
コンサートホール ATMCONCERT HALL ATM
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いばらき総文2014開催記念高校生のための水戸室内管弦楽団メンバーによる公開レッスン公開レッスン&講師によるミニコンサート
2014年5月26日[月]

「水戸室内管弦楽団メンバーによる公開レッスン」(茨城県立県民文化センター、2013年10月19日)より
本年7月に開催する第38回全国高等学校総合文化祭本番に向け、参加する高校生に水戸室内管弦楽団の熟練の名手たちが基礎練習のコツから、レッスン曲を使っての演奏の秘訣まで、丁寧に指導します。
講師によるミニコンサートもございます。
音楽は聴くだけという方も、楽器を演奏される方も、世界トップレベルの音楽の創り方を間近に体験してみませんか?
【受講団体】
茨城県高等学校選抜吹奏楽団(指揮:吉成隆一(茨城県立水戸第一高等学校教諭))
【講師】
工藤重典
(フルート 水戸室内管弦楽団団員、パリ・エコール・ノルマル教授、東京音楽大学教授)
フィリップ・トーンドゥル
(オーボエ 水戸室内管弦楽団団員、シュトゥットガルト放送交響楽団首席奏者)
トッド・レヴィ
(クラリネット 水戸室内管弦楽団ゲスト奏者、ミルウォーキー交響楽団首席奏者、サンタ・フェ歌劇場管弦楽団首席奏者)
マーク・ゴールドバーグ
(ファゴット 水戸室内管弦楽団ゲスト奏者、元ニューヨーク・フィルハーモニック準首席奏者)
猶井正幸
(ホルン 水戸室内管弦楽団楽団員代表、桐朋学園大学教授)
ニール・ディランド
(ホルン 水戸室内管弦楽団ゲスト奏者、トロント交響楽団首席奏者)
デイヴィッド・ヘルツォーク
(トランペット 水戸室内管弦楽団ゲスト奏者、新日本フィルハーモニー交響楽団首席奏者)
【講師によるミニコンサート ピアニスト】
加藤洋之(ピアノ)
【通訳】
志賀佳子(水戸室内管弦楽団パーソネルマネージャー)
【講習曲】
アーノルド(瀬尾宗利 編曲):第六の幸福をもたらす宿
【講師によるミニコンサート曲目】
フランツ:コンチェルトシュトゥック 作品4
ニール・ディランド(ホルン)/猶井正幸(ホルン)/加藤洋之(ピアノ)
ネルーダ:トランペット協奏曲 変ホ長調 より 第1楽章
デイヴィッド・ヘルツォーク(トランペット)/加藤洋之(ピアノ)
ドップラー:ハンガリー田園幻想曲 作品26より 第1部
工藤重典(フルート)/加藤洋之(ピアノ)
ラヴェル:ソナチネ より 第1楽章
フィリップ・トーンドゥル(オーボエ)/加藤洋之(ピアノ)
シューマン:3つのロマンス 作品94 より 第1番
マーク・ゴールドバーグ(ファゴット)/加藤洋之(ピアノ)
ヴェーバー:クラリネット小協奏曲 ハ短調 作品26、J.109
トッド・レヴィ(クラリネット)/加藤洋之(ピアノ)
公演概要
会場
茨城県立県民文化センター 大ホール
開催日
2014年5月26日[月]
チケット情報
料金
入場無料(要入場券)
会場:茨城県立県民文化センター 大ホール
13:30開場 14:00開始
入場券配布
4月24日[木]9:30より
入場券配布場所
水戸芸術館エントランスホール・チケットカウンター(月曜休館)
茨城県立県民文化センター
ノバホール
※遠方よりお越しの場合は、お問い合わせください。
お問合せ
水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111
【主催】
茨城県、茨城県教育委員会、公益財団法人いばらき文化振興財団、公益財団法人水戸市芸術振興財団
【後援】
水戸市、水戸市教育委員会、茨城県吹奏楽連盟、茨城県高等学校文化連盟
講師

