水戸市民会館開館記念事業青木 淳 講演会「水戸芸術館と磯崎 新と私」「磯崎新―水戸芸術館を創る―」展関連プログラム
2023年5月13日(土) 14:00~15:30(開場13:30)
水戸芸術館では、「磯崎新ー水戸芸術館を創る」展に関連して、建築家の青木淳による講演会を開催します。
青木は1982年に東京大学工学部建築学修士課程修了後、磯崎新アトリエに入所。磯崎新のもとで研鑽を積み、「岩田学園体育館増設」(1985年、大分)「プルックリン美術館増改築」(1991年、ニューヨーク)などを担当、「水戸芸術館」(1990年)担当を最後に、1991年に独立し青木淳建築計画事務所(現在はASに改組)を設立、以後、手がけた作品は住宅、公共建築、ルイ・ヴィトンの店舗に代表される商業施設など多岐に渡ります。最近作の「京都市京セラ美術館」(2019年)では、リニューアルおよび新館建設の設計を手掛け、同館の特徴ともいえる帝冠様式の重厚な本館の雰囲気を残しつつも、ガラスのファサード「ガラス・リポン」や新館「東山キュープ」などを備えた現代の美術館として生まれ変わらせ、大きな注目を集めました。
当講演では、青木が磯崎新アトリエに勤務していた時代のこと、磯崎新との思い出、そして同アトリエ時代最後に担当した水戸芸術館について、お話しいただきます。
青木 淳
プロフィール
1956年神奈川県生まれ。東京大学工学部建築学修士修了。磯崎新アトリエ勤務を経て、1991年に独立し、青木淳建築計画事務所(現在はASに改組)を設立。 主な作品に「青森県立美術館」、「大宮前体育館」、「三次市民ホールきりり」、西澤徹夫との共働による「京都市美術館(通称:京都市京セラ美術館)」、ルイ・ヴィトンの一連の店舗など。1999年及び2021年と2度、日本建築学会賞、2004年に芸術選奨文部科学大臣新人賞、2020年に毎日芸術賞を受賞。主な著書に『フラジャイル・コンセプト』 (建築・都市レビュー叢書 / NTT出版)、『JUN AOKI COMPLETE WORKS』(1・2・3巻 / LIXL出版)、『原っぱと遊園地』(1・2巻 / 王国社)、『青木淳 ノートブック』(平凡社)、編著に『建築文学傑作選』(講談社文芸文庫)など。東京藝術大学建築科教授、京都市美術館(通称:京都市京セラ美術館)館長。磯崎新アトリエ勤務時代に水戸芸術館を担当する。
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