水戸市民会館開館記念事業・水戸芸術館連携事業サイトウ・キネン・オーケストラ ブラス・アンサンブル2023セイジ・オザワ 松本フェスティバル 特別公演
2023年8月30日(水) 18:30開場・19:00開演
【出演】
サイトウ・キネン・オーケストラ ブラス・アンサンブル
ガボール・タルコヴィ(トランペット)
カール・ゾードル(トランペット)
高橋敦(トランペット)
服部孝也(トランペット)
アンドレイ・ズスト(ホルン)
勝俣泰(ホルン)
阿部麿(ホルン)
ワルター・フォーグルマイヤー(トロンボーン)
新田幹男(トロンボーン)
ヨハン・シュトレッカー(バス・トロンボーン)
ピーター・リンク(チューバ)
竹島悟史(ティンパニ&パーカッション&ピアノ)
【曲目】
●第1部
ヤナーチェク:〈シンフォニエッタ〉より “ソコル・ファンファーレ”
プレトリウス:〈テレプシコーレ舞曲集〉より
J.S.バッハ:〈アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳〉より “御身が共にいるならば” BWV508(伝G.H.シュテルツェル)
サン=サーンス:交響曲 第3番 ハ短調 作品78「オルガン付き」より 終楽章
●第2部
ピアソラ:〈ブエノスアイレスのマリア〉より
ガーシュウィン:〈ポギーとベス〉より
バーンスタイン:〈ウェスト・サイド・ストーリー〉より

©大窪道治
サイトウ・キネン・オーケストラ ブラス・アンサンブル
Saito Kinen Orchestra Brass Ensemble
プロフィール
サイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)の金管とティンパニ&打楽器セクションによるブラス・アンサンブル。2015年「セイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF)」の室内楽コンサートである「ふれあいコンサート」を機に結成され、このコンサートの熱演を目の当たりにした聴衆から再演を熱望する声と“この仲間ともっと演奏したい”というメンバーの思いが重なり、2017年1月にサイトウ・キネン・オーケストラ ブラス・アンサンブルと名を冠し、全国4都市(東京・松本・広島・水戸)を回るツアーを敢行。2019年にはツアー規模を拡大、全国7都市(東京・松本・東海・大阪・広島・水戸・いわき)にて公演を行い大成功を収めた。2022年にも東京と水戸で公演を行い。大きな反響を呼んだ。
このアンサンブルの魅力は、それぞれ粒ぞろいのメンバーたちが強い個性を持ちながらも、それを抑えて合わせるのではなく、各々の「表現したいこと」をぶつけ合うことで化学反応を起こしながら調和していく面白さである。それは、毎年松本で一夏を共に過ごす仲間としての信頼関係、なにより小澤征爾のもとに集う盟友であるゆえの、音楽に対する考え方、感じ方が同じ方向を向いていることから引き出されている。世界トップクラスのプレイヤーたちと日本が世界に誇る金管打楽器奏者の融合は、従来の金管アンサンブルの概念を超えた多彩な音色と表現で、“まるでオーケストラのような、荘厳かつ華麗なサウンド“を魅せてくれる。
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ガボール・タルコヴィ
Gábor Tarkövi, Trumpet
トランペット
プロフィール
1969年ハンガリーのエステルゴムで音楽家の家系に生まれる。2004〜2019年ベルリン・フィル首席奏者。2018年よりベルリン芸術大学にて教鞭をとる。ウィーン=ベルリン・ブラス・クインテットなどの室内楽奏者として、またソリストとしてヨーロッパ各地、アメリカなどで多く出演している。
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カール・ゾードル
Karl Sodl, Trumpet
トランペット
プロフィール
1980年オーストリアのフュルステンフェルト生まれ。グラーツ音楽大学でハンス=ペーター・シューに師事。2002年にEUユース管のオーディションに合格。2006年よりグラーツ歌劇場およびグラーツ・フィル首席奏者。グラーツ国立音楽大学客員講師。
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高橋敦
Osamu Takahashi, Trumpet
トランペット
プロフィール
洗足学園大学卒業。トランペットを津堅直弘、関山幸弘、佛坂咲千生の各氏に師事。第65回日本音楽コンクール第1位。第13回日本管打楽器コンクール第1位。東京都交響楽団首席奏者。第67回ミュンヘン国際音楽コンクール審査員。洗足学園音楽大学客員教授、東京音楽大学講師。
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服部孝也
