「今村源 遅れるものの行方」展 関連企画ダンス&ライブパフォーマンス「場と動きと音のコラボレーション」
2023年11月3日(金・祝) 13:30~14:30
関西を拠点に国内外で活躍する動態ダンスの角正之と、大阪の現代美術画廊「Gallery Nomart」をホームとする即興音楽ユニット[.es ドットエス]のsaraの二人が、今村の作品を舞台に共演します。

撮影:秋久秀雄
角正之(すみ・まさゆき)
プロフィール
1946年生まれ、神戸在住。Dance Camp Project 代表/Ton Placer Kazemai プロデューサー。
1968 〜71年にかけて前衛演劇「ブレヒト演劇ゼミナール」での活動を経て、騙らぬカラダの沈黙に魅了されダンスを始める。1989年、「ヴォカリーズ」にて埼玉国際創作舞踊コンクール奨励賞受賞、1991年、「水の夢」にて同コンクール最優秀賞受賞。
2000年に始まる「舞打楽暦」は、日本の能楽小鼓方久田舜一郎と角正之による音と動きの即興ユニットとして第 15 番まで終了。世界各地で海外アーチストとの共同ワークショップを行う。
角の公演の舞台美術を今村が手がけたり、今村の展覧会場で角が踊るなど、これまでにも数々のコラボレーションを行っている。
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sara[.es ドットエス]
プロフィール
[.es ドットエス]は、2009年に大阪の現代美術画廊「Gallery Nomart」をホームに結成された橋本孝之(alto sax, guitar)+sara(piano, others)によるユニット。 現代美術ディレクター林聡がプロデュース。結成当初より美術作家、ダンサー、詩人等とのコラボレーションを展開。即興、ノイズ、電子音楽、ジャズ、ロック、クラシックなど国内外の音楽家達とのコラボレーションによって生まれるボーダレスな世界―“音”と“音楽”の間(ま)で交錯する感覚を表現する。
これまでにも今村の展覧会場を舞台にライブパフォーマンスを展開しており、2013年の静岡市美術館での個展「わた死としてのキノコ」において作品を楽器に演奏した。また、今村の個展(「void−通路あるいは音として−」2011年、ギャラリーノマル)でのコラボレーションより生まれた演奏テーマ「void」で何度も演奏を重ね、うち一つの音源がCD「void」(2013年)として発売され、[.es ドットエス]の存在が国内外の前衛音楽関係者に広く知られることとなった。
2023年12月6日にsara[.es ドットエス]、大友良英、磯端伸一名義でリリース予定のCD「HUMANKIND / ヒューマンカインド」※では、今村がカバーアートを手がけている。
※当館ミュージアムショップコントルポアンにて、11月3日より先行発売。
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