
コンサートホール ATMCONCERT HALL ATM
高校生のための水戸室内管弦楽団メンバーによる
公開レッスン&ミニコンサート
2016年7月2日[土]
今夏開催される第40回全国高等学校総合文化祭~2016ひろしま総文~器楽・管弦楽部門に茨城県代表として出場する高校生の合同弦楽合奏団を、世界的に活躍する水戸室内管弦楽団の熟練の名手たちが指導する公開レッスンです。講師たちのアンサンブルによるミニコンサートもあわせて開催します。音楽は聴くだけという方も、楽器を演奏される方も、世界トップレベルの音楽の創り方を間近に体験してみませんか?
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【受講団体】
茨城県合同弦楽合奏団
(茨城県立勝田高等学校、茨城県立土浦第一高等学校、茨城県立並木中等教育学校)
【講師】
中村静香(ヴァイオリン)
店村眞積(ヴィオラ)
堀 了介(チェロ)
【講習曲】
J. S. バッハ:管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068 より ガヴォット
シベリウス:アンダンテ・フェスティーヴォ
ホルスト:セント・ポール組曲 作品29の2 より フィナーレ
【講師によるミニコンサート】
モーツァルト:弦楽三重奏のためのディヴェルティメント 変ホ長調 K. 563
公演概要
会場
コンサートホールATM
開催日
2016年7月2日[土]
平成28年度文化庁文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業
チケット情報
料金
入場無料(要入場券)
14:00開場 14:30開始
入場券配布
6月4日[土]より
入場券配布場所
水戸芸術館エントランスホール・チケットカウンター(月曜休館)
茨城県立県民文化センター
ノバホール(月曜休館)
※遠方よりお越しの場合は、お問い合わせください。
お問合せ
水戸芸術館(代表)TEL:029-227-8111
【主催】
茨城県、茨城県教育委員会、公益財団法人水戸市芸術振興財団
【後援】
水戸市、水戸市教育委員会、茨城県高等学校文化連盟
受講団体

茨城県合同弦楽合奏団
私たちは茨城県立勝田高等学校、土浦第一高等学校、並木中等教育学校の3校で茨城県高等学校総合文化祭高等学校音楽会等に合同演奏に出場するなどして活動してきました。知らないメンバー同士ではありましたが合同練習会などを通して友情もはぐくまれ、よりよい音楽作りに向けてがんばってきました。今年度、第40回全国高等学校総合文化祭~2016ひろしま総文~に器楽・管弦楽部門の茨城県代表として出場することになりました。二度とない経験に向けて各校で研鑽を積んでいるところに、今回、水戸室内管弦楽団メンバーによる公開レッスンをうけさせていただくことになり、たいへん光栄なことと思っております。この経験を生かしてさらにこれからもがんばっていきたいと思います。
講師
水戸室内管弦楽団は1990年、水戸芸術館の専属楽団として、初代館長・吉田秀和の提唱により誕生しました。日本を代表する指揮者である小澤征爾が、2013年水戸芸術館館長に就任すると同時に水戸室内管弦楽団の総監督となり、その運営にあたっています。メンバーは、ソリストとして、またオーケストラの首席奏者として、世界的な活躍を続ける21名の日本人音楽家および5名の外国人音楽家です。これまでに水戸芸術館での定期演奏会、東京や大阪など日本各地での館外公演、3回のヨーロッパ公演などを行い、世界有数の室内管弦楽団との評価を確立しています。

©篠原栄治
中村静香 Shizuka Nakamura
ヴァイオリン
水戸室内管弦楽団団員
桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部卒業。全額スカラシップを受けアスペン音楽祭に参加。文化庁芸術家派遣在外研修員としてジュリアード音楽院に留学。
第52回日本音楽コンクール第1位、および増沢賞、レウカディア賞、黒柳賞受賞。第29回海外派遣コンクール特別表彰。第3回日本国際音楽コンクール入賞。
鷲見三郎、海野義雄、小林健次、川崎雅夫、ドロシィ・ディレイに師事。これまでにNHK交響楽団など、各オーケストラと共演し、各地の音楽祭にも出演している。2003年に大垣音楽祭でヴィオラのソロ・デビューを果し、その後はヴァイオリンとヴィオラ双方で、活躍の場を広げている。2年に1度開く自主企画のリサイタルでは、ヴァイオリン曲とヴィオラ曲を織り交ぜた、意欲的なプログラムを展開している。
アート・ユニオンより『シューベルティアーデ』などのCDをリリース。
現在、水戸室内管弦楽団、桐五重奏団、サイトウ・キネン・オーケストラのメンバー。ソロ、室内楽で活躍しているほか、東京音楽大学准教授、フェリス女学院大学非常勤講師として、後進の指導にも当たっている。

店村眞積 Mazumi Tanamura
ヴィオラ
水戸室内管弦楽団団員
6歳よりヴァイオリンを始め、東儀祐二、鷲見三郎、江藤俊哉に師事。コンクール受賞歴を重ね、桐朋学園大学を経て、1976年イタリアに渡り、ピエロ・ファルッリに師事。その後、リッカルド・ムーティに認められ、フィレンツェ市立歌劇場の首席ヴィオラ奏者となる。77年ジュネーヴ国際音楽コンクール第2位入賞。以後帰国するまで、ヨーロッパ各地でソリストおよび室内楽奏者として活躍。多くの音楽祭に招かれ、また桐五重奏団とヨーロッパツアーを行っている。84年に帰国し、読売日本交響楽団ソロ・ヴィオリスト、2001年よりNHK交響楽団ソロ首席ヴィオラ奏者を歴任。11年6月より東京都交響楽団特任首席ヴィオラ奏者。12年9月より京都市交響楽団ソロ首席奏者。
一方、ソリストとして、読売日本交響楽団、NHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、札幌交響楽団、パイヤール室内管弦楽団などと共演。また、サイトウ・キネン・フェスティバル松本、霧島などの音楽祭の常連であり、水戸室内管弦楽団、サイトウ・キネン・オーケストラのメンバー。日本を代表するヴィオラ奏者として、室内楽やソロの分野でも幅広い活躍を展開、CDも数多くリリースしている。
現在、東京音楽大学教授、桐朋学園大学非常勤講師。

堀 了介 Ryosuke Hori
チェロ
水戸室内管弦楽団団員
8歳より齋藤秀雄にチェロを師事。1967年、桐朋学園大学オーケストラ研究生の時、第36回日本音楽コンクール第1位入賞。翌年読売日本交響楽団入団。69年、ウィーン・コンセルヴァトリュームに入学、ニコラス・ヒューブナーに師事。
卒業後、ジュネーヴにてピエール・フルニエに師事。ウィーン/ムジークフェライン・ブラームス・ザールで初リサイタルを開く。72年には、スイスのヴィンタートゥーア「ブラームス・フェスティバル」に招かれる。帰国後は、NHK交響楽団に入団し、79年に退団するまで首席奏者を務める。ソリスト・室内楽奏者としても、国内の各音楽祭(サイトウ・キネン・フェスティバル松本)をはじめ、国外においても各地の音楽祭に出演。
2005年より、久保陽子、弘中孝とピアノ・トリオを結成。08年から09年、浜離宮朝日ホール企画(全3回公演)による、久保陽子トリオ/日本初のベートーヴェン・ピアノ三重奏曲全曲演奏会を開く。
現在、東京音楽大学客員教授として後進の指導に当たる傍ら、水戸室内管弦楽団のメンバーであり、日本音楽コンクールほか、数多くの審査員も務めている。日本チェロ協会副会長。