Takaya Hattori, Trumpet
トランペット
プロフィール
1993年愛知県立芸術大学卒業、桑原賞受賞。同年新日本フィルハーモニー交響楽団に入団。1998年より首席奏者となる。2019年に25年間在籍した新日フィルを退団し、現在、昭和音楽大学准教授、なぎさブラスゾリステン、尚美ミュージックカレッジ専門学校コンセルヴァトアール ディプロマ科 非常勤講師。
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アンドレイ・ズスト
Andrej Žust, Horn
ホルン
プロフィール
スロヴェニア生まれ。リュブリャナ音楽院でボスティアン・リポヴシェクに師事。ヘルマン・バウマン、ラドヴァン・ヴラトコヴィチなどの名ホルン奏者から薫陶を受け、2004年スロヴェニア・フィル首席奏者、2011年よりベルリン・フィルハーモニー管弦楽団奏者。室内楽奏者としても積極的に活動している。
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勝俣泰
Yasushi Katsumata, Horn
ホルン
プロフィール
東京都出身。東京藝術大学卒業、同大学院修了。1999年新日本フィルハーモニー交響楽団に入団。2001年より文化庁派遣在外研修員としてロベルト・シューマン音楽大学に留学、最高位ディプロマを取得。2006年よりNHK交響楽団団員。洗足学園音楽大学客員教授。東京音楽大学、東京藝術大学非常勤講師。
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阿部麿
Maro Abe, Horn
ホルン
プロフィール
国立音楽大学卒業。桐朋学園大学研究科修了。第17回日本管打楽器コンクール最高位。第71回日本音楽コンクール第1位。ソリストとして、東京交響楽団、新日本フィルをはじめ、様々なオーケストラと共演。国立音楽大学および同付属高校の講師。
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ワルター・フォーグルマイヤー
Walter Voglmayr, Trombone
トロンボーン
プロフィール
1973年オーストリアのリート・イム・インクライス生まれ。バイエルン州立歌劇場、ベルリン放送響を経て、2000年よりウィーン交響楽団ソロ・トロンボーン奏者。2012年よりグラーツ音楽大学客員教授。プロ・ブラス、ウィーン・トロンボーン・カルテット等、室内楽でも活躍している。
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新田幹男
Mikio Nitta, Trombone
トロンボーン
プロフィール
NHK交響楽団首席トロンボーン奏者。2019年には、アレッシ・セミナー・アジアにジョゼフ・アレッシのアシスタントインストラクターとして招聘された。東京音楽大学特任教授、大阪音楽大学客員教授、ハイブリッド・トロンボーン四重奏団、Trio Diesel、Brass code12メンバー。
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ヨハン・シュトレッカー
Johann Ströcker, Bass Trombone
バス・トロンボーン
プロフィール
ウィーン国立歌劇場管弦楽団及びウィーン・フィルハーモニー管弦楽団奏者。グラーツ国立音楽大学教授。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団、サンタ・チェチーリア国立アカデミー管弦楽団などにも客演を重ねている。
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ピーター・リンク
Peter Link, Tuba
チューバ
プロフィール
1995年よりアメリカ陸軍音楽隊としてキャリアを開始。シカゴ交響楽団、ボストン交響楽団、シンシナティ交響楽団、デトロイト交響楽団、シアトル交響楽団等で演奏、録音、ツアーを行ってきた。2008年より仙台フィルハーモニー管弦楽団首席奏者。2022年より京都市交響楽団のメンバー。
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竹島悟史
Satoshi Takeshima, Timpani & Percussion & Piano
ティンパニ&パーカッション&ピアノ
プロフィール
東京藝術大学卒業。第13回日本管打楽器コンクール第2位。2003年よりNHK交響楽団打楽器奏者。現代音楽やジャズなどスタイルやジャンルの枠を超えた幅広い分野で活動するとともに、ピアニストや作編曲家としての顔をも持ち、体温の宿る音を常に生み続ける、気鋭の“音楽家”である。
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