「須藤玲子:NUNOの布づくり」関連企画オープニング・トーク
2024年2月17日(土) 13:30~15:00(開場13:00)
展覧会「須藤玲子:NUNOの布づくり」の開幕を記念して、本展出品作家の須藤玲子氏と、本展企画者の高橋瑞木氏を招いたオープニング・トークを開催します。
完成したテキスタイルにとどまらず、デザインの源泉や制作過程からテキスタイルデザインに注目する本展は、2019年香港を皮切りに、イギリス、スイスを巡回してきました。日本国内では各館の特徴に応答する新しい要素が加わり、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館と水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催されます。
普段は見ることのできない布づくりの舞台裏を見せるこの画期的な展覧会について、作家と企画者、双方の視点から語り合います。

Photo by Masayuki Hayashi
須藤玲子
プロフィール
株式会社 布代表。東京造形大学名誉教授。2008年より良品計画、山形県鶴岡織物工業協同組合、株式会社アズ他のテキスタイルデザインアドバイスを手がける。2016年より株式会社良品計画アドバイザリーボード。毎日デザイン賞、ロスコー賞、JID部門賞、円空大賞等受賞。日本の伝統的な染織技術から現代の先端技術を駆使し、新しいテキスタイルづくりをおこなう。作品はニューヨーク近代美術館、メトロポリタン美術館、ボストン美術館、ロサンゼルス州立美術館、ビクトリア&アルバート博物館、東京国立近代美術館他に永久保存されている。
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Photo: Courtesy of CHAT, Hong Kong
高橋瑞木
プロフィール
CHAT館長兼チーフキュレーター。森美術館開設準備室、水戸芸術館現代美術センター学芸員を経て現職。テキスタイル産業遺産と現代アート、デザイン、クラフトをつなげるヘリテージミュージアム、CHAT開設のため2016年に香港に移住。現職ではCHATの特別企画やコレクション、教育プログラムほか、香港および国内外の美術館との連携事業の指揮をとる。
これまでの主な国内外の企画として、水戸芸術館現代美術センターでは「Beuys in Japan:ボイスがいた8日間」(2009)、「クワイエット・アテンションズ 彼女からの出発」(2011)、「高嶺格のクールジャパン」(2012)、CHATでは、「(In)tangible Reminiscence」(2018)、「Unfolding : Fabric of Our Life」(2019)、「Yee I-Lann: Until We Hug Again」(2021)などの展覧会を手がけた。
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