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音楽をつうじて、希望の光を。水戸室内管弦楽団 チャリティー・コンサート in TOKYO【指揮者なし】【独奏】小菅 優(ピアノ)
2011年7月10日[日]19:00開演

水戸芸術館はこれまで、震災の影響による復旧作業のため休館しておりましたが、活動再開の第一歩として、7月9、10日に水戸室内管弦楽団(以下MCO)第82回定期演奏会を行います。それにあわせて、震災直後から「私たちのできることで、被災された方の力になりたい」という熱いメッセージを届けてくれたMCOメンバーの想いを結集し、7月10日の夜には会場を水戸芸術館からサントリーホールに移し、水戸公演と同じ曲目で「チャリティー・コンサートin TOKYO」を開催します。
MCO(音楽顧問:小澤征爾)は、世界各地でソリストやオーケストラの首席奏者として活躍している29名の音楽家からなる当館専属楽団で、過去に3度のヨーロッパ公演を成功させるなど、その実力は高く評価されています。
今回は、選りすぐりの実力者揃いのMCOだからこそできる「指揮者なしでのアンサンブル」をお楽しみいただきます。ピアノ独奏は、ヨーロッパで「天使の翼の先端が頬に触れた瞬間を感じさせるピアニシモ」などと高く評価され、当館にも度々登場しているピアニスト・小菅優が務め、MCOを弾き振りします。躍動感あふれるピアノとMCOによる、エネルギッシュな演奏にご期待ください。
【指揮者なし】
【独奏】小菅 優(ピアノ)
【曲目】
J.S.バッハ:管弦楽組曲 第1番 ハ長調 BWV1066
ハイドン:ピアノ協奏曲 ニ長調 Hob.XVIII:11
ピアノ独奏:小菅 優
シューベルト:交響曲 第5番 変ロ長調 D.485
【アンコール曲】
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調 K.467 から 第2楽章
ピアノ独奏:小菅 優
【参加メンバー(各パート五十音順)】
ヴァイオリン:井上静香、景澤恵子、久保田 巧、佐份利恭子、島田真千子、塩田 脩、竹原奈津、田中直子、豊嶋泰嗣、中村静香、松野弘明、沼田園子、渡辺實和子
ヴィオラ:川本嘉子、篠崎友美、菅沼準二、店村眞積
チェロ:上村 昇、辻本 玲、堀 了介、松波恵子
コントラバス:河原泰則、渡邊章成
フルート:工藤重典
オーボエ:フィリップ・トーンドゥル、森枝繭子
ファゴット:マーク・ゴールドバーグ、依田晃宣
ホルン:猶井正幸、ジュリア・パイラント
チェンバロ:小林万里子
公演概要
会場
サントリーホール 大ホール
開催日
2011年7月10日[日]19:00開演
お問合せ
水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111
【主催】
財団法人水戸市芸術振興財団
【協賛】
株式会社 ポイント、財団法人げんでん ふれあい茨城財団、株式会社吉田石油
【協力】
全日本空輸株式会社、サントリーホール、ヒラサ・オフィス
【後援】
朝日新聞社

©Steffen_Janicke
小菅 優
ピアノ
東京音楽大学付属音楽教室を経て、1993年よりヨーロッパ在住。ヨーロッパで研鑽を積みながら世界各地を訪れ、年に40カ所以上で演奏会を行っている。一流の指揮者、オーケストラとの共演や室内楽の演奏も数多い。ザルツブルクをはじめ、ラインガウ、シュレスヴィヒ=ホルシュタイン、ラ・ロック・ダンテロン等の国際音楽祭への出演も多く、着実に活躍の場を広げている。
高度なテクニックと美しい音色、若々しい感性と深い楽曲理解によってヨーロッパで大きな注目を浴び、「天使の翼の先端が頬に触れた瞬間を感じさせるピアニシモ」(フランクフルター・アルゲマイネ紙)など高い評価を得ている。2000年、音楽批評誌「フォノ・フォルム」よりショパンの練習曲全曲録音に5つ星が与えられたほか、02年に第13回新日鉄音楽賞 、04年にアメリカ・ワシントン賞、06年に第8回ホテルオークラ音楽賞、07年に第17回出光音楽賞を受賞している。
水戸芸術館では、小澤征爾指揮による水戸室内管弦楽団第75回定期演奏会などに出演し、絶賛された。その演奏会で演奏したメンデルスゾーン<ピアノ協奏曲第1番>は、CD(ソニー)とブルーレイ/DVD(NHKエンタープライズ)で発売されている。そして、2010年2月には、水戸芸術館の新しい専属楽団である室内楽グループ、「新ダヴィッド同盟」のメンバーとして、記念すべき第1回公演を行った。