チケット

【重要なお知らせ】

コンサートホール ATMCONCERT HALL ATM

  • 音楽

企画:畑中良輔クリスマス・プレゼント・コンサート2012

2012年12月24日[月] 

オペラ〈アマールと夜の訪問者〉 クリスマス・コンサート(水戸芸術館、1994年)にて

■出演者変更のお知らせ

本公演に出演を予定していたソプラノの小泉惠子さんが、病気のため出演できなくなりました。代わりまして、清水知子さんが出演いたします。
急なお知らせとなり、誠に恐縮ですが、なにとぞご了承くださいますようお願い申し上げます。


私たちにオペラや歌曲の魅力を伝えてくださった畑中良輔先生。水戸芸術館の「クリスマス・プレゼント・コンサート」は、畑中先生の温かなお話と楽しいプログラムでお贈りしてきました。今年5月、畑中先生が天国に旅立つ前に残してくださった最後の企画が、聖夜に実現します。歌の喜びは、ずっと、みんなの胸に。

【企画】畑中良輔

【司会】久保田尚子、清水良一

【曲目】
ヘンデル:オラトリオ〈メサイア〉 HWV56 より
    清水知子(ソプラノ)、久保田尚子(アルト)、土崎 譲(テノール)、清水良一(バス)
    谷池重紬子(チェンバロ)、小林由佳(エレクトーン)、班目加奈(トランペット)
    打越孝裕(合唱指揮)、あひる会合唱団、NHK水戸児童合唱団
メノッティ:歌劇〈アマールと夜の訪問者〉
    山田純彦(指揮・演出)
    アマール=山下由佳、母親=喜田美紀
    カスパル=山田大輔、メルヒオール=清水良一、バルタザール=狩野賢一
    従者=藤原規生、村人=あひる会合唱団、ダンス=松本かおる、阿部俊輔
    宮田麻沙代(オーボエ)、大園麻衣子(ピアノ)、大野美音(パーカッション)
    佐々木克仁(舞台監督)、千葉祐輔(舞台スタッフ)

クリスマス・メドレー ※開演前と終演後にエントランスホールで演奏します。
■開演前 NHK水戸児童合唱団、原田昌江(指揮)、中村文栄(オルガン)
  ピアポント:ジングルベル
  バーリン:ホワイト・クリスマス
  レオントヴィッチ(南 安雄 編曲):鐘のキャロル
  ボイス:アレルヤ
  もみの木(ドイツ古謡)
  グル―バー:きよしこの夜
  荒れ野にみ使い(フランス古謡)
  アンコール レオントヴィッチ(南 安雄 編曲):鐘のキャロル
■終演後 あひる会合唱団、打越孝裕(指揮)、中村文栄(オルガン)
  カーク=エラート:いざやもろびと、神に感謝せよ(オルガン独奏)
  メンデルスゾーン(カミングズ 編曲):聞けや歌声
  君なるイエスは今あれましぬ(フランス古謡)
  ウェイド:いざもろとも主を
  グル―バー:きよしこの夜

公演概要

会場

コンサートホールATM

開催日

2012年12月24日[月] 

協力

財団法人 オペラアーツ振興財団、(株)エディファミリー、(株)吉田石油

チケット情報

料金

【全席指定】3,500円
16:30開場 17:00開演


チケットの取り扱い
水戸芸術館エントランスホール・チケットカウンター
水戸芸術館チケット予約センター TEL. 029-231-8000
MUSIC SHOP かわまた TEL. 029-226-0351
ヤマハミュージック関東 TEL. 029-244-6661
学生券のご案内
当日開演1時間前に残席がある場合、学生券(一律1,000円)を発売します。水戸芸術館エントランスホール・チケットカウンターのみの発売になります。ご購入の際、学生証の提示をお願いします。

