現代美術ギャラリーCONTEMPORARY ART GALLERY

手で創る森英恵と若いアーティストたち

水戸芸術館現代美術ギャラリーでの展示風景　撮影：大谷健二

日本のファッション文化を海外に広めたファッションデザイナー森英恵が、新しい世代に寄せる期待と若いエネルギーを提案した展覧会。彼女が設立した森英恵ファッション文化財団は、若い作家に発表の場を提供するなどして人材の育成に努めているが、本展はそうした活動のなかで森英恵が見出したアーティスト11組の作品を「創る」「履く」「着る」「被る」「描く」「煌く」「織る」という7つの視点から紹介します。そこに選ばれたのは、デジタルの時代にありながら手仕事の素晴らしさと楽しさを感じさせる作家たちであり、彼らはファッション、イラスト、写真、工芸といった旧来の枠組みを超えていこうとする自由な意欲に満ちた作家たちでもあります。特別参加として、ロボットデザイナーの松井龍哉がマネキンロボット《Palette》を出品し、紙の作家とコラボレートします。


【出品作家】
西村優子、横山玄太郎、上延哲也、鈴木千恵、清川あさみ、重松淳也、きたざわけんじ、城田真由子、宮越明子、本橋理子、杉野服飾大学アートファブリックデザインコース、松井龍哉（特別参加）