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コンサートホール ATMCONCERT HALL ATM

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河村尚子 ショパン・プロジェクト(全4回)
第2回「思い出のショパン~師・クライネフに捧ぐ」

2015年3月11日[水] 

第1回「バラードとノクターンを中心に」より(2014年11月8日)

河村尚子 ショパン・プロジェクト
第2回「思い出のショパン~師・クライネフに捧ぐ」

「諸君、帽子を取りたまえ!天才だ。」

1831年、シューマンはこう評して、彗星の如く楽壇にあらわれたショパンの才能を世に知らしめました。その驚きと称賛は、私たちの生きる現代にまで続いています。ショパンを弾かないピアニストはいないと言ってもいいくらいに、ピアニストたちはショパンを深く敬愛してやみませんし、私たち聴衆も、何度もくり返しショパンの音楽と向き合います。その奥深い魅力の源泉はどこにあるのでしょうか。

ショパンの魅力の秘密を解き明かすべく、水戸芸術館では全4回にわたる「ショパン・プロジェクト」を開催します。ご案内役は、日本を代表する若手ピアニスト、河村尚子。その美しいタッチと豊かなリリシズムから“現代最高のショパン弾き”とも評される河村尚子が、これまであまたの名手たちが手がけてきた名曲の数々に、新たな光をあてます。

第2回は「思い出のショパン~師・クライネフに捧ぐ」と題し、河村尚子の師で、名教師として知られるウラジミール・クライネフとの思い出の詰まった作品が演奏されます。国内屈指の弦楽四重奏団、クァルテット・エクセルシオと共演する〈ピアノ協奏曲第2番〉(ピアノ五重奏版)も聴きものです。


【出演】
河村尚子(ピアノ)
クァルテット・エクセルシオ(弦楽四重奏)※

【曲目】
華麗なる変奏曲 変ロ長調 作品12
マズルカ イ短調 作品17の4
ノクターン 変ニ長調 作品27の2
舟歌 嬰ヘ長調 作品60
ワルツ 変イ長調 作品42
ポロネーズ 第6番 変イ長調 作品53〈英雄〉
ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21(ピアノ五重奏版)※


【アンコール】
ショパン:ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 作品21(ピアノ五重奏版) より 第3楽章(抜粋)※
ショパン:ノクターン 嬰ハ短調 遺作 〈レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ〉

公演概要

会場

コンサートホールATM

開催日

2015年3月11日[水] 

チケット情報

料金

【全席指定】一般3,500円 ユース(25歳以下)1,000円
18:30開場 19:00開演


チケットの取り扱い
水戸芸術館エントランスホール・チケットカウンター水戸芸術館チケット予約センター 029-231-8000MUSIC SHOPかわまた 029-226-0351ヤマハミュージックリテイリング水戸店 029-244-6661e+(イープラス)http://eplus.jp(PC・携帯)CNプレイガイド 0570-08-9990

お問合せ

水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111

出演者プロフィール

河村尚子

Hisako Kawamura
ハノーファー国立音楽芸術大学在学中、ミュンヘン国際コンクールで第2位、クララ・ハスキル国際コンクールで優勝。一躍世界の注目を浴びる。
日本では、2004年小林研一郎指揮東京フィルハーモニー交響楽団定期演奏会でデビュー。以来、準・メルクル指揮NHK交響楽団を含む日本国内の主要オーケストラと共演を重ねる一方、ウラディーミル・フェドセーエフ指揮モスクワ放送交響楽団、ファビオ・ルイージ指揮ウィーン交響楽団の日本公演のソリストにも選ばれている。マレク・ヤノフスキ指揮ベルリン放送交響楽団やミハイル・プレトニョフ指揮ロシアナショナル管弦楽団の日本ツアーに参加。またNHK交響楽団(ロジャー・ノリントン指揮)やオーケストラ・アンサンブル金沢の定期演奏会への初登場などが絶賛を博す。最近ではユーリ・テミルカーノフ指揮読売日本交響楽団、アレクサンドル・ラザレフ指揮日本フィルハーモニー交響楽団、イルジー・ビエロフラーヴェク指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団、ハーゲン弦楽四重奏団の名チェリスト、クレメンス・ハーゲン等と共演し、いずれの公演も大成功を収めた。2015/16年シーズンには、マキシミリアン・ホルヌング(チェロ)とロンドン・ウィグモアホール、ラモン・オルテガ・ケロ(オーボエ)とニューヨーク・カーネギーホールへのデビューを含め、同世代の実力派アーティストたちとも多角的な活動が展開される。
新日鉄音楽賞、出光音楽賞、日本ショパン協会賞、井植文化賞、文化庁芸術選奨文部科学大臣新人賞、ホテル・オークラ音楽賞を受賞。
CDは「夜想(ノットゥルノ)~ショパンの世界」「ショパン:ピアノ・ソナタ第3番、シューマン:フモレスケ」「ショパン:バラード」「ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番、チェロ・ソナタ」(RCA Red Seal)などをリリース。
http://www.hisakokawamura.com

クァルテット・エクセルシオ

Quartet Excelsior
年間70公演以上を行う、日本では数少ない常設の弦楽四重奏団(ヴァイオリン:西野ゆか、山田百子/ヴィオラ:吉田有紀子/チェロ:大友肇)。ベートーヴェンを軸とした王道レパートリーによる『定期公演』、20世紀以降の現代作品に光をあてる『ラボ・エクセルシオ』、人気傑作選『弦楽四重奏の旅』、毎回ゲスト奏者を迎える共演企画『クァルテット・プラス』の4シリーズを展開しつつ全国的に活動。1994年桐朋学園大学在学中に結成。第5回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール最高位。第19回新日鉄音楽賞フレッシュアーティスト賞、第9回佐治敬三賞など多数受賞。2006年ウズベキスタン共和国、10年英・ロンドン、ルーマニア・ブカレスト、11年北米・ホノルル、12年韓国・ソウルに招聘されるなど国際的にも活動。現在、サントリーホール室内楽アカデミーでコーチング・ファカルティに就任、後進の指導にもあたっている。14年に結成20周年を迎え、さらに弦楽四重奏の魅力を伝えるべく、邁進している。
http://www.quartet-excelsior.jp/

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