エントランスホールは、コンサートホールATM、ACM劇場、現代美術ギャラリーのいずれを訪れるにも、必ず通過する共通の玄関口です。このエントランスホール内には受付案内やチケット販売をするチケット&インフォメーションカウンターと手荷物をお預かりするクロークが並んでいます。全体は幅7m、奥行き22mの細長い空間ですが、高さは11mもあり2階の回廊の人の動きが見える開放感のある吹き抜けのホールになっています。教会建築に似たこのホールには、その残響時間の長い音響特性を活かしてパイプオルガンが設置されています。
パイプオルガンは、46ストップ、パイプ数3283本のもので、設計から静音、全ての工程が日本人(マナ・オルゲルバウ)によるものです。週末には無料のコンサートが開かれており、多くの人に親しまれています。また、壁内に収納されている仮設壁を出すことによって多目的スペースにすることも可能で、展示などさまざまな催し物が開催されています。
パイプオルガン
ヨーロッパの教会建築の様式を取り入れて設計されたエントランスホールの2階に、パイプオルガンは設置されています。これはドイツで修業し、マイスターの称号を得た2人の日本人によって作られました。エントランスホールの可動式扉を閉じれば、そこはオルガン音を美しく響かせる専用空間に様変わりします。 日本人の手で作られたオルガンとしては国内最大級のこのオルガンの音色をお気軽に楽しんでいただくため、週末には入場無料の「プロムナード・コンサート」を開いています。
チケット&インフォメーションカウンター・クローク
エントランスホールにあるチケット&インフォメーションカウンター。
チケット販売 や 館内見学ツアー の受付 、友の会 入会のお申込みのほか、車椅子やベビーカーの貸し出し も行っております。
カウンター内のATMフェイス(案内係)にお気軽にお問合せください。
柱をはさんで隣にあるクロークでは、館内で快適にお過ごしいただけるようお荷物やコートをお預かりしております。