同楽団桂冠指揮者。08年、フランス国立リヨン歌劇場の首席指揮者に就任し、現在に至る。2012/13シーズンよりアルトゥーロ・トスカニーニ・フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者に就任。
その他オペラでは07年にミラノ・スカラ座デビュー後、メトロポリタン歌劇場、パリ・オペラ座、ベルリン・ドイツ・オペラ等に出演。コンサートではロンドン交響楽団、ボストン交響楽団、フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団、ウィーン放送交響楽団、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団などに数多く客演。
渡邉暁雄音楽基金音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、サントリー音楽賞、日本芸術院賞ならびに恩寵賞など受賞多数。紫綬褒章受章。文化功労者。
西村 悟 Satoshi Nishimura
テノール
1981年千葉県生まれ。日本大学芸術学部音楽学科首席卒業、東京芸術大学大学院オペラ科修了。2005年、第36回イタリア声楽コンコルソ・ミラノ部門で大賞を受賞し、翌年ボローニャ国立音楽院へ留学。イタリア各地で〈ラ・ボエーム〉ロドルフォ役に出演し称賛を得る。08年から09年には大野和士と日本全国を精力的に回り、チャリティー公演を実施。その後文化庁新進芸術家海外派遣員としてヴェローナへ留学。10年には佐渡裕指揮「21世紀の第九」、11年には東京フィルハーモニー交響楽団100周年記念第九特別演奏会へソリストとして出演。同年、若手の登竜門として知られる第17回リッカルド・ザンドナーイ国際声楽コンクールで第2位、並びに審査委員長特別賞を受賞。11年、第80回日本音楽コンクール(オペラアリア)にて第1位、並びに聴衆賞を受賞。現在国内外で、その活躍の場を広げている。
平成24年度文化庁「優れた劇場・音楽堂からの創造発信事業」