工藤重典 Shigenori Kudo
フルート
水戸室内管弦楽団団員
1954年、札幌生まれ。パリ音楽院にて、ジャン=ピエール・ランパルに師事し、79年1等賞で卒業。78年第2回パリ国際フルート・コンクール優勝。続けて80年、第1回ジャン=ピエール・ランパル国際フルート・コンクールでも優勝。一躍国際的な注目を集めた。ソリストとして、ヨーロッパ各国、南北アメリカ、アフリカ、アジア、オセアニア、中東など40カ国を訪問し、180以上の都市で演奏した。また、フランス、ドイツ、スイス、オーストリア、イタリア、イギリス、ノルウェー、アメリカなど世界各地のオーケストラとも度々共演した。83年から、ランパル、神戸、パリなどの国際フルート・コンクールの審査員を歴任。水戸室内管弦楽団やサイトウ・キネン・オーケストラには、創立時から参加している。現在、パリ・エコール・ノルマル、東京音楽大学にて後進の指導にあたっている。

フィリップ・トーンドゥル Philippe Tondre
オーボエ
水戸室内管弦楽団団員
1989年、フランス・ミュルーズ生まれ。6歳でオーボエを始める。15歳でパリ国立高等音楽院に入学し、デイヴィッド・ワルターに師事、2010年には優秀な成績で修士号を取得した。08年、第60回「プラハの春」国際コンクール第3位。09年、第9回国際オーボエコンクール・軽井沢第2位。10年、第65回ジュネーヴ国際音楽コンクール第3位。11年9月には難関として知られる第60回ミュンヘン国際音楽コンクールで優勝。08年、18歳でシュトゥットガルト放送交響楽団首席オーボエ奏者に就任。12年、水戸室内管弦楽団に入団。その他バイエルン放送交響楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団、ミュンヘン室内管弦楽団、シュトゥットガルト室内管弦楽団、サイトウ・キネン・オーケストラなどに参加。小澤征爾、ロジャー・ノリントン、コリン・デイヴィス、チョン・ミョンフン、ネーメ・ヤルヴィ、ヘルベルト・ブロムシュテット、エサ=ペッカ・サロネンといった名指揮者との共演も多い。

トッド・レヴィ Todd Levy
クラリネット
水戸室内管弦楽団ゲスト奏者
ミルウォーキー交響楽団、サンタ・フェ歌劇場管弦楽団首席奏者。演奏に参加した録音でグラミー賞を3度受賞。モーストリー・モーツァルト音楽祭では独奏者を務めたほか、室内楽奏者としてグァルネリ弦楽四重奏団、ジェイムズ・レヴァイン、クリストフ・エッシェンバッハ、内田光子などと共演。シカゴ交響楽団、フィラデルフィア管弦楽団、ニューヨーク・フィルハーモニック、メトロポリタン歌劇場管弦楽団に客演。日本では、「東京のオペラの森」とサイトウ・キネン・フェスティバル松本において、小澤征爾、リッカルド・ムーティ、アラン・ギルバートと共演。これまでに多くの協奏曲、室内楽曲を初演するほか、2010年にはブージー・アンド・ホークス/ハル・レナードから出版されたバーンスタイン〈クラリネット・ソナタ〉の共同校訂と録音を行った。ウィスコンシン大学ミルウォーキー校にて教鞭をとる。

マーク・ゴールドバーグ Marc Goldberg
ファゴット
水戸室内管弦楽団ゲスト奏者
ニューヨーク木管五重奏団、モーストリー・モーツァルト祝祭管弦楽団首席奏者、アメリカ交響楽団のメンバーを務める。元ニューヨーク・フィルハーモニック準首席奏者であり、ニューヨーク・シティ・オペラの首席奏者を務めたほか、メトロポリタン歌劇場管弦楽団、ボストン交響楽団、セント・ルークス管弦楽団、オルフェウス室内管弦楽団にたびたび客演、演奏ツアーに同行するほか、数多くの録音にも参加している。独奏者としては、ブランデンブルク・アンサンブル、モーストリー・モーツァルト祝祭管弦楽団、アメリカ交響楽団、ニューヨーク・チェンバー・ソロイスツなどと共演。日本では「東京のオペラの森」、サイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団に参加。ジュリアード音楽院、マネス音楽大学、ハート音楽院、コロンビア大学、バード音楽院にて教鞭をとる。