お問合せ

水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111

企画者プロフィール

畑中良輔 Ryosuke Hatanaka

企画
東京音楽学校(現、東京芸術大学)卒業。宮廷歌手ヘルマン・ヴーハーペニヒに師事。ドイツ・リートやモーツァルトのオペラを日本に紹介した草分け的歌手であり、我が国を代表する声楽指導者、合唱指導者、音楽評論家。水戸芸術館では、1988年から音楽部門企画運営委員を、92年から音楽部門芸術総監督を、2012年4月からは音楽部門顧問を務めた。
1985年紫綬褒章受章。93年自ら主催する「青の会」が毎日芸術賞受賞。94年勲三等旭日中綬章受章。文化功労者。1997年モービル音楽賞受賞。97年から99年まで新国立劇場芸術監督。2000年文化功労者に選出される。06年日本芸術院賞ならびに恩賜賞を受賞。自伝『音楽少年誕生物語』『音楽青年誕生物語』『オペラ歌手誕生物語』『オペラ歌手奮闘物語』(音楽之友社)、詩集『超える影』(不識書院)など著書多数。07年第55回日本エッセイスト・クラブ賞を受賞。東京芸術大学名誉教授、日本演奏家連盟理事、全日本合唱教育研究会会長。08年より日本芸術院会員。
2012年5月24日逝去。

出演者プロフィール

清水知子 Tomoko Shimizu

ソプラノ
武蔵野音楽大学卒業。同大学院修了。2000年イタリアのフィレンツェに留学。01年第17回ヴィオッティ・ヴァルセシア国際コンクール(イタリア)にてオペラ歌唱部門第1位。02年第5回藤沢オペラコンクール第1位および福永賞受賞。また同年第3回静岡国際オペラコンクールにて三浦環特別賞を受賞。この受賞により再度イタリアへ留学。03年第9回リッカルド・ザンドナイ国際コンクール(イタリア)にてアレーナ・ディ・ヴェローナ特別賞受賞。〈フィガロの結婚〉〈コシ・ファン・トゥッテ〉〈魔笛〉〈ジャンニ・スキッキ〉〈地獄のオルフェ〉などのオペラに出演。05年に静岡市民オペラ〈蝶々夫人〉にタイトルロールで出演し、大絶賛を博した。07年藤原歌劇団〈蝶々夫人〉のタイトルロールに抜擢され藤原歌劇団に鮮烈デビューし、12年には〈フィガロの結婚〉の伯爵夫人にて出演。三浦環没後60年特別コンサート、ドイツやイタリア各地でのコンサートなどに出演。またベートーヴェン〈交響曲第9番〉、モーツァルト、フォーレ、ヴェルディの〈レクイエム〉などのソリストとしても好評を得ている。藤原歌劇団正団員。

久保田尚子 Hisako Kubota

アルト
茨城県水戸市出身。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。同大学院音楽研究科修士課程(オペラ科)修了。東京芸術大学卒業演奏会(同声会)に出演。水戸芸術館において、「茨城の名手・名歌手たち」第1回、「オペラの花束をあなたへ」、市民オペラ〈魔笛〉(侍女III)、〈フィガロの結婚〉(ケルビーノ)、〈ヘンゼルとグレーテル〉(ヘンゼル)、クリスマス・コンサート〈アマールと夜の訪問者〉(母親)などに出演。またモーツァルト〈戴冠ミサ〉、ヴィヴァルディ〈グローリア〉、ヘンデル〈メサイア〉、J.S.バッハ〈ロ短調ミサ〉、ベートーヴェン〈交響曲第9番〉、ペルゴレージ〈スタバト・マーテル〉、ロッシーニ〈小荘厳ミサ〉などにアルト・ソリストとして出演。2007年に茨城県にゆかりのある歌い手を中心に声楽グループ「Gruppe Rosen(ぐるっぺ・ローゼン)」を設立。08年および10年に水戸芸術館において地元高校生とともに演奏会を開催し好評を博す。現在、常磐短期大学非常勤講師。中澤敏子、木村宏子に師事。

