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茨城県立県民文化センター再開記念水戸室内管弦楽団メンバーによる公開レッスン in 水戸高校生アンサンブル公開レッスン&模範演奏
2012年10月22日[月]
茨城県立県民文化センターの再開を記念して、世界に誇る水戸室内管弦楽団のメンバーが県民文化センターで、県央地区の高校生アンサンブルを対象に公開レッスンを行います。
高校生にとっては、第一線で活躍している講師から曲の表現方法や解釈などについて直接指導を受けることができる絶好のチャンスです。またレッスンを聴くと、曲の構造や演奏の秘訣が分かって、音楽の楽しみ方を深めることもできます。講師による模範演奏もございます。是非この機会にトップレベルの音楽を間近で体験してみませんか?
【受講校】
茨城県立勝田高等学校 弦楽合奏
茨城県立水戸第一高等学校 木管五重奏
茨城県立水戸第三高等学校 金管八重奏
【講師】
田中直子(ヴァイオリン 水戸室内管弦楽団団員、ジュリアード音楽院教授)
フィリップ・トーンドゥル(オーボエ 水戸室内管弦楽団団員、シュトゥットガルト放送交響楽団首席)
デイヴィッド・ヘルツォーク(トランペット 水戸室内管弦楽団ゲスト奏者、新日本フィルハーモニー交響楽団首席)
【講師によるミニコンサート ピアニスト】
加藤洋之(ピアノ)
【講習曲】
グリーグ:ホルベルク組曲(ホルベアの時代から) 作品40 より 第3曲「ガヴォット」
演奏:茨城県立勝田高等学校(弦楽合奏)
指導:田中直子
ヒンデミット:小室内音楽 作品24の2 より 第1、5楽章
演奏:茨城県立水戸第一高等学校(木管五重奏)
指導:フィリップ・トーンドゥル
リチャーズ:高貴なるブドウ酒を讃えて より 第4曲「ホック」、第1曲「シャンペン」
演奏:茨城県立水戸第三高等学校(金管八重奏)
指導:デイヴィッド・ヘルツォーク
【講師によるミニコンサート曲目】
カリヴォダ:サロン的小品 作品228
フィリップ・トーンドゥル(オーボエ)/加藤洋之(ピアノ)
テレマン:ソナタ(シンフォニア) ニ長調 TWV44:1 より 第1、3楽章
ガーシュウィン:3つの前奏曲 より 第2番 嬰ハ短調 〈ブルー・ララバイ〉
以上、デイヴィッド・ヘルツォーク(トランペット)/加藤洋之(ピアノ)
エルガー:愛のあいさつ 作品12
クライスラー:プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
以上、田中直子(ヴァイオリン)/加藤洋之(ピアノ)
公演概要
会場
茨城県立県民文化センター 大ホール
開催日
2012年10月22日[月]
チケット情報
料金
【全席自由席】入場無料(要入場券)
会場:茨城県立県民文化センター 大ホール
13:00開場 13:30開始(15:30終了予定)
入場券配布
9月4日[火]9:30より
入場券配布場所
水戸芸術館エントランスホール・チケットカウンター(月曜休館)
茨城県立県民文化センター(月曜休館)
定員
1,500名
お問合せ
水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111
【主催】
茨城県、茨城県教育委員会、財団法人いばらき文化振興財団、公益財団法人水戸市芸術振興財団
【後援】
水戸市
講師プロフィール

田中直子 Naoko Tanaka
ヴァイオリン
水戸室内管弦楽団団員
ジュリアード音楽院教授
東京生まれ。4歳からヴァイオリンを始め、渡辺季彦に師事する。小2のとき桐朋学園附属「子供のための音楽教室」に入室、ジャンヌ・イスナール、宗倫安に師事する。その後、桐朋女子高校音楽科に入学、前橋汀子、齋藤秀雄に師事。桐朋学園大学音楽学部在学中、ジュリアード音楽院へ留学し、ドロシー・ディレイに師事。その後、長期にわたりディレイの助手を務める。
ジュリアード音楽院在籍中にオルフェウス室内管弦楽団、セント・ルークス室内管弦楽団の創設に参加し、コンサートマスターとなる。ドイツ・グラモフォンのレコーディングに参加するとともに、演奏旅行では北米、南米、ヨーロッパのほとんどすべての国をまわっている。そのほか、ニューヨーク・フィロムジカ、シアター・チェンバー・プレイヤーズのメンバーとして、ニューヨークを中心に室内楽・ソロ等幅広い活動を行っている。水戸室内管弦楽団創立以来の楽団員であり、またジュリアード音楽院、ニューヨーク大学で教鞭を執っている。

