
©Harald Hoffmann
ハーゲン弦楽四重奏団
Hagen Quartett
ルーカス・ハーゲン(ヴァイオリン)、ライナー・シュミット(ヴァイオリン)、 ヴェロニカ・ハーゲン(ヴィオラ)、クレメンス・ハーゲン(チェロ)
プロフィール
1981年に結成されたハーゲン弦楽四重奏団は、結成後、数年間のうちに様々な室内楽コンクールで受賞を果たし、ドイツ・グラモフォンと専属契約を結び、その後20年で約45枚のCDをリリースした。この録音のおかげで、ハイドンからクルタークまでの幅広い弦楽四重奏のレパートリーを演奏し続けることができ、公演でも魅力的で知的にアレンジされたプログラムが並ぶ。また、同世代の作曲家とも親しく仕事をしており、既存の作品の再演のほか、新作の委嘱・初演を行っている。
ハーゲン弦楽四重奏団にとって、ニコラウス・アーノンクール、ジョルジュ・クルターク、マウリツィオ・ポリーニ、内田光子、ザビーネ・マイヤー、クリスチャン・ツィメルマン、ハインリッヒ・シフ、イェルク・ヴィトマンらとの出会いが、音楽的な視野を広げ、大きな財産となっている。
ザルツブルク・モーツァルテウム、バーゼルの音楽大学のほか、国際的なマスタークラスでも教師・指導者を務めるメンバーたちは、自身の経験を踏まえた芸術を若い音楽仲間に手渡している。
2011年、結成30周年を記念してミリオス・クラシックスからリリースした2枚のCDは権威あるドイツ・エコー賞の最優秀アンサンブル部門を受賞。2012年にはウィーンのコンチェルトハウスの名誉会員に選出された。またモーツァルトの作品(K.387、K.458)を収録したCDはフランスのディアパソン・ドール賞とショック賞のほか、2016年のエコー賞(17/18世紀の室内楽作品部門)を受賞した。
水戸芸術館には1997年、2008年に続いて3度目の登場となる。
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