© YOSHI KATO

土崎 譲 Joe Tsuchizaki

テノール
東京芸術大学卒業。同大学院修士課程修了。第17回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位。第76回日本音楽コンクール入選。文化庁在外研修員としてウィーンに留学。バッハからプッチーニまで、さまざまな宗教曲、オーケストラ作品にソリストとして出演し、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー、ハンス・ヨアヒム・ロッチュらの指揮者と共演した。第22回国民文化祭とくしま2007では開会式に出演、皇太子殿下ご夫妻ご臨席の下でテーマ曲を歌い、NHKでも放送され好評を博す。オペラでも〈ウィンザーの陽気な女房たち〉〈椿姫〉〈愛の妙薬〉〈リタ〉〈ドン・ジョヴァンニ〉〈コシ・ファン・トゥッテ〉などに出演したほか、「こども音楽館2006《魔笛》」で指揮チョン・ミョンフンと共演。〈黒船〉で新国立劇場にデビュー後、〈修禅寺物語〉〈ばらの騎士〉で同劇場に出演を重ねる。チロル音楽祭ERL(オーストリア)、アルト=アディジェ音楽祭(イタリア)に招かれるなど、さらに海外にも活躍の場を広げている。

© 篠原栄治

清水良一 Ryoichi Shimizu

バス
武蔵野音楽大学大学院修了。第66回日本音楽コンクール第2位、第3回藤沢オペラコンクール第2位、第10回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位。2000年には文化庁芸術家在外研修員としてイタリアのフィレンツェにてフェドーラ・バルビエーリのもと1年間の研修を行う。またこの間に「ヴェルディ没後100年、オーケストラレジーナ特別演奏会」などのコンサートに出演し好評を博す。これまでに、新国立劇場〈カルメン〉、藤原歌劇団〈蝶々夫人〉、日本オペラ協会〈美女と野獣〉〈天守物語〉〈高野聖〉、藤沢オペラ〈地獄のオルフェ〉〈トゥーランドット〉、水戸芸術館市民オペラ〈魔笛〉〈フィガロの結婚〉などに出演したほか、ルーマニア国立イアシ歌劇場には〈リゴレット〉のタイトルロールで出演し好評を博した。ほかにもNHK-FMリサイタルや様々なコンサートのほか、ベートーヴェン〈交響曲第9番〉やヘンデル〈メサイア〉、フォーレ〈レクイエム〉などの交響曲、宗教曲のソリストとしても数多く出演。藤原歌劇団正団員。

谷池重紬子 Etsuko Taniike

チェンバロ
武蔵野音楽大学卒業。同大学卒業後、二期会ピアニストとなり、伴奏者としてのキャリアをスタートさせた。歌い手の音楽に寄り添うように弾かれるピアノ伴奏には定評があり、朝日新聞の天声人語にも紹介された。一流の歌手たちのリサイタル、合唱伴奏、および録音、放送など、数多く手掛けている。新国立劇場オペラ研修所では伴奏者兼コレペティトゥーアとして、次代の日本オペラ界を担う若手歌手たちを支えている。水戸芸術館では、「オペラの花束をあなたへ」シリーズなどに出演。

小林由佳 Yuka Kobayashi

エレクトーン
東京音楽大学ピアノ演奏家コースを首席で卒業。同大学研究科修了。ピアノとともにエレクトーン音楽の新しいかたちを模索し、自らの編曲によりオペラ、器楽伴奏を国内外で数多く行う。特に水戸芸術館市民オペラ〈魔笛〉では音楽評論家故・吉田秀和よりその演奏を朝日新聞誌上で高く評価された。07年5月には衣装デザイナー・ワダエミ主催コンサートで高円宮妃の前での編曲・演奏が琵琶湖テレビで放送、07年7月には国際的ヴァイオリニスト久保田巧と共演、08年6月にはブラジルのロンドリナ市で日本移民100周年に招聘され記念コンサートとミサに出演。また毎年横浜開港祭では編曲と演奏で内外のPop系アーティストと共演。現在東京音楽大学、茨城県立水戸第二高等学校、第三高等学校音楽科各講師。

