今村源(いまむら・はじめ)
プロフィール
1957年大阪生まれ、京都在住。81年に京都市立芸術大学美術学部彫刻科を卒業、83年に同大学大学院美術研究科彫刻専攻を修了。関西を中心に活動し、カラーワイヤーを使った平面作品や版画、針金で個々の彫刻がつながり合うインスタレーションなど、日常にあるありふれたものを用いて制作を行う。ユーモラスな形態をとりながら哲学的な作品は、日常と表裏一体にある深遠な世界を見せる。近年の個展に、「流れること/留めること」(ギャラリーノマル、大阪、2021年)、「パラパラパラ」(ARTZONE、京都、2018年)。展覧会に、「疎密考」(和歌山県立近代美術館、2021年)、「TADのベスト版 コレクション+ あなたならどう見る?」(富山県美術館、2020年)、「起点としての80年代」(金沢21世紀美術館、2018年/高松市美術館、2018年/静岡市美術館、2019年)、「東アジア文化都市 2017 京都 アジア回廊 現代美術展」(元離宮二条城/京都芸術センター、2017年)などがある。第35回中原悌二郎賞優秀賞(2007年)、第28回京都美術文化賞(2015年)を受賞。作品は国立国際美術館、伊丹市立美術館、兵庫県立美術館、和歌山県立近代美術館などに収蔵されている。
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