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【重要なお知らせ】

現代美術ギャラリーCONTEMPORARY ART GALLERY

  • 企画展

大友良英「アンサンブルズ2010―共振」

2010年11月30日[火]〜2011年1月16日[日] 9時30分~18時 ※入場は17時30分まで

大友良英「アンサンブルズ2010―共振」2010年
水戸芸術館現代美術ギャラリーでの展示風景
撮影:下道基行

音楽家の大友良英氏が2008年に始めた、美術・音楽などジャンルの違い、プロ・アマなどキャリアの違いを超えた横断的な協働アートプロジェクト『アンサンブルズ』を、地域住民参加型へと発展させ、館内および水戸中心市街地を舞台に、展覧会、パレード、コンサートなど音楽にまつわる様々なプロジェクトを秋から冬にかけて連続して行います。当館における展覧会では建築家、アーティスト、エンジニアに誘いをかけ、まるでバンドを組むように協働し、音を奏でる「音楽装置」を地域の人びとの声や記憶を取り入れる形でつくりあげます。本プロジェクトは、昨年好評を得たさまざまな地元バンドが市街地を練り歩き、最後に大合奏を行う《アンサンブルズ・パレード》(10月30日開催※31日雨天順延)で幕を開けます。

▼出品作家

大友良英(音楽家)、菊地宏(建築家)、堀尾寛太(展示/パフォーマンス/電子デバイス)、青山泰知(美術家)、中崎透(美術家)、矢口克信(美術家)、五嶋英門(美術家)、毛利悠子(美術家)、近藤祥昭(サウンド・エンジニア)、高田政義(照明デザイナー)

開催情報

会場

水戸芸術館 現代美術ギャラリー

開催日

2010年11月30日[火]〜2011年1月16日[日]

開催時間

9時30分~18時 ※入場は17時30分まで

休館日

月曜日 ※ただし1月10日(月・祝)は開館、翌11日(火)休館
年末年始12月27日(月)~2011年1月3日(月)

料金

一般800円、前売・団体(20名以上)600円
※中学生以下、65歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名、年間パスをお持ちの方は無料
一年間有効フリーパス
「ハイティーンパス」(15歳以上20歳未満 ):1,000円
・「おとなのパス」(20歳以上):2,500円

お問合せ

水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111

作家紹介

大友良英

音楽家

1959年生。ギタリスト/ターンテーブル奏者/作曲家/プロデューサー。常に同時進行かつインディペンデントに多種多様な作品をつくり続け、その活動範囲は世界中におよぶ。ノイズやフィードバックを多用した大音量の作品から、音響の発生そのものに焦点をあてた作品に至るまでその幅は広く、ジャズや歌をテーマにした作品も多い。映画音楽家としても田荘荘監督「青い凧」等の中国映画から相米慎二、安藤尋、足立正生、田口トモロヲといった日本を代表する映画監督の作品、横浜聡子等若手監督の作品、NHKドラマスペシャル「白洲次郎」等テレビドラマ、CFの音楽と、数多くの映像作品の音楽を手がけ、その数は50作品を超える。近年は「ENSEMBLES」の名のもと様々な人々とのコラボレーションを軸に数多くの展示音楽作品や特殊形態のコンサートを手がけると同時に、障害のある子どもたちとの音楽ワークショップにも力をいれている。著書に「MUSICS」(岩波書店)、「大友良英のJAMJAM日記」(河出書房)、「ENSEMBLES」(月曜社より10月発売予定)がある。

「アンサンブルズ」とは

合奏を意味する「アンサンブルズ」を複数形にして、アーティスト、音楽家、技術者、企画者、スタッフ、一般参加者など多種多様な個々のひとびとが絡み合い、関連、浸食、反発しあいながら展開する音楽を基調とした大友良英によるプロジェクト。既存の演奏・展示空間だけでなく、生活の場である街中も舞台とし、従来の枠組みにとらわれない重層的・複合的な音楽表現を、コンサートや展示という形態で多数の協働者とともに探求している。



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