班目加奈 Kana Madarame

トランペット
茨城県水戸市出身。東京学芸大学、東京芸術大学別科および同大学院修了。東京学芸大学、洗足音楽学園大学、尚美ミュージック・カレッジ専門学校、水戸第三高等学校音楽科非常勤講師。文化学園大学杉並中学校・高校外部指導員。Japan Ladies' Brassおよび東京ブラスソサエティ、プリンシパル・コルネット奏者。日本ブラスバンド指導者協会理事。International women's brass conference、日本吹奏楽指導者協会、練馬区演奏家協会、茨城演奏家連盟会員。第11回ヤマハ金管新人演奏会出演、第21回茨城県新人演奏会新人賞、第14回新人演奏会(練馬文化センター主催)最優秀賞、International women's brass conference 2003コンクール(アメリカ)第2位。班目加奈トランペット・リサイタルはvol.12を迎える。2006年および12年にはアメリカでのリサイタルも好評を博す。ソロ活動を中心に国内外で演奏活動や指導に取り組むほか、出身地である茨城県の音楽文化の普及にも力を注いでおりヴォランティアでのトランペット・コンサートも積極的に行う。CD『Vocalise』『Fantasie』が好評発売中。

山田純彦 Akihiko Yamada

オペラ指揮・演出
国立音楽大学声楽学科卒業。同専攻科修了。声楽を横田孝、渡辺高之助に師事。同大学卒業演奏会および第35回読売新人演奏会に出演。国立音楽大学、二期会、NHK、東京室内歌劇場などのオペラに多数出演。特に〈フィガロの結婚〉(フィガロ)、〈コジ・ファン・トゥッテ〉(グリエルモ)、〈魔笛〉(パパゲーノ)などで軽妙な演技と歌で好評を博す。指揮を若杉弘、演出を栗山昌良に師事。二期会、東京室内歌劇場、国立音楽大学、西日本オペラ、名古屋二期会等で多くの副指揮、正指揮を経て、国立音楽大学〈フィガロの結婚〉〈魔笛〉、西日本オペラ〈蝶々夫人〉、名古屋二期会〈タヒチ島事件〉〈アマールと夜の訪問者〉ほかを指揮、演出。1993年には全国にオペラを普及するため、財団法人オペラアーツ振興財団を文化庁の認可を得て設立。元国立音楽大学声楽科助教授。現在、財団法人オペラアーツ振興財団理事長、二期会会員。

山下由佳 Yuka Yamashita

ソプラノ
国立音楽大学声楽科卒業。声楽を牧野美紀子、山田純彦に師事。国際芸術連盟新人オーディション合格、新人コンサート、全日本演奏家協会推薦コンサート出演。第1回JILA朗読オーディション合格、上位該当者なし奨励賞受賞、朗読フィスティバル出演。オペラでは〈椿姫〉(ヴィオレッタ)、〈魔笛〉(パパゲーナ)、〈フィガロの結婚〉(伯爵夫人)、〈カルメン〉(フラスキータ)、〈ヘンゼルとグレーテル〉(ヘンゼル)、〈泣いた赤鬼〉(娘、ナレーター)ほか、数多く出演。フラメンコと歌の共演、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の方とのコンサートなど、スクールコンサートにも力を入れ、司会を含め幅広く活躍中。二期会会員。

喜田美紀 Miki Kita

メゾ・ゾプラノ
国立音楽大学卒業。同大学院修了。二期会オペラ研修所修了。オペラでは、新国立劇場オープニング記念公演〈ローエングリン〉(小姓)、二期会新進オペラ公演〈フィガロの結婚〉(ケルビーノ)、日生劇場〈ヘンゼルとグレーテル〉(ヘンゼル)、新国立劇場小劇場オペラ〈ねじの回転〉(少年マイルズ)などに出演、確実な音楽性と溌剌とした舞台姿で好評を博した。また二期会合唱団やアーツ・カンパニーによる文化庁の学校公演〈カルメン〉のタイトルロールなども務め、活躍の場を広げている。コンサートでは、二期会サロンコンサート、シューベルトやヴォルフの歌曲コンサート、ダブルカルテットグループである「二期会マイスタージンガー」による全国各地での「歌の花束コンサート」などにも多数出演。その他、J.S.バッハ〈マタイ受難曲〉、ヘンデル〈メサイア〉などの宗教曲のソリストとしても幅広く活躍している。二期会会員。

