水戸市民会館開館記念事業光のアートプログラム「光のセレモニー」
2023年7月1日(土)~9日(日) 点灯時間 19:00~22:30
日本のライトアートの代表的な存在であり、当館のライトアッププロジェクトを手掛けた逢坂卓郎氏(美術家/筑波大学名誉教授)の監修により、水戸市民会館の開館を祝し、MitoriO地区の夜を光のアートで彩ります。
期間中は、塔とカスケードに特別なライトアップを加えて、カスケード(噴水)にミストマシーンを設置し、光を投影するプログラムや、壁面に光のアート作品を設置し、光の動きや彩りを楽しむプログラムを行います。
ぜひご覧ください。
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水戸市民会館オープニング “光のセレモニー”
水戸市民会館のオープニングに伴う芸術館のライトアップリニューアルのタイトルを“光のセレモニー”とした。芸術館の広場を市民会館との中庭と考え、建築自体が光演出のファクター(要素)となるようにプランを考えた。市民会館の各階からの視点、中庭からの視点、そして、この地域を遠望する視点により、さまざまな表情が展開する。
水戸芸術館のシンボルといえるアートタワー、ピラミッド、ミストを加えたカスケード、回廊など、それぞれの空間やテクスチャーに生命の息吹が感じられるような光と影が、時には激しく、時には緩やかに交錯する世界が創出する。
午後7時〜10時半までの間は1時間ごとに、爆発が新たな星を誕生させる超新星(スーパーノバ)を彷彿させるようなストロボ光が20分ほどタワーとカスケードから発信される。オープニングの象徴としてのこの光は千波湖畔からも遠望される。
その後の40分間は、色彩溢れ、動きのある艶やかな光シーンが、多くの人々を楽しめる、光の祝祭空間となるように心がけた。
逢坂卓郎