
コンサートホール ATMCONCERT HALL ATM
- 音楽
ちょっとお昼にクラシック
加藤知子(ヴァイオリン)・多久和怜子(フルート)・加藤洋之(ピアノ)華麗なメロディの競演!
2012年2月10日[金]

週末や夜のコンサートにはなかなか足を運べないという方にも、クラシック音楽をお楽しみいただきたい!普段よりちょっと贅沢で優雅なお昼のひとときを、コンサートホールでお過ごしいただきたい!!――それが平日のお昼に開催する「ちょっとお昼にクラシック」シリーズです。
今回のコンサートは、「華麗なメロディの競演!」というタイトルで、ヴァイオリン、フルート、ピアノが奏でる音楽の数々をお贈りします。出演は、第7回チャイコフスキー国際コンクールで第2位を受賞し、水戸芸術館の専属楽団・ATMアンサンブルのヴァイオリン奏者として十数年に渡り、幾多の名演を繰り広げてきた加藤知子(ヴァイオリン)。新進のフルート奏者として将来を嘱望されている多久和怜子(フルート)。そして、リスト音楽院に学び、独奏者としてばかりでなく室内楽奏者としても国際的に賞賛を集める加藤洋之(ピアノ)、という顔ぶれです。今回登場する楽器は、いずれもメロディを奏でることを得意とする「花形」の存在です。それぞれの楽器の超絶技巧が披露される独奏曲や華麗なアンサンブル曲などをお楽しみいただきます。
このコンサートは、同時期に開催される水戸市内の中学校の1年生が参加する「中学生のための音楽鑑賞会」と同じプログラム、出演者でお届けするものです。市内の中学1年生のお子様をお持ちの方は、同じコンサートを体験していただける機会となります。
出演者の演奏と楽しいトーク、クラシック音楽の美味しいところばかりをぎゅっと凝縮したプログラムでお贈りする「ちょっとお昼にクラシック」に、どうぞお気軽に足をお運びください。
【出演】加藤知子(ヴァイオリン)、多久和怜子(フルート)、加藤洋之(ピアノ)
【曲目】
モーツァルト:〈魔笛〉 K.620から
ジュナン:ヴェニスの謝肉祭 作品14
イベール:間奏曲 第1番
ショパン:ポロネーズ 変イ長調 作品53 〈英雄〉
イベール:間奏曲 第2番
ラヴェル:ツィガーヌ
【アンコール曲】
ヨハン・クリストフ・フリードリヒ・バッハ:ソナタ ハ長調 から 第2楽章
公演概要
会場
コンサートホールATM
開催日
2012年2月10日[金]
ドリンク・サービスのご案内
コーヒーラウンジでソフトドリンクを無料で1杯サービスします。公演当日(2月10日[金])の営業時間内(10:00~17:30)でご利用いただけます。
※ご利用の際は、本公演のチケットをご呈示ください。
館内レストランからのサービス
館内レストラン「ヴェールブランシェ」のランチもしくはディナーに、10%の割引価格でご優待します。(期間は2012年2月1日[水]~2月29日[水]、チケット1枚につき1名様有効)
※ご利用の際は、本公演のチケットをご呈示ください。
チケット情報
料金
【全席指定】1,200円(1ドリンク付き)
13:00開場 13:30開演
お問合せ
水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111
【主催】
財団法人水戸市芸術振興財団
出演者プロフィール

©山内洋子
加藤知子
ヴァイオリン
4歳よりヴァイオリンを始め、三瓶詠子、故久保田良作、江藤俊哉に師事。1980年桐朋学園大学卒業。同年タングルウッド音楽祭に参加、メイヤー賞受賞。ローレンス・レッサーに師事。アスペン音楽祭、マールボロ音楽祭に出演、ルドルフ・ゼルキンらの指導を受ける。81年文化庁派遣研修員として2年間、ジュリアード音楽院に留学。82年第7回チャイコフスキー国際コンクール第2位受賞。以来国内はもとよりアメリカ、ヨーロッパ、南米、韓国、中国やモスクワ等各地でオーケストラとの共演やリサイタル、室内楽に出演。ソロ活動のほか、室内楽ではリリア・アンサンブルの中枢として活躍。1996年エマニュエル・クリヴィヌ指揮・国立リヨン管弦楽団との共演は「特にスケルツォやアンダンテ楽章での熱い情感を込めた歌は、聴き応え充分であった。」と絶賛される。CDはコロムビアより「イザイ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ」「朝の歌~エルガー作品集」「バッハの無伴奏ソナタ&パルティータ全曲」を、またNYS CLASSICSより「シューマン・ヴァイオリン・ソナタ」、「ブラームス・ヴァイオリン・ソナタ」等をリリースしている。桐朋学園大学教授。
水戸芸術館では、専属楽団・ATMアンサンブルのメンバーとして出演を重ねている。

多久和怜子
フルート
埼玉県出身。10歳よりフルートを始める。上野学園大学音楽学部演奏家コース卒業。第60回全日本学生音楽コンクール高校の部東京大会第2位。全国大会出場。同コンクール全国大会第3位。第14回日本フルートコンヴェンションコンクールソロ部門第3位。第9回東京音楽コンクール入選及び聴衆賞受賞。大学在学中、下野竜也指揮、上野学園大学管弦楽団と共演。卒業時、推薦により、第81回読売新人演奏会、第38回フルートデビューリサイタルに出演。これまでにフルートを野口龍、段田尚子に、室内楽を原田禎夫、吉野直子、佐々木祐子に師事。現在、桐朋学園大学研究科1年に在籍。

加藤洋之
ピアノ
東京芸術大学を首席で卒業。1990年ジュネーヴ国際音楽コンクールに第3位入賞後、ハンガリー国立リスト音楽院に留学し、イシュトヴァン・ラントシュに師事。93年にはブルガリア国立放送響と共演、その後ブダペスト・フィルやスウェーデン・ヘルシンボリ響、ハンガリー国立響をはじめ内外のオーケストラとの共演を続け、また東欧各地においてリサイタル、放送への出演等の演奏活動を行う。96年ドイツのケルンに移り、パヴェル・ギリロフに師事する傍ら室内楽の演奏にも力を入れ始め、ヨーロッパ各地で演奏会や放送への出演、録音を行う。ウィーン・フィルのメンバーたちとはしばしば室内楽を共演し、特に第一コンサートマスターのライナー・キュッヒルとは2001年以来、デュオ・パートナーとして数多くの演奏を重ねてきており、02年ロンドンのウィグモア・ホールへのデビューは"THE TIMES"紙上にて絶賛を博した。10年6月にはウィーン・ムジークフェラインザールにて3日間にわたり、ベートーヴェンのピアノとヴァイオリンのためのソナタ全曲演奏会が楽友協会主催によって行われた。
水戸芸術館では、「原田禎夫チェロ・リサイタル(06年)」等に出演している。