クリスマス・プレゼント・コンサート2021企画・おはなし:池辺晋一郎
2021年12月25日(土) 16:15開場 17:00開演(19:30頃終演予定)
水戸出身で日本を代表する作曲家・池辺晋一郎の企画とおはなしでお贈りする水戸芸術館の「クリスマス・プレゼント・コンサート」。今年は三味線、金管アンサンブル、ピアノ、声楽の豪華な演奏家たちを迎え、聖夜を華やかに彩ります。毎年恒例のクリスマス・プレゼント・コーナーもお楽しみに!
【出演】
池辺晋一郎(企画・おはなし)、上妻宏光(三味線)、高橋敦、服部孝也(トランペット)、阿部麿(ホルン)、呉信一(トロンボーン)、 金子三勇士(ピアノ)、幸田浩子(ソプラノ)、久保和範(バス・バリトン)、 藤満健(ピアノ)
1st Stage “伝統と革新”の津軽三味線
◎上妻宏光(三味線)
青森県民謡: 津軽じょんから節(旧節)
上妻宏光:紙の舞
青森県民謡:津軽よされ節
コンサートの幕開けを飾るのは、ソロデビュー20周年を迎えた茨城県出身の上妻宏光のステージ。上妻は幼少の頃より磨かれた技術で純邦楽界から高い評価を受ける一方、邦楽の枠を超えた国内外のアーティストと共演を重ねる“ 伝統と革新”の求道者として、津軽三味線の可能性を追求し続けている演奏家です。今回は津軽三大民謡から2曲、そして唯一の愛弟子であった志村けんが、この曲を聴いて弟子入りを決意したという〈紙の舞〉をお届けします。
2nd Stage 金管の名手たちの饗宴
◎高橋敦、服部孝也(トランペット)、阿部麿(ホルン)、呉信一(トロンボーン)
池辺晋一郎: バイヴァランスⅨ 2人のトランペット奏者のために
辻峰拓: アドヴェント ~2声のための~(ホルン&トロンボーン)
3 つのクリスマス・キャロル(金管四重奏)
ひいらぎ飾ろう、神が歓びくださるように、クリスマスおめでとう
第2ステージでは水戸室内管弦楽団のゲスト奏者としてもお馴染み、金管楽器の名手たちのアンサンブルをお楽しみください。トランペットの高橋敦と服部孝也は、2012年に高橋が初演を務めた池辺晋一郎〈バイヴァランスⅨ〉を、ホルンの阿部麿とトロンボーンの呉信一は、吹奏楽作品の作編曲で活躍する辻峰拓がこのコンサートのために書き下ろしたデュオ作品を披露。そして最後には名手4人が一堂に会し、クリスマス・キャロルの名曲でクリスマス気分を盛り上げます!
★クリスマス・プレゼント・コーナー
毎年大好評! サンタクロースからのプレゼントが当たる抽選会です。皆様の座席番号でくじ引きを行います。
3rd Stage リストの魂を受け継ぐピアニスト
◎金子三勇士(ピアノ)
ショパン: 練習曲 ハ短調 作品10の12〈革命〉
夜想曲 変ホ長調 作品9の2
J.S. バッハ: 平均律クラヴィーア曲集 第1巻より 前奏曲 第1番 ハ長調
シューマン=リスト:献呈
リスト:ラ・カンパネラ
日本とハンガリーにルーツを持つピアニスト・金子三勇士は、フランツ・リストが創設した国立リスト音楽院大学に飛び級で11歳の時に入学、16歳まで研鑽を積み、リスト作品の演奏を中心に高い評価を受けています。今回はダイナミックな表現力と繊細な歌心が発揮されるショパン作品と、静謐な祈りを感じさせるJ.S. バッハの前奏曲、シューマンの歌曲をリストが編曲した〈献呈〉、そして彼の本領発揮、鐘の音をピアノの超絶技巧で表現した〈ラ・カンパネラ〉という魅力あふれるプログラムをご堪能ください。
4th Stage ソプラノ&バス・バリトン 魅惑の歌声
◎幸田浩子(ソプラノ)、久保和範(バス・バリトン)、藤満健(ピアノ)
プッチーニ: オペラ〈ジャンニ・スキッキ〉より “ 私のお父様”
オペラ〈つばめ〉より “ドレッタの夢”
モーツァルト: オペラ〈ドン・ジョヴァンニ〉より “ 窓辺にいでよ”
オペラ〈フィガロの結婚〉より “もう飛ぶまいぞ、この蝶々”
レハール:オペレッタ〈メリー・ウィドウ〉より “ 唇は黙しても”
藤満健 編曲:クリスマス・メドレー
最後にお届けするのは、我が国のオペラ界第一線で活躍する2 人の歌手による声楽ステージ。心が洗われるようなピュアな声で聴く人を魅了し続けているソプラノ・幸田浩子は、恋心を歌ったプッチーニのアリアを、深く温かく包容力のある声が魅力のバス・バリトン・久保和範は、色気とユーモアに富んだモーツァルトのアリアをお届けします。続いて大人の恋愛を描いたオペレッタの傑作〈メリー・ウィドウ〉から二重唱、そして最後には歌手たちから厚い信頼を得ている藤満健がアレンジを手掛けたクリスマス・メドレーで、聖夜のコンサートを締めくくります!
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