フィリップ・トーンドゥル Philippe Tondre
オーボエ
水戸室内管弦楽団団員
シュトゥットガルト放送交響楽団首席奏者
1989年、フランス・ミュルーズ生まれ。6歳でオーボエを始める。15歳でパリ国立高等音楽院に入学し、デイヴィッド・ワルターに師事、2010年には優秀な成績で修士号を取得した。
08年、第60回「プラハの春」国際コンクール第3位。09年、第9回国際オーボエコンクール・軽井沢第2位。10年、第65回ジュネーヴ国際音楽コンクール第3位。11年9月には難関として知られる第60回ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝。
08年、18歳でシュトゥットガルト放送交響楽団首席オーボエ奏者に就任。12年、水戸室内管弦楽団に入団。その他バイエルン放送交響楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団、ミュンヘン室内管弦楽団、シュトゥットガルト室内管弦楽団、サイトウ・キネン・オーケストラなどに参加。小澤征爾、ロジャー・ノリントン、コリン・デイヴィス、チョン・ミョンフン、ネーメ・ヤルヴィ、ヘルベルト・ブロムシュテット、エサ=ペッカ・サロネンといった名指揮者との共演も多い。

デイヴィッド・ヘルツォーク David Herzog
トランペット
水戸室内管弦楽団ゲスト奏者
新日本フィルハーモニー交響楽団首席奏者
新日本フィルハーモニー交響楽団首席奏者。1999年までヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務め、また現在まで、ニューヨーク・フィルハーモニック、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニック、フィンランド国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場などの数多くのオーケストラに客演している。
ソリストとしては、ライプツィヒ・バロック・ゾリステン、スーク室内合奏団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、オルフェウス室内管弦楽団などと共演。フィンランド、イタリア、日本、アメリカ、ブルガリアなど、世界各地でリサイタルを開催するほか、水戸室内管弦楽団をはじめ、各地の様々な楽団・音楽祭等で幅広く活躍している。
マンハッタン・スクール・オブ・ミュージックにて、スティーヴン・バーンズに師事し、全額奨学金を授与され、プロフェッショナル研究科課程を修了。国際トランペットギルド・クラシックソロコンクールをはじめとする、数多くのコンクールに優勝、上位入賞を果たす。ロックフェラー財団音楽賞受賞。
また、東京芸術大学にて後進の指導にも当たっている。
講師による模範演奏 ピアニスト

加藤洋之 Hiroshi Kato
ピアノ
東京芸術大学を首席で卒業。1990年ジュネーヴ国際音楽コンクールに第3位入賞後、ハンガリー国立リスト音楽院に留学し、イシュトヴァン・ラントシュに師事。93年にはブルガリア国立放送響と共演、その後ブダペスト・フィルやスウェーデン・ヘルシンボリ響、ハンガリー国立響をはじめ内外のオーケストラとの共演を続け、また東欧各地においてリサイタル、放送への出演等の演奏活動を行う。96年ドイツのケルンに移り、パヴェル・ギリロフに師事する傍ら室内楽の演奏にも力を入れ始め、ヨーロッパ各地で演奏会や放送への出演、録音を行う。ウィーン・フィルのメンバーたちとはしばしば室内楽を共演し、特に第一コンサートマスターのライナー・キュッヒルとは2001年以来、デュオ・パートナーとして数多くの演奏を重ねてきており、02年ロンドンのウィグモア・ホールへのデビューは“THE TIMES”紙上にて絶賛を博した。10年6月にはウィーン・ムジークフェラインザールにて3日間にわたり、ベートーヴェンのピアノとヴァイオリンのためのソナタ全曲演奏会が楽友協会主催によって行われた。
平成24年度文化庁 地域発・文化芸術創造発信イニシアチブ