「浅田政志 だれかのベストアルバム」関連企画浅田政志『私の家族』の被写体になりませんか?
2021年6月16日(水)~7月20日(火) いつでも
星空を背景に満面の笑みを浮かべる晴れ姿の女性
小型ロボットに向かってやさしくほほえむ女性
カレーライスを口元に運びながらカウンター越しの誰かを見つめる男性
浅田政志が『私の家族』(2020-)で映し出すのは、ある一人の視点から捉えられた家族、つまり〈私〉の家族です。
家族が全員そろってカメラに向かって笑ったり、ポーズをとったりする写真ではありません。参加者である〈私〉の家族が、浅田による写真と参加者自らの文章によって表現されます。
〈家族〉は、あなたの家族でも、記憶のなかに生きる家族でも、家族のように大切な人でもかまいません。家族にまつわる制度や既成概念からも、家族写真という定型からも解き放たれ、でも、たしかにあなたにとってかけがえのない〈家族〉。
あなたと浅田政志の共同作業によって、とびっきりの「家族写真」を撮りませんか。
これまでの日常や、日々のささやかな出来事、家族や大切な人のことを想う時間が最近多くありますね。『私の家族』は、あなたと僕、浅田政志の共同作業によって写真を撮影するプロジェクトです。
“家族”はあなたの家族でも、記憶に刻まれる家族でも、家族のように大切な人でも、家族のような仲間でもかまいません。あなたにとっての『私の家族』をその物語とともに教えてください。
撮影した写真は、2022年2月から開催する水戸芸術館現代美術ギャラリーでの浅田政志展にて発表します。あなたのご応募をお待ちしています!
浅田政志
浅田政志
写真家
プロフィール
1979年三重県生まれ。自らも被写体となった家族写真集『浅田家』(赤々舎)で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。日本各地の市井の人々を撮影するアートプロジェクトや写真の啓蒙活動に精力的に取り組んでいる。『浅田家』のほか、主な著書に『NEW LIFE』(赤々舎)、『家族新聞』(幻冬舎)、『八戸レビュウ』(美術出版社)、『卒業写真の宿題』(赤々舎)、『アルバムのチカラ』(赤々舎)、『浅田撮影局 まんねん』(青幻舎)、『浅田撮影局 せんねん』(赤々舎)など。著書『浅田家』と『アルバムのチカラ』を原案とした映画『浅田家!』が2020年10月に公開された。
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