「ピピロッティ・リスト:Your Eye Is My Island -あなたの眼はわたしの島-」関連企画鼎談「アーティストの視点でピピロッティ・リストを見る-I Can’t Agree With You More!-」※定員に達したため募集を〆切ました。
2021年10月2日(土) 14:00~16:00
ピピロッティ・リストの作品を手掛かりに、映像表現における身体やセクシュアルティの表象、見る者と見られる者の関係、ユーモアや欲望について考えるトークイベント。映像やパフォーマンスによる表現を探求するアーティストの高田冬彦さんと百瀬文さん、そして現代美術とフェミニズム、クイア理論を横断的に調査し活動する批評家・キュレーターの丸山美佳さんをゲストに迎え、後続世代のアーティストの視点からリスト作品を捉えなおすことを試みます。
photo by cyndixxx, courtesy of Muuseo
高田冬彦
プロフィール
1987年広島県生まれ。現在は千葉県を拠点に活動中。2017年に東京藝術大学大学院美術研究科博士後期過程を修了。高田は、神話、おとぎ話、性、ジェンダー、ナルシシズム、トラウマなど、多様なテーマやイメージを扱ったポップでユーモアあふれる映像作品を制作している。その多くは作家の自宅アパートで撮影されており、手作り感あふれる演出と時折登場するエロティックな表現が特徴で、一見すると荒唐無稽なストーリーは、人間社会に対する様々な問題提起をはらんでいる。
近年の主な個展に『LOVE PHANTOM 2』(WAITINGROOM/2021),『MAMスクリーン011:高田冬彦』(森美術館/2019)。
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百瀬文
プロフィール
アーティスト。1988年東京都生まれ。映像によって映像の構造を再考させる自己言及的な方法論を用いながら、他者とのコミュニケーションの複層性を扱う。近年の主な個展に「I.C.A.N.S.E.E.Y.O.U」(EFAG EastFactoryArtGallery、2020年)、主なグループ展に「六本木クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、2016年)、「アーティスト・ファイル2015 隣の部屋——日本と韓国の作家たち」(国立新美術館、韓国国立現代美術館、2015-16年)など。2019年、イム・フンスンと共同制作した《交換日記》が全州国際映画祭(JIFF)に正式招待されるなど、近年国内外で制作や発表を重ねている。
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丸山美佳
プロフィール
長野県生まれ。批評家・キュレーターとしてウィーンと東京を拠点に活動。現代美術やパフォーマンスと交差するメディア研究と複数のフェミニズム、クィア理論との横断に焦点をあて、トランスナショナルな芸術実践や規範性を撹乱させるような表現についての調査と実践を行う。2018年に遠藤麻衣とクィア・フェミニズム系アートZINE「MultipleSpirits(マルスピ)」を創刊。横浜国立大学大学院修了。現在、ウィーン美術アカデミー博士課程在籍。寄稿先に「artscape」、「Camera Austria International」、「Flash Art」、「群像」など。
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