山田大輔 Daisuke Yamada

テノール
国立音楽大学声楽学科卒業。同大学卒業演奏会、同大学東京都同調会新人演奏会、第65回読売新人演奏会等に出演。声楽を小川雄二、直野資、田口興輔、大間知覚に師事。1995年より3年間「阪神・淡路大震災慰問巡回公演」(オペラアーツ振興財団主催)で、オペレッタ〈ブレーメンの音楽隊〉に約100ステージ出演し、被災した児童達の心のケアに努めた。2005年より8年間「次代を担う子どもの文化芸術体験事業」(文化庁主催)に〈カルメン〉(オペラアーツ振興財団制作)で参加、またワークショップで生徒たちの歌唱・演技指導にも力を注いでいる。全国にオペラを普及することをライフワークとする傍ら、01年より「鼻歌(笑顔)のある毎日」をモットーに童謡・唱歌を後世に残すヴォランティア活動を展開。財団法人オペラアーツ振興財団常務理事、小平市教育委員会委員、一般社団法人小平青年会議所2012年度理事長、NPOポポロ(日本と世界の愛唱歌をうたう会)会長、二期会会員。

狩野賢一 Kenichi Kanou

バス・バリトン
国立音楽大学卒業。同大学院修士課程首席修了。二期会オペラ研修所修了。卒業演奏会、新人演奏会、サントリーホール主催「レインボウ21」、国立音楽大学レクチャーコンサート〈ドン・ジョヴァンニ〉(大野和士指揮、騎士長役)等に出演。モーツァルト〈レクイエム〉、ベートーヴェン〈交響曲第9番〉をはじめ、数々の作品のソリストを務める。2009年〈ドン・ジョヴァンニ〉レポレッロ役にてオペラデビュー。11年公演予定だった小澤征爾音楽塾XI〈フィガロの結婚〉フィガロ役カヴァーに抜擢される。12年3月には同塾XI〈蝶々夫人〉に参加、特別演奏会にてボンゾ役を演ずる。同年5月には二期会創立60周年記念ニューウェーブ・オペラ劇場〈スペイン時間〉ドン・イニーゴ・ゴメス役で二期会デビュー。 また同年9月には二期会〈パルジファル〉公演に聖杯騎士役で出演する。二期会準会員、サントリーホール・オペラ・アカデミー・プロフェッショナル・コースメンバー、国立音楽大学大学院授業補助員。

藤原規生 Norio Fujihara

バリトン
国立音楽大学声楽学科卒業。声楽を山田純彦、桑原啓郎、森山俊雄、永井順、アンドレア・モナコに師事。〈カルメン〉〈魔笛〉〈ジャンニ・スキッキ〉〈椿姫〉〈フィガロの結婚〉など多数のオペラ・コンサートに出演。合唱指揮者として自身の合唱団指導に加え、オペラやオーケストラ公演にも数多く携わっている。2010年12月アーツ・カンパニー制作20周年記念公演オペレッタ〈こうもり〉副指揮。11年12月ロイヤルチェンバーオーケストラによるベートーヴェン〈交響曲第9番〉公演では、08年12月に続き合唱指揮。12年5月オリンパスホール八王子でのマーラー〈交響曲第2番「復活」〉で合唱指揮。12年11月同ホールでのオペラ〈蝶々夫人〉で合唱指揮。また新作ミュージカルの歌唱指導の分野でも活躍。現在、財団法人オペラアーツ振興財団事務局長、洗足こども短期大学非常勤講師、小野学園小学校講師、日本合唱指揮者協会理事。全国各地の合唱祭講評者、講師、合唱コンクール審査員を務めている。

