チケット

【重要なお知らせ】

音楽部門の取組み
コンサートホール ATM

ご挨拶

音楽には人を励ましたり、精神の統一を高めたりする力があります。アスリートたちが競技開始の直前までイヤホンで音楽を聴いている姿を見ると、「音楽の効能」というようなことを考えさせられます。

音楽は祈りから発した、という考えにも同意します。小澤征爾前館長は水戸室内管弦楽団とともにバッハの「G線上のアリア」を、しばしばお祈りの音楽として演奏しました。あれほど清らかな魂の讃美があったでしょうか。

一方で、よくわからないけれども、その空間に響き、束の間、消えてゆく音があります。意味があるのか、ないのか。ひたすら耳を傾け、感じるより他ありません。その音が人の心に波紋のように広がっていったら、その経験は一生の宝物になるかもしれません。

音楽は、斯様に語り尽くせぬほど多様であり、さまざまな価値観によって今この時にも生まれ続けています。水戸芸術館音楽部門は、一切の妥協を排し、音楽固有の美を真摯に追い求めていくことに心血を注ぎたいと思います。アーティストには音楽を作るためのベストな環境を用意し、お客様には音楽家が命を賭して発している音を余さず聴取していただけるような空間をご提供いたします。

水戸室内管弦楽団をはじめとする専属楽団の公演でも、気軽に音楽と触れ合っていただける「ちょっとお昼にクラシック」シリーズでも、「0歳からのオルガン・コンサート」など子どもたちを対象とした数々の事業でも、このことは音楽部門の原則です。

水戸芸術館音楽部門
芸術監督 関根哲也

音楽部門について

芸術監督および専任の制作スタッフ(学芸員)が、魅力あふれる多彩な音楽公演を企画・制作しています。専属楽団「水戸室内管弦楽団」の定期演奏会をはじめ、世界で活躍するアーティストによる演奏会や地域の演奏家を紹介する企画、子どもたちに向けたプログラムなど幅広い内容の公演を行っています。

音楽部門の取組み

●多彩な自主企画

世界最高水準の演奏を
よりいっそう身近に

●創作体験・学びの場

魅力ある音楽体験を
すべての世代へ

●地域の人々との連携

地域の演奏家と共に、
まちの音楽文化を豊かに

専属楽団の運営

音楽紙VIVOの刊行