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【重要なお知らせ】

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  • 音楽

ちょっとお昼にクラシック
室住素子のオルガン・ファンタジー

2015年7月20日[月] 

気軽にランチタイムにお楽しみいただく「ちょっとお昼にクラシック」。今回はパイプオルガンの音楽をお届けします。
天から降り注ぐ光のごとき音響で、幻想的な世界へと誘うパイプオルガン。その歴史は古く、紀元前3世紀頃の古代ギリシア・ローマ時代に発明されたと考えられています。その後、10世紀から13世紀にかけて、西ヨーロッパの教会を中心に設置され始め、やがてキリスト教の礼拝を支える楽器として重要な役割を担うようになりました。オーケストラにも匹敵する多彩な音色をもつパイプオルガンは、文明の発達を支えてきた最先端の工学技術と、人間の魂の浄化を願う音楽とが結合した、まさに人類の英知の結晶ともいえる存在として、西洋の歴史の中に君臨してきました。
今回の公演では、オルガン音楽の代名詞とも言えるバッハの〈トッカータとフーガ〉をはじめ、大音響に身体が包まれるレーガー作品や〈タイスの瞑想曲〉ほか心震える名旋律など、パイプオルガンの色々な魅力に溢れたプログラムをお聴きいただきます。出演は、オルガニストの室住素子さん。室住さんは、ソロはもとより、アンサンブルの一員として数多くのオーケストラに招かれて演奏しており、その実力は、小澤征爾水戸芸術館館長にも認められ、2010年のサイトウ・キネン・オーケストラのカーネギー・ホール公演などにも参加している演奏家です。現在は水戸芸術館「市民のためのオルガン講座」の講師を務め、教育者としてもオルガンの魅力を多くの人に伝えて頂いています。
ファンタジックなオルガン音楽の世界を室住素子さんの演奏で、どうぞお楽しみください。

【出演】
室住素子(オルガン)

【曲目】
J.S.バッハ:トッカータとフーガ ニ短調 BWV565
メンデルスゾーン:6つのオルガン・ソナタ 作品65より 第4番 変ロ長調
バック:〈夏の名残りの薔薇(庭の千草)〉による変奏曲 作品59
レーガー:序奏とパッサカリア ニ短調
マスネ:タイスの瞑想曲

公演概要

会場

エントランスホール

開催日

2015年7月20日[月] 

協力

(株)エディファミリー

チケット情報

料金

【全席指定】¥1,500(1ドリンク付き)
13:00開場 13:30開演(終演予定14:30)

キャンセル券等を当日券として、公演当日の朝9時30分より電話受付いたします。(10時を過ぎても残席がある場合はエントランスホール内チケットカウンターでも販売いたします)


チケットの取り扱い
水戸芸術館エントランスホール・チケットカウンター水戸芸術館チケット予約センター TEL. 029-231-8000e+(イープラス)http://eplus.jp (PC・携帯)

昼クラ特典!
※サービスのご利用に際しては、本公演のチケットをご提示ください。

(1)ドリンク・サービス
コーヒーラウンジでソフトドリンクを無料で1杯サービスします。
公演当日(7/20)の営業時間内(10:00~17:30)でご利用いただけます。

(2)館内レストランからのサービス
館内レストラン「ヴェールブランシェ」のランチもしくはディナーに、10%の割引価格でご優待します。
期間:2015年7月1日(水)~7月31日(金)
※チケット1枚につき1名様有効

お問合せ

水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111

室住素子 Motoko Murozumi

オルガン
東京大学文学部美学芸術学科在学中、「東大女声コーラス」の演奏会を行なった教会でパイプオルガンと出会い、その音色に魅了されてオルガンを始めた。東京藝術大学音楽学部器楽科(オルガン専攻)に入学、秋元道雄、H.ピュイグ=ロジェ、Z.サットマリーに師事。安宅賞受賞。同大学院修士課程修了。
1989年水戸芸術館開設準備室に入室、音楽部門主任学芸員として97年まで在職。「幼児のためのオルガン見学会」、「友の会オルガンレクチャーコンサート」、ワークショップ「オルガンのパイプを作ろう」などを企画担当し、93年には「市民のためのオルガン講座」に対して吉田秀和前水戸芸術館館長賞受賞。
95年、東京都交響楽団と共演してオーケストラの響きに魅了され、活動の場を新日本フィルハーモニー交響楽団、NHK交響楽団、読売日本交響楽団、サイトウ・キネン・オーケストラなどへ広げた。今までに、E.インバル、W.サヴァリッシュ、R. フリューベック・デ・ブルゴス、M.ロストロポーヴィチ、G.ベルティーニ、C.アルミンク、小澤征爾らマエストロと共演。J.フルネからは「オーケストラとコミュニケーションのとれる最高のオルガニスト」との評価を得た。
サン=サーンス〈交響曲第3番〉、プーランク〈オルガン協奏曲〉をはじめ、オルガンが入るオーケストラ作品のエキスパート。また2008年R.エリシュカ指揮・大阪フィルハーモニー交響楽団とのヤナーチェク〈グラゴル・ミサ〉や09年C.アルミンク指揮・新日本フィルハーモニー交響楽団とのシュミット〈7つの封印を有する書〉など難曲のソロでも評価を高めた。10年、小澤征爾指揮・サイトウ・キネン・オーケストラの一員としてブリテン〈戦争レクイエム〉をカーネギー・ホールで演奏した。
日本オルガニスト協会会員。水戸芸術館「市民のためのオルガン講座」講師。