松本かおる Kaoru Matsumoto

ダンス
東京都出身。小学生よりバレエを始める。2000年、ニューヨークにて研修。ファイナス・ヤング、キャット・ワイルディッシュらに師事。その後ユニークバレエシアターにて堀内かおり、池田由美子らに師事。パフォーマンスに参加。自らの舞台活動の傍ら、バレエ教師としての活動も始める。Elite Danse Classique主宰。

阿部俊輔 Shunsuke Abe

ダンス
千葉県出身。英国セントラルスクールオブバレエで学んだ後、バレエフロリダに入団。日本に帰国後は牧阿佐美バレエ団にて舞台活動をする。主な古典バレエ作品に加えフレデリック・アシュトン、ローラン・プティ、マシュー・ボーンらの作品にもさまざまな役柄で出演する。またコンテンポラリー作品にも出演し、ジャンルを問わず舞台活動をしている。

宮田麻沙代 Masayo Miyata

オーボエ
東京音楽大学器楽部卒業。卒業演奏会に出演。1993~95年、アスペン音楽祭(アメリカ)に奨学生として参加。2002年、オーケストラとモーツァルトの協奏曲を共演。現在、室内楽を中心に活動。NHK「世界ふれあい町歩き」、連続テレビ小説「風のハルカ」、映画「涙そうそう」を録音。オーボエを石橋雅一、小島葉子、キャスリン・グリーンバンクに師事。室内楽を中川良平、菅原眸、デニス・スマイリーに師事。ひとみ室内合奏団、WOOD LANDNOTES、横浜室内合奏団、アンサンブルフロッグスのメンバー。

大園麻衣子 Maiko Ozono

ピアノ
国立音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業。大学在学中、同大学同調会より奨励金を授与される。2002年第72回読売新人演奏会に出演。立川市民オペラ、日本オペラ協会、アーツ・カンパニーなど、各地のオペラ団体にコレペティトゥーア、音楽スタッフとして参加。また新日本フィルハーモニー交響楽団〈レオノーレ〉(日本初演)をはじめとするオーケストラによる演奏会形式のオペラや声楽を伴う公演に携わり、リサイタルの共演ピアニストを務めるなど、全国で活発な演奏活動を行っている。国立音楽大学音楽学部演奏員、公益財団法人日本オペラ振興会オペラ歌手育成部講師、日本G.プッチーニ協会正会員。

大野美音 Mio Ohno

パーカッション
国立音楽大学器楽楽科打楽器先攻卒業。卒業後、NHK、民放などのスタジオ録音、CDなどのセッション、小編成のアンサンブルからオーケストラまで幅広く活動。フィルハーモニア・フンガリカのアジア公演にも参加、打楽器アンサンブルとマリンバソロによる海外公演も行った。教育活動も積極的に展開し、アメリカンスクールバンドの音楽指導も行った。舞台芸術の音楽についても深く興味を持ち、数々のバレエ公演に参加し、演出家の木俣貞夫のプロデュースによる打楽器が中心となったミュージカルを全国公演で展開した。アーツ・カンパニーの公演には長年に渡り数々の実績を残し、現在に至っている。文化庁芸術祭優秀賞を2回受賞、コンセールアミ・コンクール受賞、PAS会員。

打越孝裕 Takahiro Uchikoshi

合唱指揮
水戸市出身。武蔵野音楽大学音楽部音楽教育学科(声楽専攻)卒業。声楽を東學、菊池初美、三池三郎に、指揮法を甲斐正雄に、サクソフォーンを須田寔にそれぞれ師事。茨城県吹奏楽連盟40周年記念特別演奏会(ベートーヴェン〈交響曲第9番〉)および旧常北町第九コンサートのソロを務める。また、現在「水戸の街に響け!300人の《第九》」の合唱指導を担当している。現在、東海村立舟石川小学校教諭。茨城県合唱連盟副理事長。