猶井正幸 Masayuki Naoi
ホルン
水戸室内管弦楽団楽団員代表
桐朋学園大学で学ぶ。1973年東京交響楽団に入団の後、75年よりドイツ国立ケルン音楽大学に留学。ニーダーライン交響楽団、ビーレフェルト・フィルハーモニーオーケストラを経て、 81年からボン・ベートーヴェンハレ管弦楽団のホルン奏者を勤める。88年の帰国を機に、99年まで大阪フィルハーモニー交響楽団の首席ホルン奏者を務め、現在桐朋学園大学教授として後進の指導にあたる。また、水戸室内管弦楽団では楽団員代表を務めるほか、サイトウ・キネン・オーケストラなどのメンバーとして活動を続けている。

ニール・ディランド Neil Deland
ホルン
水戸室内管弦楽団ゲスト奏者
トロント交響楽団首席奏者。ミネソタ大学、ボストン音楽院、ニューイングランド音楽院で学ぶ。トロント交響楽団首席奏者就任以前は、ボストンで活動する数多くの演奏団体と共演。ボストン交響楽団、ボストン・ポップス・オーケストラにたびたび客演するほか、フィラデルフィア管弦楽団などとも共演している。ボストン交響楽団チェンバー・プレイヤーズ、モアブ音楽祭に参加。日本ではサイトウ・キネン・オーケストラ、水戸室内管弦楽団に参加している。

デイヴィッド・ヘルツォーク David Herzog
トランペット
水戸室内管弦楽団ゲスト奏者
新日本フィルハーモニー交響楽団首席奏者。1999年までヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者を務め、また現在まで、ニューヨーク・フィルハーモニック、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、ロサンゼルス・フィルハーモニック、フィンランド国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場などの数多くのオーケストラに客演している。ソリストとしては、ライプツィヒ・バロック・ゾリステン、スーク室内合奏団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団、オルフェウス室内管弦楽団などと共演。フィンランド、イタリア、日本、アメリカ、ブルガリアなど、世界各地でリサイタルを開催するほか、水戸室内管弦楽団をはじめ、各地の様々な楽団・音楽祭等で幅広く活躍している。マンハッタン・スクール・オブ・ミュージックにて、スティーヴン・バーンズに師事し、全額奨学金を授与され、プロフェッショナル研究科課程を修了。国際トランペットギルド・クラシックソロコンクールをはじめとする、数多くのコンクールに優勝、上位入賞を果たす。ロックフェラー財団音楽賞受賞。
講師によるミニコンサート ピアニスト

加藤洋之 Hiroshi Kato
ピアノ
東京藝術大学附属音楽高校を経て同大学器楽科を卒業。学内にて「安宅賞」を受賞する。同大学院在学中の1990年にジュネーヴ国際音楽コンクール第3位入賞後、ハンガリー国立リスト音楽院に留学し、イシュトヴァン・ラントシュに師事、96年よりケルンに移り、パヴェル・ギリロフに師事した。
93年にルセ国際音楽祭でブルガリア国立放送響と協演した後、ブダペスト・フィル、スウェーデン・ヘルシンボリ響の定期公演への出演、ハンガリー国立響、東京都響、日本フィルなど内外のオーケストラとの協演を重ね、現在までドイツ各地や、イタリア、スイス、オーストリア、ベルギー、スペイン、チェコ、スロヴェニア等でソリスト、室内楽奏者としてコンサート、放送への出演、録音等の演奏活動を続けている。2001年にはリムーザン国際室内楽フェスティヴァル(フランス)へ招待された。
近年はウィーン・フィルのメンバーたちと頻繁に室内楽を演奏し、特に第1コンサートマスターのライナー・キュッヒルとは1999年の初共演以来、現在までデュオ・パートナーとして国内外にて数多くの公演を行っている。2002年12月のウィグモア・ホール(ロンドン)ヘのデビューは“The Times”紙上で絶賛された。また、10年6月にはウィーン芸術週間に出演、3日間に亘るベートーヴェンの〈ピアノとヴァイオリンのためのソナタ〉全曲演奏会がムジークフェラインザールにおいて開催され、大成功を収めた。