
ルドルフ・ルッツ
Rudolf Lutz
Organ
プロフィール
ルドルフ・ルッツ(1951年~)は、バーゼル・スコラ・カントルムで歴史的即興演奏法、バーゼル音楽院では通奏低音を教授している。1998年~2008年には、チューリッヒ音楽大学で修辞学を指導した。リヨン国立高等音楽院にも客員講師として招かれている。
ヴィンタートゥール、チューリッヒ、ウィーンで音楽教育を受け、オルガンをジャン=クロード・ツェンダー、アントン・ハイラー、ピアノをクリストフ・リースケ、指揮をカール・エスターライヒャーに師事。
1973年、ザンクト・ガレンの聖ロレンツォ教会のオルガニストに就任。1986年よりザンクト・ガレン室内アンサンブルのリーダーを務め、1986~2008年にはザンクト・ガレン・バッハ合唱団のリーダーも兼務した。
ルッツはコンサートやワークショップで、歴史的即興演奏法のエキスパートとして活躍している。また、定期的に伴奏ピアニスト、チェンバロ奏者、作曲家としても活躍している。2002年にはオラトリオ〈イングリッシュ・クリスマス〉を作曲し、ザンクト・ガレンの聖ロレンツォ教会で初演し、高い評価を受けた。
2007年秋にはバッハ・アルヒーフ・ライプツィヒが主催した国際会議「フェリックス・メンデルスゾーン=バルトルディと同時代のヨーロッパ・オルガン文化」に講師、即興演奏者として招かれた。2007年と2009年、アンスバッハで開催されている名高いバッハ音楽週間に、即興演奏のコンサートで招かれた。
2006年、J.S.バッハ財団の芸術監督に就任し、演奏団体スコラ・セコンダ・プラティカ(アンサンブル&合唱団)を率いて、バッハの合唱作品全曲演奏に取り組んでいる。
日本へは2011年に初来日して以来、2012,13,14,15、16年と毎年訪れており、公演やマスタークラスを行い、いずれも大変な好評を博している。2015年夏には、ミューザ川崎シンフォニーホールでの“フェスタ・サマー・ミューザ”に出演、ジャズピアニスト佐山雅弘氏との即興演奏は絶賛を博し、16年に続き17年7月にはパーカショニストはたけやま裕氏を加えてのトリオも披露した。
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