バンジャマン・アラール
Benjamin Alard
Organ
プロフィール
フランスのノルマンディー地方に生まれる。7歳でピアノを始め、ルーアン地方音楽院でルイ・ティリーとフランソワ・メニシエにオルガンを師事。パリではエリザベート・ジョワイエからチェンバロを学び、2003年にバーゼルへ渡りスコラ・カントルムでイェルク=アンドレアス・ベッティヒャー、ジャン=クロード・ツェンダー、アンドレア・マルコンに師事。2004年、古楽の最高峰と言われるブルージュ国際古楽コンクール第1位および聴衆賞を獲得。さらに2007年ゴットフリート・ジルバーマン国際オルガン・コンクール第1位およびヒルデブラント特別賞を受賞。
鍵盤の名手として注目を集め、フランス内外でチェンバロおよびオルガン・リサイタルを行うほか、室内楽の演奏活動も行っている。2021年エマニュエル・パユ(フルート)と来日、デュオ・リサイタルを行い、2022年には浜離宮朝日ホールでチェンバロ・リサイタルを行い極めて高い評価を獲得した。
ラ・フォル・ジュルネ、モンペリエ音楽祭、バッハ音楽祭をはじめとする著名音楽祭に出演するほか、シギスヴァルト・クイケンが創設したラ・プティット・バンドの通奏低音奏者としても活躍。また、2005年よりパリのサン=ルイ=アン=リル教会の正オルガニストを務めている。
現在、J.S.バッハ鍵盤作品全集の録音に取り組んでおり、これまでに第8集までがハルモニア・ムンディよりリリースされている。
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