
©Susumu Yasui
福本茉莉
Mari Fukumoto
オルガン
プロフィール
1987年東京都出身。東京藝術大学にてオルガンを廣野嗣雄、椎名雄一郎に師事。アカンサス音楽賞、同声会賞を得て卒業し、また同大学大学院を、大学院アカンサス音楽賞を得て修了。また、Non-idiomatic-improvisationを佐藤允彦のもとで学んだ。
2011年よりドイツに拠点を移し、Wolfgang Zererに師事。DAAD(ドイツ学術交流会)音楽長期奨学生として2013年にハンブルク音楽演劇大学大学院古楽オルガン専攻を栄誉付き最高点で修了。更に公益財団法人ロームミュージックファンデーションの支援を受け、2016年にドイツ国家演奏家資格を3回の資格試験全て、同じく栄誉付き最高点にて取得。現在は引き続き同大学大学院教会音楽科に在籍し、オルガン即興をJan
Ernstに師事。平成28年度文化庁新進芸術家海外研修員。
これまでに武蔵野、ニュルンベルク(ドイツ)、ブリクセン(イタリア)、ピストイア(イタリア)などのオルガン・コンクールにて優勝を果たしている。
ソリストとして芸大フィルハーモニア管弦楽団、京都市交響楽団(高関健指揮)と協演した他、今シーズンにはビドゴシュチ室内管弦楽団、また来シーズンにはスロヴァキア放送交響楽団との協演が予定されている。
アンスバッハ・バッハ週間、Badiamusica、リエパヤ国際オルガン音楽祭、Allegretto Zilina中欧国際音楽祭、BEAST FEaST(バーミンガム大学)などの招待演奏をはじめ、ルドゲリ教会(ノルデン)、聖ミヒャエル教会(ハンブルク)、聖ヴェンツェル教会(ナウムブルク)、シュヴェリーン大聖堂、シュトゥットガルト僧院教会、バーゼル大聖堂、ブリクセン大聖堂、ザルツブルク大聖堂、ペルプリン大聖堂、モスクワ・カトリック大聖堂、ヤロスラヴリ・フィルハーモニー、バンベルク・コンサートホール、フィルハーモニー・エッセンなどで演奏を重ね、現在ドイツを拠点にヨーロッパ、ロシアそして日本で積極的な演奏活動を行っている。また、NDR(北ドイツ放送局)、BR(バイエルン放送局)、スロヴァキアテレビ放送、TBS、NHK(リサイタル・ノヴァ)との録音のほか、NaxosよりソロCDアルバムが、世界発売されている。
エレクトロニクスとオルガンという新しい分野にも力を注いでおり、これまでにScott Wilson、Rafał Zapała、Lauren Redheadとのコラボレーションを行っている。また、クーリエ・ジャポン『福本茉莉の欧州風琴紀行』の連載やメディア出演など、日本におけるオルガンの啓蒙活動に積極的に取り組んでいる。
現在シュレースヴィヒ・ホルシュタイン声楽家協会混声合唱団指揮者、またハンブルク音楽演劇大学にて即興オルガン演奏実技のチューターを務めている。
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