
現代美術ギャラリーCONTEMPORARY ART GALLERY
- 地域連携プログラム
「3.11以後の建築」展関連企画+畠山直哉紫綬褒章受章記念アート・ミーツ・シネマvol.4
『誰も知らない建築のはなし』『未来をなぞる 写真家・畠山直哉』上映
2016年1月23日[土]〜2016年1月31日[日] 17:00~
水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催中の「3.11以後の建築」展にあわせ、急遽2本のドキュメンタリー映画上映が実現!
『だれも知らない建築のはなし』は、水戸芸術館の設計を手がけた磯崎新が、当時まだ無名だった安藤忠雄、伊東豊雄を引き連れ参加した伝説の国際建築会議「p3会議」から現代への建築の流れを、著名建築家達へのインタビューを通して浮かび上がらせた作品。
『未来をなぞる 写真家・畠山直哉』は、先の大震災で故郷の陸前高田が被災し、母と生家を失い、震災後の表現を模索する写真家・畠山直哉に寄り添い、ズームする貴重な映像作品です。
※会場は映画館のような上映環境ではございませんが、何卒ご理解の上ご鑑賞ください。
プログラム概要
会場
水戸芸術館 現代美術ギャラリー
開催日
2016年1月23日[土]〜2016年1月31日[日]
開催時間
17:00~
1月23日[土] | 31日[日] | |
17:00 | ● | ● |
日時
1月31日(日)17:00~(16:30開場)『未来をなぞる 写真家・畠山直哉』
料金
●映画観賞券 各回1,200円 (展覧会チケットをお持ちでないお客様は、2F回廊ワークショップ室前からのご入場になります。開場時間になりましたらエントランスホールより随時スタッフがご案内いたします。)
チケット購入方法
水戸芸術館エントランスホールチケットカウンターにて上映当日のみ販売
定員
各回50名
お問合せ
水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111
【主催】
1月23日 上映作品: 『だれも知らない建築のはなし』

『だれも知らない建築のはなし』
©Tomomi Ishiyama
INSIDE ARCHITECTURE - A Challenge to Japanese Society
ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展 正式出品作品
2015年/カラー/16:9/73分/ドキュメンタリー
監督:石山友美
出演:安藤忠雄、磯崎新、伊東豊雄、レム・コールハースほか
制作:第14回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館制作委員会、P(h)ony Pictures
配給:P(h)ony Pictures、配給協力・宣伝:プレイタイム
建築家に未来はあるか?
あなたの想像力を刺激する、スリリングで迫力に満ちた建築ドキュメンタリーがここに誕生!
1982年、アメリカ、シャーロッツビル。当時、世界を代表する超一流建築家が一堂に会し、建築の未来を議論する伝説的な国際会議が開かれた。その名は「p3会議」。日本からは磯崎新が2人の無名の若手を伴って参加する。後に世界的な建築家へと成長する安藤忠雄と伊東豊雄であった。そして30年後。建築家たちが初めて当時を振り返る取材に応じる。数々の証言は織りなす日本建築史の舞台裏。それは高度に資本主義化した社会で、何をどう生み出すのかという彼らの夢と挫折の歴史。バブル経済がもたらした功罪や、公共建築のあるべき姿も問い直されていく。
専門知識がなくても、建築家士の掛け合いがスリリングに伝わってくる。まるで群像劇のようなドキュメンタリーを完成させた新鋭・石山友美
監督はドキュメンタリーとしては初の長編となる石山友美。大建築家たちや神話的エピソードを崇めることは一切せず、今の問題意識から建築家の存在意義を問いかけていく。その切れ味鋭い批評眼は、いまだ体験したことのない高揚感を観る者にもたらすだろう。
1月31日 上映作品: 『未来をなぞる 写真家・畠山直哉』

『未来をなぞる 写真家・畠山直哉』
©CINEMACTION豊劇 -豊岡劇場-
2015年/日本/87分
監督・撮影・編集:畠山容平
制作:『未来をなぞる 写真家・畠山直哉』製作委員会
配給:CINMACTION 豊劇-豊岡劇場-、配給協力・宣伝:プレイタイム
世界的に活躍する写真家・畠山直哉。
その作品はどのように生まれているのか?
これまでの作品と故郷・陸前高田での撮影に2年間密着したドキュメンタリー
写真家・畠山直哉。石灰石鉱山や炭坑、密集したビルの隙間を流れる川や都市の地下空間を写した写真など、自然と人間の関係を緻密に構成した作品で知られている。2001年にはヴェネチア・ビエンナーレ日本代表の一人にも選ばれた世界伊的に活躍する写真家だ。そんな畠山は、東日本大震災で岩手県・陸前高田市の実家が流され、母を亡くした。それからというもの頻繁に故郷に戻り、変貌する風景を撮影し続けている。本作は畠山のこれまでの仕事に加え、写真家がどう震災と向き合って来たか?その2年間を総括的に追ったドキュメンタリーである。
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