
コンサートホール ATMCONCERT HALL ATM
- 音楽
ちょっとお昼にクラシック
上村 昇(チェロ)&迫 昭嘉(ピアノ) ― 魅惑のデュオがお届けする、優雅な午後のひととき ―
2011年3月9日[水]
週末や夜のコンサートにはなかなか足を運べない方にも、気軽にクラシック音楽をお楽しみいただける人気シリーズ。 プログラムは、前半にベートーヴェン、シューベルトの聴きごたえある傑作を、後半には誰もが耳にしたことのある名曲を並べました。水戸室内管弦楽団のメンバーとして活躍を続ける人気チェリスト・上村昇と、多彩な音色を誇る実力派ピアニスト・迫昭嘉による魅惑のデュオをどうぞご堪能ください。
【出演】上村 昇(チェロ)、迫 昭嘉(ピアノ)
【曲目】
ベートーヴェン:チェロ・ソナタ 第3番 イ長調 作品69 から 第1楽章
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821 から 第1楽章
サン=サーンス:白鳥(組曲〈動物の謝肉祭〉 から)
リムスキー=コルサコフ:熊蜂の飛行(歌劇〈皇帝サルタンの物語〉 から)
J.S.バッハ(シロティ 編曲):トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV564 から アダージョ
エルガー:愛の挨拶
フォーレ:夢のあとに
ポッパー:ハンガリー狂詩曲
公演概要
会場
コンサートホールATM
開催日
2011年3月9日[水]
協力
(株)エディファミリー
チケット情報
料金
【全席指定】1,200円(1ドリンク付き)
開場13:00 開演13:30
お問合せ
水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111
【主催】
財団法人水戸市芸術振興財団

上村 昇(チェロ)
1975年、京都市立芸術大学卒業。黒沼俊夫に師事。76年、第23回文化放送音楽賞受賞。77年、第46回日本音楽コンクール第1位。海外派遣コンクール松下賞受賞。79年、京都・東京にてデビュー・リサイタルを開く。第6回カサド国際チェロ・コンクール優勝。ヨーロッパ各地で活躍。83年、第1回京都府文化賞新人賞受賞。86年、東京・京都にてバッハ:無伴奏チェロ組曲全曲演奏会を開催。91年、ノイマン指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団と共演。93年、第5回飛騨古川町音楽大賞奨励賞受賞。プラハ交響楽団と共演。98年ABC国際音楽賞受賞。2001年、第19回京都府文化賞功労賞受賞。ソリストとしての活躍はもちろん、室内楽にも積極的に取り組み、国内外の著名なアーティストたちからの信頼も厚い。また、98年に京都府民ホール・アルティの開館10周年を記念し弦楽四重奏団を結成し、定期的に公演を行っている。現在、母校の京都市立芸術大学教授、桐朋学園大学客員教授として後進の指導にもあたっている。
水戸芸術館では、現在、水戸室内管弦楽団のメンバーとして活躍しているほか、開館当初よりATMアンサンブルのメンバーを務め、数々の名演を披露してきた。

迫 昭嘉(ピアノ)
東京芸術大学在学中、ピアノを中山靖子に、指揮法を佐藤功太郎に師事。1980年、クロイツァー賞、ジュネーヴ国際コンクール最高位、東京国際音楽コンクール室内楽部門第1位、また83年スペインの第27回ハエン国際コンクール第1位ならびにスペイン音楽賞を受賞。NHK交響楽団をはじめとする国内の主要オーケストラや、プラハ交響楽団など世界のオーケストラとの共演のほか、室内楽奏者としても国内外の一流演奏家たちと数多く共演している。上村昇とのデュオでは98年ABC国際音楽賞を受賞している。2001年、デビュー20周年を記念して開催された「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全曲チクルス」は高く評価され(録音もリリースされた)、ドイツ・ピアニズムの本流を継承する名手としての評価を確立した。近年は指揮者として、東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団などにも登場しており、この分野での今後の動向にも注目が集まっている。現在、東京芸術大学教授、東京音楽大学講師。
水戸芸術館では、96年の水戸カルテット第12回演奏会に出演し、好評を博した。