原田昌江 Masae Harada

合唱指導
武蔵野音楽大学声楽学科卒業。声楽を中澤敏子、多田光子、ツォリカ・フィリポヴィッチ、原孝子に、指揮法を久山恵子に師事。アンサンブルさくら、茨城町しじみ合唱団、河和田幼稚園アンサンブル愛、女声アンサンブルWith、Coro La DIVA、勝田童謡を楽しむ会、混声合唱団・憧れの常任指揮者。2009年からNHK水戸児童合唱団の正指揮者を務め、様々な形態の合唱の指揮指導に携わっている。水戸市合唱連盟副理事長、茨城県合唱連盟常任理事、21世紀の合唱を考える会・合唱人集団「音楽樹」会員。

あひる会合唱団


1951年「水戸市民合唱団」として誕生。53年に「あひる会合唱団」と改称、時代が変わり、人が変わっても、我々団員の合唱を愛する情熱は変わることなく、2010年に創立60周年を迎え、記念演奏会を開催した。長年にわたり指揮者を務めた鈴木良朝は、記念演奏会を機に常任指揮者を退任。新たに常任指揮者として打越孝裕、副指揮者として後藤敦子が就任。あひる会合唱団は合唱好きの人なら誰でも入団でき、年齢層も20代から70代までと幅広い。年1回の定期演奏会と茨城県や水戸市の合唱祭への参加など、地域に根ざした活動をしている。過去、全日本合唱連盟主催の合唱コンクール全国大会に7回出演し、1992年には銀賞を受賞。ルネサンス時代の宗教曲を演奏する団体として全国的にも注目された。定期演奏会では、モーツァルト、フォーレ、ラターなどの宗教曲、さらには現代邦人作品からポピュラーソングまで幅広い作品に取り組んでいる。

NHK水戸児童合唱団


2004年の茨城県域デジタル放送開始を記念し05年に設立された8年目の合唱団。第3回定期演奏会を去る8月18日に開催した。その他、今年の主な活動は、6月の茨城県合唱祭のほか、7月、初参加となった第44回水戸市芸術祭・震災復興祈念事業「少年少女合唱祭」、8月、茨城県立民県民文化センター再開記念事業「中丸三千繪コンサート」、10月、水戸市南町3丁目「ハロウイーンだよ!み~んな集まれ!」、11月、NHK水戸放送局開局70年記念「わくわくテレビ!NHKランド」などである。団長・遠峰駿一郎を中心に、指揮者・原田昌江、ピアニスト・田中直子、伊藤真理、指揮者アシスタント・瀧本真己と小学校2年生から高校3年生までの団員58名で活動し、日本の歌から世界の歌まで幅広い合唱曲に日々挑戦している。今後は、13年3月16日、茨城県近代美術館ミュージアムコンサート「2年後のレクイエム」出演を予定している。新団員募集中。

中村文栄 Fumie Nakamura

オルガン
茨城県取手市出身。3歳からピアノ、8歳から声楽を学ぶ。上野学園中学校、高等学校音楽科ピアノ専門を卒業後、上野学園大学音楽学部オルガン専門卒業。オルガンを小林英之、チェンバロ、通奏低音奏法を渡邊順生、戸崎廣乃、辰巳美納子、上尾直毅、室内楽を山岡重治、櫻井 茂、ピアノを飯村百代、佐藤美和子に師事。ジグモント・サットマリーやジャン=ピエール・ルゲなどの国内外オルガンセミナーに参加しながら研鑽を積む。オルガニスト協会主催新人演奏会、サントリーホール主催「レインボウ21デビューコンサート」などに出演。現在各地のホール、教会などでオルガン、チェンバロの独奏や通奏低音奏者として、また作曲家の落合崇史、リコーダー奏者の高橋明日香らとともに、古楽器を使いながら、ピアノ、ハープ、笙、鍵盤ハーモニカなどの楽器も織り交ぜオリジナル作品を演奏するアンサンブル・グループ「cache-cache(カシュカシュ)」メンバーとしても活動する。上野学園大学演奏要員。東京ミュージック・アカデミー(豊洲)、昭和楽器春日部店 各講師。