
コンサートホール ATMCONCERT HALL ATM
- 音楽
リーズ・ドゥ・ラ・サール ピアノ・リサイタルフランスから届けられる新しい風。
2012年5月29日[火]

©Marco Borggreve
クラシック界には、今、桁外れの才能を持った若手ピアニストが台頭している。超絶的なテクニックで魅了する者、一風変わった演奏で耳を引きつける者、マルチな才能とクロスオーバーな演奏活動で驚かせる者・・・。そんな21世紀初めの群雄割拠のなかでも、とりわけ注目すべき若手ピアニストの一人が、フランス出身の才媛リーズ・ドゥ・ラ・サールだ。
「リーズ・ドゥ・ラ・サールの演奏の持ち味は?」と聞かれたら、「音楽そのもの」と答えるしか術を知らない。真正面から作品と向き合い、熟考を重ねた末にしか導きだすことのできない純粋な一音一音が、彼女のピアノからは聴こえてくる。彼女の演奏によって、演奏し尽くされた感のある偉大な作品たちは、その垢をきれいに洗い流され、今生まれたばかりの作品であるかのような新鮮な響きを蘇らせるのだ。
選ばれたプログラムは、いわゆる「名曲」ばかり。しかし、それは聴衆におもねるのではない。リーズ・ドゥ・ラ・サールは、シューマンとショパンの名作を通じて、己の芸術家としての存在を、舞台の上でさらけ出そうとしているのだ。その気概と挑戦を、真正面から受け止めてみたい。
【出演】リーズ・ドゥ・ラ・サール(ピアノ)
【曲目】
J.S.バッハ(ブゾーニ 編曲):コラール前奏曲〈来たれ、異教徒の救い主よ〉 BWV659 (吉田秀和館長への献奏)
シューマン:子どもの情景 作品15
シューマン:幻想曲 ハ長調 作品17
ショパン:24の前奏曲 作品28
【アンコール曲】
ドビュッシー:前奏曲集 第1集 から 第4曲 〈音と香りは夕べの大気の中に漂う〉
公演概要
会場
コンサートホールATM
開催日
2012年5月29日[火]
チケット情報
料金
【全席指定】3,500円
18:30開場 19:00開演
チケットの取り扱い
水戸芸術館エントランスホール・チケットカウンター
水戸芸術館チケット予約センター 029-231-8000
MUSIC SHOPかわまた 029-226-0351
ヤマハミュージック関東 029-244-6661
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード 161-607)
CNプレイガイド 0570-08-9990
学生券のご案内
当日開演1時間前に残席がある場合、学生券(一律1,000円)を発売します。水戸芸術館エントランスホール・チケットカウンターのみの発売になります。ご購入の際、学生証の提示をお願いします。
お問合せ
水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111
【主催】
公益財団法人水戸市芸術振興財団
プロフィール

©Marco Borggreve
リーズ・ドゥ・ラ・サール Lise de la Salle
ピアノ
フランスのシェルブール生まれ。パリ国立高等音楽院でピエール・レアシュに、2001年からは大学院課程でブルーノ・リグットに師事。1997年からパスカル・ネミロフスキの指導を受け、ジュヌヴィエーヴ・ジョワ=デュティーユにも学ぶ。ヨーロッパのコンクールで次々に1位を獲得、2004年にはニューヨークのヤング・コンサート・アーティスツ国際オーディションで優勝。同年、初の日本ツアーを行うほか、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭などに参加。
これまでに、WDRケルン放送交響楽団、ワイマール・シュターツカペレ、パリ室内管弦楽団、ベルギー国立管弦楽団、リヨン国立管弦楽団、サンクトペテルブルク交響楽団など、指揮者では準・メルクル、アレクサンドル・ドミトリエフ、セミョン・ビシュコフなどと共演。2007/08年には、メトロポリタン美術館の偉大な演奏家シリーズ、ベルリン・フィルハーモニー、ミュンヘン・ヘラクレスザール、シュトゥットガルト・リーダーハレ、フランクフルト・アルテオーパー、デュッセルドルフ・トーンハレ等に登場。2008/09年にはルツェルン音楽祭の「ピアノ・シリーズ」でリサイタルを行い、アメリカで2回のツアーを行った。2009/10年にはファビオ・ルイジ指揮によるシュターツカペレ・ドレスデンのシーズン開幕コンサートで演奏したほか、ウィーン交響楽団、ボストン交響楽団、ベルリン放送交響楽団、モスクワ国立交響楽団等と共演。そのほかジェームズ・コンロン指揮ロサンゼルス・フィルハーモニー管弦楽団、ラッセル=デイヴィス指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団、オスモ・ヴァンスカ指揮ミネソタ交響楽団等との共演も予定されている。
CDは、naïveレーベルから「ショパン:ピアノ協奏曲第2番+バラード全曲」、「リスト作品集」などがリリースされている。
日本では、2010年7月にルイジ指揮PMFオーケストラのソリストとして札幌、大阪、東京でショパンの〈ピアノ協奏曲第2番〉を演奏、「きらめく音の粒がこぼれ落ちるような緩徐楽章が絶品。今後フランスを代表するピアニストに成長することだろう」などと高く評価された。2011年には東京、名古屋、大阪でリサイタル・ツアーを行い各地で絶賛を博した。2012年にはNHK交響楽団へのデビューも決定している。