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ちょっとお昼にクラシック 武久源造(フォルテピアノ)BACH SPIELTE AUF DIESEM KLAVIER ―このピアノを、バッハは弾いた―

2015年6月17日[水] 

6月のランチタイム・コンサート「ちょっとお昼にクラシック」では、国内に1台しか存在しない貴重な楽器が登場します。18世紀前半にドイツのオルガン職人ゴットフリート・ジルバーマンが製作し、かのヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685~1750)が弾いたピアノの復元品です。その美しい音色を、バッハの鍵盤音楽のスペシャリスト・武久源造さんの演奏と解説でお楽しみください。

オルガンやチェンバロを得意としたバッハには、不思議なことに、「ピアノのため」と銘打った作品がありません。バッハは実際にピアノを弾いたこともありましたが、当時のピアノは発展途上で、バッハはその性能に満足しなかった、とこれまで信じられてきました。

しかしこの説はいまや否定されつつあります。バッハの伝記や遺品からは、彼がピアノの製造に助言を与え、販売にも関与していた証拠が発見されています。

――バッハが弾いたピアノはすでに楽器として十分完成の域に達していたのではないか?
――バッハの晩年の鍵盤音楽は、ピアノで弾いてこそ高い効果が得られるように作曲されたのではないか?

バッハが弾いたピアノの復元楽器とともに、バッハとピアノをめぐる謎に、皆様をご案内いたします。

【出演】
武久源造(フォルテピアノ)

【使用楽器】
ゴットフリート・ジルバーマン1747年製フォルテピアノ(復元:深町研太2007年)

【曲目】
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:インヴェンション 第1番 ハ長調 BWV772
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903 より 幻想曲
カール・フィリップ・エマーヌエル・バッハ:ロンド イ短調 Wq.56-5 H.262
ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ:ポロネーズ 第8番 ホ短調 F.12-8
ヨハン・クリスティアン・バッハ:ソナタ ト長調 作品5の3
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:パルティータ 第4番 ニ長調 BWV828 より
  序曲、アルマンド、クーラント、アリア

【アンコール】
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ:パルティータ 第4番 ニ長調 BWV828 より サラバンド
ドメニコ・スカルラッティ:ソナタ ニ短調 K.9 L.413

公演概要

会場

コンサートホールATM

開催日

2015年6月17日[水] 

協力

株式会社 エディ・ファミリー

チケット情報

料金

【全席指定】1,500円(1ドリンク付き)
13:00開場 13:30開演(終演予定14:30頃)


チケットの取り扱い
水戸芸術館エントランスホール・チケットカウンター
水戸芸術館チケット予約センター TEL. 029-231-8000
e+(イープラス) http://eplus.jp (PC・携帯)


昼クラ特典!
※サービスのご利用に際しては、本公演のチケットをご提示ください。

(1)ドリンク・サービス
コーヒーラウンジでソフトドリンクを無料で1杯サービスします。
公演当日(6/17)の営業時間内(10:00~17:30)でご利用いただけます。

(2)館内レストランからのサービス
館内レストラン「ヴェールブランシェ」のランチもしくはディナーに、10%の割引価格でご優待します。
期間:2015年6月2日(火)~6月30日(日)
※チケット1枚につき1名様有効

お問合せ

水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111

プロフィール

武久源造 Genzoh Takehisa

フォルテピアノ
1957年生まれ。84年東京芸術大学大学院音楽研究科修了。
チェンバロ、ピアノ、オルガンを中心に各種鍵盤楽器を駆使して中世から現代まで幅 広いジャンルにわたり様々なレパートリーを持つ。特にブクステフーデ、バッハなどのドイツ鍵盤作品では、その独特で的確な解釈に内外から支持が寄せられている。また、楽器製作の過程についても造詣が深く、楽器の構造的特色を最大限に引き出す演奏が、楽器製作家たちからも高く評価されている。
91年「国際チェンバロ製作家コンテスト」(アトランタ)、また97年および2001年、第7回および第11回「古楽コンクール」(山梨)、ほか多数のコンクールに審査員として招かれる。ソロでの活動とともに、00年に器楽・声楽アンサンブル「コンヴェルスム・ムジクム」を結成し、指揮・編曲活動にも力を注ぎ、常に新しく、また充実した音楽を追求し続けている。02年から毎年、韓国からの招請による「コンヴェルスム・ムジクム韓国公演」を行い、両国の音楽文化の交流に大きな役割を果たした。1991年よりプロデュースも含め35作品以上のCDをALM RECORDSよりリリース。中でも『鍵盤音楽の領域』(Vol.1~9)、チェンバロによる『ゴールトベルク変奏曲』、『J.S.バッハオルガン作品集 Vol.1』、オルガン作品集『最愛のイエスよ』、ほか多数の作品が、『レコード芸術』誌の特選盤となる快挙を成し遂げている。2002年、著書『新しい人は新しい音楽をする』(アルク出版企画)を出版。近年、毎年、ヨーロッパ各国で、即興演奏を含む多彩なプログラムによって、オルガン、チェンバロその他の楽器を使ったコンサートを行い、注目を集めている。
公式ホームページ http://www.genzoh.jp/