クリテリオム99榎本浩子
2022年11月5日(土)~2023年1月29日(日) 10:00〜18:00(入場は17:30まで)
「クリテリオム」は、若手作家と当館学芸員が共同企画する新作中心の展覧会シリーズです。
今展では、他者とのつながりや日々の出来事を題材に、弱さや傷つきやすさとその修復をテーマに作品を制作する榎本浩子を紹介します。
榎本は活動初期より、ドローイングやテキスト、写真、映像など複数のメディアを組み合わせた空間的なインスタレーションを発表してきました。近年では、植物や蜜蝋など、傷の治癒に用いられる素材に関心を寄せ、それらを取り入れた制作や活動に取り組んでいます。生産性や消費を優先するなかで見過ごされてしまう記憶や弱さを受け容れ、時間をかけ、見守ることで生まれる変化に目を向けた作品群を展示します。
撮影:カナイサワコ
榎本浩子
Hiroko Enomoto
プロフィール
群馬県生まれ、現在同地を拠点に活動。2011年女子美術大学大学院美術研究科修了。
主な個展に「時間をかけて治る傷」(ya-gins、前橋、2020)、「新しい朝がきた」(ya-gins、前橋、2016)。主なグループ展に、「River to River 川のほとりのアートフェス」(前橋市内各所、2021)、「The course of true love never did run smooth」(EUKARYOTE、東京、2019)、「ソウウレシ」(旧本間酒造、前橋、2019)がある。「群馬青年ビエンナーレ2015」大賞受賞。
作家ウェブサイト:http://hirokoenomoto.com/
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参考図版
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